重大発表があるとスマブラメンバーが全員呼び出されて行ってみれば、あの気絶していた男の子がガノンと一緒に大広間の前方の真ん中に立っていた。
あの後、ワドルディやらキノピオやらにお世話してもらって回復したようだったけど、困惑しているようで、少し怯えていた。
ガノンの説明によると、気絶していた男の子はルフレといい、イーリス大陸とかいう聞いたことのない大陸出身で軍師をやっている人みたいだった。服装や持っている武器等を見ると、どことなくマルスと近い雰囲気を感じた。

「ということで、彼をスマッシュブラザーズのメンバーに迎え入れることにする」

当然の流れといえばそうだった。この世界に突然来た人は必ずこのメンバーに加わった。それでも新しく人が入るのは久しぶりで、しかも空から降ってきたようだったから皆驚きながらも、拍手で優しく迎え入れた。
ルフレ君は何度も会釈をしながら皆を見渡し、私から少し離れた所にいるマルスを見た瞬間口をあんぐり開けた。

「ルキナ!」

聞いたことのない名前を呼びながらマルスに走り寄っていった。マルスはマルスで剣を抜こうとして周りに止められていた。

「あれ? ちょっと雰囲気が違うな。ルキナじゃない……?」

「僕はマルスだけど」

「ええええっ! あの伝説の英雄王のマルスさんですか!」

どうやらルフレ君とマルスの世界には繋がりがあるようだった。暫く二人で話し込んでいるので、自分の部屋に戻ることにした。途中緑色の物体が鼻血を出しながら「さっきはごめん」等と話しかけてきたけれど、心を無にして取り合わずに部屋に戻った。
新しい人の参戦に何か得体の知れぬ不安を感じた。やっと詰めたマルスとの距離が遠のく気がした。
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