Lucky 7 「ロンクーさん、しゃがんでください。」 「?」 「いいから。」 言われるがままにしゃがんでくれた彼の頭を撫でる。 優しい手つきとは言えず、ぐりぐりと。 何がなんだかといった顔で見上げてくる彼が可愛くて仕方ない。庇護欲を駆り立てるとでも言うのだろうか、母性本能を擽られた。 「ルフレ、」 「はい。」 「……何がしたいんだ?」 「ええっと、ロンクーさんを撫でたかったんです。」 「……」 夫婦として契りを交わし、身も心も全てを捧げた彼でも呆れるらしい。いや、不可解な行動をしているのは此方なのだけど。 一連のやり取りを終え、再度頭を撫でる。ぐりぐり、わしゃわしゃ。 矢張りお世辞にも繊細さと言うものは、ない。 ふ、とロンクーの口から笑みにも取れる吐息が零れた。 笑いましたか、と訊いても答えはない。その代わり、太く逞しい両腕が腰を抱き寄せる。 「う、わ!?」 不意を突かれそのまま引き寄せ、抱き寄せられ、身動きが取れない。そのままぎゅう、と音が出そうなほどに抱きしめられた。ちょっとだけ、痛い。 けれど、嫌だなんて感情は一切頭を過ぎることはなかった。それだけ愛しているから。 「ルフレ。」 「はい。」 「……お前だけを、愛している。」 「ふふ、私もです。ずっと……ずっと、ロンクーさんだけを愛していますよ。」 |