Helen
※プロシュート死亡
※モブと寝る夢主(オーラル描写注意)
私を拾ってくれたプロシュートという男について一つ特筆することがあれば、彼はいつも力を持て余しているような人だったということだ。表では何も発散できないからココにいる、と彼はよく言っていた。
「ココでは発散できてるの?」
私が14歳の時──言葉が話せるようになって3年目のことだ──ふと聞いてみた。
「途中まではそうだった。今は足枷を付けられて身動きできねえが、オレは絶対諦めねえ。この力で誰よりも上に行く。オレは雄だからな。常に挑戦し続ける」
「じゃあ、雌の私は?」
「オレに飼われてろ」
「モンスターを飼いならせられる?」
「オメーがモンスターならオレだってそうだ。つまりは……わかるだろ?」
周りが私を怪物だと言うなか、プロシュートだけは私を人間扱いして、人間になれるように育ててくれた。
それまでの私は両親にネグレクトされ、社会から完全に断絶された環境で育った所為で善悪の概念がなかった。
ギャングのプロシュートは悪いことを悪いとわかってしていたけど、私は善悪の基準を何も持たずに悪いことをしていたし、平気で人前で自慰をしていた。それが恥ずかしいことだって知らなかったから。
「オメーは猿か?それとも狼に育てられたのか?違うだろ?オメーは人間にまともに育てられなかった人間だ。だから人間らしくしろ」
恥や倫理観を覚えさせる為にプロシュートはいつも私を叱ってくれた。時折痛いこともされたけど、それは教育上仕方のないことだった。お陰で私は人間になれたから今では感謝してるし、この世の誰よりもプロシュートを深く愛している。
そう。私はプロシュートを愛している。
プロシュートは自分に自信があって、自分ならなんでもできると信じていた。そんな人がわざわざ私のような怪物を拾い、惜しみなく愛と時間とお金を注いで大切に育ててくれた。
怪物の私が人間になるにつれ、彼に感じるのは温かみや親しみのある愛や、心臓が押しつぶされてしまいそうな気持ちになる程の息苦しい恋心だった。
それを自覚して想いを告げる前にプロシュートは亡くなった。彼からの想いだって何も聞けなかった。ただ彼はいつだって私を人間として、家族として愛してくれていた気がする。でも私を置いて死んでしまった時点でそこまで愛してくれていなかった可能性もある。或いは沢山持っていた愛以上に力を持ち過ぎていたのかもしれない。
それから数ヶ月して、私はまたモンスターに戻ってしまった。
理性なく男性の体を求め、貪り、満たされなくて、次を求めては貪るを繰り返していた。いくら繰り返しても満たされないのだから、終わりがない。
プロシュートが今の私を見たら怒ってくれるのかな。いやむしろ、プロシュートに怒られたくてタカが外れてしまったような気がする。
「お兄さん、彼女いるの?」
ベッドの上、裸の私の上に跨るブロンドの男性が指輪をサイドテーブルに置くのを見て聞いた。
「彼女というか先月結婚した妻が……」
「ふーん。結婚かあ」
思えば、結婚というものを一度経験してみたかった。一瞬でもプロシュートの花嫁になれたら、私はずっと良い子でいられたのかな。
「ナマエちゃんは彼氏いないの?」
「一度もいたことないけど、好きな人はひとりだけいたよ……でも、この前死んじゃった」
「……嫌なこと聞いてごめんね。お詫びに舐めてあげるよ」
お尻を高く持ち上げられて脚の間に顔を埋められた。
凄く気持ち悪くてイケナイことをされている気分だ。私がこんな気持ちの悪いことをされていると知ったらプロシュートは怒ってくれるのかな。「オメーは理性のねえ猿か?」て。
「気持ちいい?舌も挿れてあげるね」
「んぅ……」
──ほらほら、プロシュート、早く私を叱りに来てよ。私、今既婚者に身体を差し出して大事なところに気持ちの悪いものを挿れられてるよ。だから、この前私が蹴飛ばした墓石の下から蘇って私を叱って殴り飛ばしてよ。またいっぱい怒鳴りつけて悪いこととイケナイことをちゃんと教えて私を人間に戻してよ。サリヴァン先生がいなくなったら、怪物は人間になれないんだから。
※モブと寝る夢主(オーラル描写注意)
私を拾ってくれたプロシュートという男について一つ特筆することがあれば、彼はいつも力を持て余しているような人だったということだ。表では何も発散できないからココにいる、と彼はよく言っていた。
「ココでは発散できてるの?」
私が14歳の時──言葉が話せるようになって3年目のことだ──ふと聞いてみた。
「途中まではそうだった。今は足枷を付けられて身動きできねえが、オレは絶対諦めねえ。この力で誰よりも上に行く。オレは雄だからな。常に挑戦し続ける」
「じゃあ、雌の私は?」
「オレに飼われてろ」
「モンスターを飼いならせられる?」
「オメーがモンスターならオレだってそうだ。つまりは……わかるだろ?」
周りが私を怪物だと言うなか、プロシュートだけは私を人間扱いして、人間になれるように育ててくれた。
それまでの私は両親にネグレクトされ、社会から完全に断絶された環境で育った所為で善悪の概念がなかった。
ギャングのプロシュートは悪いことを悪いとわかってしていたけど、私は善悪の基準を何も持たずに悪いことをしていたし、平気で人前で自慰をしていた。それが恥ずかしいことだって知らなかったから。
「オメーは猿か?それとも狼に育てられたのか?違うだろ?オメーは人間にまともに育てられなかった人間だ。だから人間らしくしろ」
恥や倫理観を覚えさせる為にプロシュートはいつも私を叱ってくれた。時折痛いこともされたけど、それは教育上仕方のないことだった。お陰で私は人間になれたから今では感謝してるし、この世の誰よりもプロシュートを深く愛している。
そう。私はプロシュートを愛している。
プロシュートは自分に自信があって、自分ならなんでもできると信じていた。そんな人がわざわざ私のような怪物を拾い、惜しみなく愛と時間とお金を注いで大切に育ててくれた。
怪物の私が人間になるにつれ、彼に感じるのは温かみや親しみのある愛や、心臓が押しつぶされてしまいそうな気持ちになる程の息苦しい恋心だった。
それを自覚して想いを告げる前にプロシュートは亡くなった。彼からの想いだって何も聞けなかった。ただ彼はいつだって私を人間として、家族として愛してくれていた気がする。でも私を置いて死んでしまった時点でそこまで愛してくれていなかった可能性もある。或いは沢山持っていた愛以上に力を持ち過ぎていたのかもしれない。
それから数ヶ月して、私はまたモンスターに戻ってしまった。
理性なく男性の体を求め、貪り、満たされなくて、次を求めては貪るを繰り返していた。いくら繰り返しても満たされないのだから、終わりがない。
プロシュートが今の私を見たら怒ってくれるのかな。いやむしろ、プロシュートに怒られたくてタカが外れてしまったような気がする。
「お兄さん、彼女いるの?」
ベッドの上、裸の私の上に跨るブロンドの男性が指輪をサイドテーブルに置くのを見て聞いた。
「彼女というか先月結婚した妻が……」
「ふーん。結婚かあ」
思えば、結婚というものを一度経験してみたかった。一瞬でもプロシュートの花嫁になれたら、私はずっと良い子でいられたのかな。
「ナマエちゃんは彼氏いないの?」
「一度もいたことないけど、好きな人はひとりだけいたよ……でも、この前死んじゃった」
「……嫌なこと聞いてごめんね。お詫びに舐めてあげるよ」
お尻を高く持ち上げられて脚の間に顔を埋められた。
凄く気持ち悪くてイケナイことをされている気分だ。私がこんな気持ちの悪いことをされていると知ったらプロシュートは怒ってくれるのかな。「オメーは理性のねえ猿か?」て。
「気持ちいい?舌も挿れてあげるね」
「んぅ……」
──ほらほら、プロシュート、早く私を叱りに来てよ。私、今既婚者に身体を差し出して大事なところに気持ちの悪いものを挿れられてるよ。だから、この前私が蹴飛ばした墓石の下から蘇って私を叱って殴り飛ばしてよ。またいっぱい怒鳴りつけて悪いこととイケナイことをちゃんと教えて私を人間に戻してよ。サリヴァン先生がいなくなったら、怪物は人間になれないんだから。