X.再会 -relentless-

珍しく街の風景が明るい。
お天道様の下で見る中王区の街並みは、夜とは雰囲気が全く違う。
流れるビル群や高架橋を思わず車窓に貼り付いて、その物珍しさに忙しなく視線を動かす。

「ふっ…」

隣から、小さく笑う声が聞こえた。
振り返ると、無花果様が優雅に足を組みながら笑っていた。

「…何か」

「いや、随分と物珍しそうに見ているものでな」

まるで子どものようだと言わんばかりに可笑しそうに笑う無花果様。
それすらも様になっていて憎むに憎めない。
たかが朝昼の街の様子に私がここまで興奮しているのは一体誰のせいなんだと思わなくもないので、とりあえずムッとした表情は隠さずにしておいた。

「まぁそうむくれるな。
今こうして出してやっていることを光栄に思えよ?」

…それは確かにそうだ。
中王区に連れ戻されてからというもの、外に出されるのは夜ばかり。
完全に夜型の生活習慣になっていたところ突然起こされた。
睡眠時間からしてまだいつもの時間ではないと、不思議に思って出てみればこれだ。
本物の太陽!
真っ青な空!
色とりどりのライトに色付けされていない、ビルや家々!
どれも久しぶりに目にしたものだ。

「はい。ありがとうございます」

恐らく勘解由小路無花果だから実現した事だ。
幼い頃の父親や研究者のことを思い返して余計にそう感じた。
彼女は一見冷酷無比な独裁者の様に見えるが、ちゃんと血の通った暖かさを持つ人間なのだ。
こうして(人のことを馬鹿にしてはいるが)笑顔を見せているのも、そのことを表していると思う。
それを踏まえて素直にお礼を言えば、何故か目を丸くして見つめ返された。

「……何です」

「はは、お前は本当に純粋なんだな。
…いや、それとも本物の阿呆なのか?」

何故。
私はお礼を言っただけなのにこの言われよう。
久方ぶりに他者から言われた「阿呆」という言葉に締め付けられた胸の内から目をそらして、再び窓の外に視線を移した。

大きな液晶の街頭テレビは夜と変わらず忙しなく動いていた。
下を流れる電子文字にディビジョン対抗!という文字が映し出されていた。
車のスピードではそれを読むだけで精一杯だったが、そう言えば何やら街角の広告や旗にもそんなことが書かれていたような。
盛り上がりや規模から言って、何やら大きな催し物が開催されるようだ。

――ディビジョン対抗…。

何か引っかかるが、頭をひねっても答えが出てくるはずもない。
もやもやする思考を切り替えて、座席に真っ直ぐ座り直した。

「それで、どこに行くんですか。
こんな日のある内に」

「そうだな。夜までにお前をこうして連れ出したのは、これで2度目か。
…随分愉快な散歩をしていたそうじゃないか」

そう言われて呼び起こされるのは、少し前に"散歩"と称して中王区の外へ2時間だけ連れ出された時のこと。
夕陽ももうじき沈み、宵闇が追いかけるように空を覆い始めていた情景を思い出す。
それをそのまま写したかのような海の凪を、潮風を、みなとみらいの風景をつい昨日のことのように感じる。

――その時、港付近を歩いていたらチンピラに絡まれたっけ。

正確には、チンピラに絡まれている女性3人組を見つけてしまったのだ。
コンテナの影にはチンピラの仲間らしき人影がぽつぽつと見えるし、何ならその内の何人かは違法マイクと思しきものを握っていた。
外に出してもらっている手前、派手な行動は避けた方がいいと頭では分かっているものの、体が勝手に動いたものだから仕方ない。
心の中でまた「私のあほ」と唱える羽目になったというわけだ。
申し訳なく思いつつ目撃者に全員精神干渉して記憶を消させてもらったところで、中王区からの迎えの車が来た。
まるで図ったかのようなタイミングに、もしやこれも実験の1つだったのかもしれないと勘ぐった。
この人ならやりかねない。
隣でスマートに美しく、しかし尊大なオーラを纏って座る無花果様を横目で窺った。

「今日はお前にとっておきのプレゼントがある」

そんな視線をものともせず、無花果様は相変わらず感情の読めない声で言った。

「…プレゼント?」

「そうだ。
そのために、まずは"壁"に向かう」

高い高速道路をくぐると、青空をバックにそびえ立つ壁が見えた。
中王区と他の区を隔てる巨大な影。
そこにいったい何があるというのだろうか。


車を降りてみれば、そこは中王区唯一といっていいほどの正式な出入口。
大きな道路が敷かれ、脇には大中小様々なスピーカーや痛々しい鉄線が張り巡らされている。
出入口、というよりかはもはや関所か何かだろう。
17時にこの関所は、重くて厚い門扉に閉ざされる。
監視は24時間体制。
ここを通れるのは政府から出された中王区の住民証や許可証を持つ者のみ。
ここに降ろされたのは初めてだ。
ヨコハマに行った時には通るだけだった門も、改めて見ると圧倒される。

警備員たちは妙にピリピリしていた。
無花果様がいるのだから当然かとも思ったが、どうもそれだけではないらしい。
中王区と外の出入りはそんなに頻繁に行われるものではない。
重大なイベントでもあるのだろうか。

……というか、門扉の受付窓口より向こうから、何やらやいのやいのと野太い声が聞こえる。
これまた珍しい。
中王区に男性が入るのか。
その声が無花果様にも届いたのか、彼女は呆れたようなため息をついて何人かの共付きを連れて門の方に向かっていった。

「ななし、ついて来い」

「え、は、はい…」

近付けば近付くほど、その野太い声が大きくなる。
どうやら大声で言い合っているようだ。
通りで警備員もピリピリするわけだ。

その時、向かう先からヒプノシスマイクの起動音が聞こえた。

「え…!?」

アップテンポなビート音が始まる。
小さく驚きを口にしたのと同時に、嫌な予感がした。
まさか…。
中王区に連れ戻される直前、彼から打ち明けられた内容が記憶を駆け抜ける。
無花果様のヒール音が大きくなったのを感じながら、期待と不安で綯い交ぜになった胸元を握りしめた。

厚い門扉の影を潜ると、暴力的なリリックの数々が鮮明に聞きとれた。
やはりヒプノシスマイクを使ってラップバトルをしている。
こんな所でマイクを使うなんて、どういう神経をしているのだろう。
大階段の下の広場で戦いを繰り広げているだろう見えない人たちを思って、目の前の無花果様の背中を見ながら無駄に冷や汗をかく。

「ななし。
お前なら打ち消すことが出来るな?」

冷や冷やしている中突然声をかけられて肩が跳ね上がった。
打ち消す…このヒプノシスマイクの効果をかき消すということだろう。
対象が限定されている上に効果範囲も狭い。この程度なら一音で片付く。
可能ではあるが、この混沌とした状況に突っ込んでもいいのだろうか。

伺い立てるように無花果様を見遣るが、一瞥されただけだった。
無言で返事を催促され、「はい…」と答えるだけ答えた。
息を吸う。
喉を震わせ、ハイトーンの音を生み出す。
目に見えない音が波となって、ヒプノシスマイクから発せられているビートや拡張された音波とぶつかり合う。
それらはぐにゃりと曲がって霧散した。音同士が相殺された確かな手応えを感じ、音を止めた。かすみそうになった意識をしっかり保つ。

「そこまでだ、下郎ども!」

ヒプノシスマイクの効果が消えたのをみて、無花果様は声を張り上げた。
威圧感のあるその声に、多くの人間の視線が集まったようだ。
流石勘解由小路無花果様…。
その貫禄に呆気にとられていると、当の無花果様に腕を掴まれた。
驚く間もなく隣に並び立てられる。

――視界に飛び込んできたのは、十数人の男の人たちだった。
中でも、強烈に目を引いたのは、3人組―MAD TRIGGER CREWの姿だった。
そのメンバーの中には、勿論、あれは、きっと、幻でもなくそこに居て――

「ッ銃兎…!!」

銃兎と目が合った瞬間、喉の奥の方で何かが弾けた。
見開かれた彼の目に、相変わらず美しく輝くエメラルドみたいな瞳に、涙がこみ上げる。
私の足が、意思よりもはやく動き出す。

銃兎…銃兎だ…!

走り出した鼓動と足は、だがあっさりと絡め取られてしまった。
体がつっぱり、すぐに強い力で首輪を後ろに引かれる。

「……ぅッ!」

喉元を締られ息が詰まった。
無花果様に着けられている首輪が肌に食いこむ。

「――大人しくしろ。まだエサの時間ではないぞ?」

「ななし…!?
オイてめぇ。そいつ離しやがれや」

――左馬刻さんだ。
銃兎と同じ、M.T.Cのリーダーで、昔有名なグループにいた人。
銃兎の紹介で何度か会ったことがある。

その左馬刻さんの罵声で正気に返ったのか、銃兎が慌てて彼の肩を後ろから掴んだ。

「…ッ馬鹿野郎!
彼女は内閣総理大臣補佐官および警視庁警視総監、行政監察局局長の勘解由小路無花果だ!
あいつの指先一つで、俺らなんてどうとでもできる!大人しくしてろ…!」

『俺ら』。
そこには明確に、私のことも含まれていることが分かる。
それを察したのか、理鶯さんが尚も大声で暴言を吐く左馬刻さんを羽交い締めにして下がらせた。

左馬刻さんも理鶯さんも相変わらずな様子で、少し安心する。
そう。
彼女―無花果様に盾つけば、ひとひねりのもと潰される。
この人の政治や立場、権力は盤石だ。
左馬刻さん本人は勿論のこと、彼の家族である妹さんまで諸共消される可能性だってあるのだ。

多分、銃兎はそのことを理解している。
だから何も言い出せずにいるのだ。

それで、いい。
それでいいのだ。
むしろここで一悶着起こせば、無花果様がどう出るか分からない。

首元の痛みが、私を冷静にさせる。

困惑、混乱、戸惑い、焦りや心配が複雑に混じった瞳でこちらを見上げる銃兎に、私は精一杯口角を上げて笑ってみせた。
私は心配ないと。
貴方はどうか冷静になって、と。

「これだから野蛮な男どもは。
おい入間!」

無花果様の口から飛び出た名前に、私の肩も僅かに上がる。
せっかく抑えていた声が息となって、僅かに口元からもれ出る。
反射的に手で塞いだ。
銃兎も驚いたように、「は、はい。…なんでしょうか」と答えた。

「その理性のタガが外れた獣は、お前のチームのリーダーだろう」

「その通りです」

「明日、テリトリーバトルがある。
今回は見逃してやるが、2度目はないぞ!」

「…重々、承知しております」

機械的に行われる応答に黙って耳を傾ける。
銃兎…銃兎の声だ…!
もう数年も聞いていなかったような気分だ。
ずっとずっと闇の中で焦がれていた声に、けれどこの体は前へ進んではくれなかった。
今はただ、より強く、より深く、口元にあてた手を己の顔面に食い込ませるばかり。
心臓が目覚めたように必死で血液を送る音がする。
頭の中もグルグルするし、息も荒い。
力の入った手からは汗がすごいし、瞳孔も見開いたままだ。

私は無花果様の影で、ひたすら息を殺して事態が過ぎるのを待っていた。

「…後でエサの時間を設けてやろう。
それまでいい子で待っているんだな、ななし。

――次、山田一郎!」

彼女はそう囁きかけると、私を後ろに突き飛ばした。
倒れるかと思った体は、共付きの女性に受け止められる。
そのまま両腕をがっしりと捕まえられた。

…そんな事をしなくても、逃げたりしないのに。

無花果様は山田一郎の方へと向かった。
ちらりと銃兎たちの方に目を向けると、彼と目が合った。
彼の少し見開いた目が徐々に苦々しく歪められる。
そんな目をしてほしくない。
今は私の心配より、自分のチームのことを考えてほしい。
私はそんな願いを込めて、もう一度彼に微笑みかけた。

…多分、さっきよりは上手く笑えたと思う。

私の願いが通じたのか、銃兎は舌打ちとともに顔を背け、中王区に入るため許可申請窓口へと2人を連れて向かった。

それを契機に体の力も抜ける。
自然と膝から崩れ落ちた。
流石に異変を感じたのか、共付きの女性がこちらに声をかけてきた。
私にはそれに答える余裕はもうない。
油断すればもれそうになる嗚咽に、息を荒くして耐えるしかなかった。

暫くすると、大方説教を終えた無花果様がヒールの甲高い音を鳴らしてこちらに向かってきた。
膝を折って地面に蹲る私の惨めな姿を前にして、鼻で笑うような音を立てた。
徐々に前から近付いてくる複数の靴音。
無花果様は私の片腕を掴んで無理やり立たせた。
そして耳元で囁く。

「お前へのプレゼントのお出ましだ」

反射的に視線を上げると、そこには3人の姿があった。
硬い鉄を敷き詰められた床を踏み鳴らして歩いてくる。
先頭にたっていた左馬刻さんが無花果様に気付き、これでもかというほど眉を吊り上げたのが分かった。

「あァ?てめぇ、クソ女!まだいやがったのか」

「ふ、ヨコハマの狂犬とはよく言ったものだ。会ってすぐにかける一言がそれとは、躾のなっていない野蛮な野良そのものだな」

「おい、左馬刻…!
さっきも言っただろう!あまり突っかかるんじゃない!!」

左馬刻さんの肩を後ろから掴んで抑えているのは――銃兎。

フン、と鼻を鳴らして無花果様は掴んでいた私の腕をひねって前に私の体を押し出した。

「……――ッ!」

「噛み付くことしか脳のない獣に、これは出過ぎた餌だったか?」

「!!!」

一様に、3人とも息を呑んだような音がした。
痛みで視界が潤む中、私は3人の足下までしか頭を上げることは出来なかった。
なんて惨めな状況なんだろう。
私は実験台のモルモットであるばかりか、今度は人質に近い脅迫材料として提示されている。
無花果様の本心が何処にあるかは分からないが、この状況は確実にそうだろう。

――最悪だ……。

虚しいのやら悲しいのやら惨めなのやらで、視界がより滲む。

「…これは、いったいどういうことでしょうか」

ワントーン下がった銃兎の低い声。
普通の人間ならば、1度聞いただけで顔を青くするだろうに。
無花果様はその表情をぴくりとも変えず、むしろ真っ赤なルージュを引いた唇に弧を画かせる。

「ここまで勝ち上がって来たことには、それなりの敬意というものを払おう。この先のバトル、何もないのではつまらないだろうと思ってな。
少しばかり豪華な餌を用意してやったのだ」

泣いて喜んでもいいのだぞ?と無花果様は挑発するような声音で応える。
それにぐっと銃兎の喉が唸った。
その様子を見てか、無花果様は追い討ちをかけるように言葉を重ねた。

「なぁ、そう思わないか?入間よ」

「はい…」

そう答えた銃兎の声には、たくさんの感情がこもって揺れていた。
その彼らしくない様子に満足したのか、捻り上げていた彼女の手の力がすっと抜けた。
そして強く前に押し出される。
いや、押し出されるというよりかは、もはや放り投げられた、といった方が適切だ。
突然のことになんの受け身もとれないまま、私は前へつんのめって倒れそうになる。

反射的に目をつぶった。
その後私に襲いかかったのは、地面にぶつかる衝撃ではなく、柔らかに受け止めるとても懐かしい香りと温もりだった。
それを知覚した時、胸の中が一気にひっちゃかめっちゃかになった。
心拍音が痛いほどに鳴る。
感情が―嬉しいのか、悲しいのか、憎いのか、苦しいのか、もう訳の分からないほど混乱した感情が体中を激しくかき回る。
激情の奔流に突き落とされて頭が真っ白になる。
どこにも逃げ場のない暴力的な何かがが喉を伝い、脳を伝って痺れさせた。
黒いスーツに添える形となった指先に力がこもる。
口は戦慄くばかりで使い物にはならない。
この温もりを、この香りを、私は突き飛ばしたいのか、それともかき抱きたいのか、分からなかった。
ただ、何かをしなければ―
どこかに力を込めなければ、この奔流に呑まれて溺死してしまいそうだった。

「それは今夜まで貴様らに預けよう。
食らうもしゃぶるも好きにするがいい。
――ただ、逃がしたり、隠したりすれば容赦はせん。分かったな?」

「…えぇ、ご好意、感謝致します…」

未だ震えが残る銃兎の返答に、無花果様は何も言わずに踵を返した。
複数の靴音が遠ざかる。

その場の空気が緩まった。
各々が息をつく音。

「ななし…」

銃兎…
銃兎が、私を呼んでいる。
彼が、彼の声で、姿で、香りで、温もりで。

――私の、名前を。

「……っ」

それが原因だったかは分からない。
両目から涙がはらはらと落ちていった。
一筋伝えば、後はもう堰を切ったように次から次へと水滴は溢れてきた。
震える口はまともな言葉すら紡げない。
無音ではくはくと息を吸ったり吐いたりを繰り返す。
抱きとめられていた肩をゆっくりと離されて、私は止まらぬ涙を拭うこともせず銃兎の首元を見つめた。

「ようやく見つけましたよ…」

なんだろう、この声色は。
初めて聞く、彼の感情の複雑な響き。
ささやかで、優しくて、でも…

「全く…今までどこ行ってたんだ…!」

か細くて、震えていて、泣きそうで。
その正体が知りたくて、私は今まで頑なに上がらなかった視線をゆっくりと上げた。
首筋。
唇。
鼻筋。

瞳。

涙でぼやけてよく見えないが、彼の美しいエメラルドグリーンの瞳はレンズ越しでも輝きを放っていた。

――泣きそうな目だ。

白に埋め尽くされた頭の中に、一点、また一点と黄緑のインクが染みを作る。
そのぼんやりと浸される感覚に安心を覚える。
あんしん。
ここ最近は縁もゆかりも無い言葉だった。
この手から伝わる温度が、この瞳を通して得る色彩が、私に安らぎを与えてくれる。

吸い寄せされるように私たちの距離が縮まる。
銃兎の無言の呼びかけに応えるように、私は涙が溢れて役に立たない視界を閉じた。
交わった体温が、その輪郭を溶かしていく。
じんわりと伝わってくる生のぬくもりに、私はゆっくり両手を彼の背に回した。
しばらく離れていたせいか、その動きはぎこちなくなっていた。
あるいはこの涙のせいかもしれない。
泣いて泣いて震えているせいかもしれない。
激情に呑まれていた時は恐怖を感じていたはずの彼の両手は、私に懸命に温度を伝えてくれる。
その気持ちも。
言葉も。
存在も。
気付かない内にすり減って、傷がたくさん入っていた私の心に、染みる。
革の首輪との摩擦で擦れた首元がじわりと痛んだ。

嗚呼、やっと私――

ふるりと体が1度小さく震えたかと思うと、全身の力がするりと抜けてそのまま意識も滑り落ちていった。

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