
その後LINEに既読が付くことはなく公園まで着いた相澤くん。ベンチにでも座っているだろうとベンチを見に行っても見当たらず暗くなっている周りを見渡すとブランコの下で何かがモゾモゾと動くのが分かった。見に行くとブランコから落ちたのか好きな子ちゃんが砂の上で気持ちよさそうに眠っていた。「おい、起きろ。おい!」好きな子ちゃんの頬をぺちぺちと軽く叩きながら起こすと『あれぇ~?相澤くんがいるぅ~』と上半身を起こしぼーっとしていたと思えば座り込んで両手を広げこちらを見上げる好きな子ちゃん。「なんだ?」と、ぎょっとした顔で見おろす相澤くんに悪魔の囁き『だっこして~』とへにゃりと笑う酔っ払い。はぁと深いため息を吐き仕方なくおんぶをしてやる。『だっこがいい~』と後ろで暴れているが無視を決め込む相澤くん。気付けば静かになった好きな子ちゃんがぎゅっと背中にしがみついてきて『だいすき』と小さく呟いたのを最後にすーすーと可愛い寝息が聞こえてきた。耳まで赤い相澤くんの深い深いため息が家に着くまで何度も闇に飲み込まれていった。