天喰環
『た~まきくん!こっちおいでよ!いいものあげる!』とるんるんな彼女ちゃんに釣られて同じように楽しそうに近寄る環くん。「何くれるの?」と屈んでくれるから好都合だ。『じゃあそのまま目閉じて手出してね』と言えば何も疑わずに素直に従ってくれるからほんとに可愛い。差し出された手をそっと握って環くんのほっぺにちゅっとキスをひとつ。もちろんあたしも恥ずかしいから反応も見ないで逃げようとしたのに自分から握った手に力を込められて逃げれない。仕方ないなら環くんの顔を覗いてみると予想通り真っ赤な顔とこんにちは。『環くん顔真っ赤!』ケラケラと笑い出す彼女ちゃんを見て環くんは耳まで真っ赤にする。「君だってさっきは赤くなってたじゃないか」未だに笑い続ける彼女ちゃんをそっと引き寄せて腕の中に閉じ込める環くん。「あんまり笑わないで。恥ずかしくなるから」ぎゅうぎゅうに抱きしめられ環くんの心臓の音も聞こえてきて笑うのを辞めた彼女ちゃん。『ごめんね。でも可愛かったよ?』と腕の中から言う彼女ちゃんにムッとした環くん。クイッと顎を持ち上げられ唇に触れるだけのキス。「俺だって男だ。可愛いはやめてくれ」視線の合わない環くんだが腕の中からは離してくれないみたいでなんだかんだやっぱり可愛いなって思う彼女ちゃん
相澤消太
『消太くんこっち向いて』後から服の裾を引っ張って呟く彼女ちゃん。「なんだ?」と振り返ると頬に当たる可愛い感覚。ちゅっとリップ音と共に離れる熱を追いかけるように逃げようとする彼女ちゃんの腰を後から抱きしめて離さない消太くん。『あの、あたし逃げてもいいかな?』「どうして逃げる必要がある?」何言ってんだこいつって顔で見てくる消太くんには、照れや恥ずかしさは存在しないのだろうか?『恥ずかしいから逃げるの!』離してよ!とじたばたする彼女ちゃんをあっさり離す消太くんと離されて少し残念そうな彼女ちゃん。「んな顔するな」今度は正面からぎゅっと抱きしめて「お前あんなガキ臭いキスが良いのか?」って意地悪な顔で見下ろしてくる消太くんを見上げて『あれでも頑張ったの!』もうあたしからしないから!って不貞腐れちゃった彼女ちゃんだけど消太くんそんなの気にせず甘い大人のキスを余裕たっぷりに降り注ぐ。「お前がしなくても俺がするよ」って絶対色っぽい顔で言うんだ。腕の力を少しこめて全く離す気のない消太くんにガキだとバカにされてもあたしは負けじとまた頬へキスする