幼馴染と告白。 黒尾鉄朗


あたしの幼馴染はこの黒猫の様なデカいやつと可愛い可愛い研磨。2人とも好きなんだけどデカい黒猫の方はいつも意地悪とかちょっかい出してくるからどう接すればいいかよく分からないんだよね…。今は研磨がいない……。


「なぁ、なまえって好きなやつとか居ねぇの?」

『え?いきなり何??』


ほんと急なんだからよく分からない。


「んー。ちと気になっただけデスけど…」

『好きな人とか以前に男の人と話す機会もあんまりないんだけどねー』


そうなのだ。何故かあたしの周りには男友達は幼馴染のこの2人とバレー部のみんなしか居ない。


「こいつカッコイイなとか、今なにしてるかな?とか気になるやつも居ねーの?」


うーん、気になるやつか……それは居る。


『今何してるかな?ってたまに思う人は居るけど

「は?居んのかよ。誰だそいつ!!!」』


寝転がって雑誌をパラパラ捲っていたと思ったのに勢いよく起き上がったから幼馴染ちゃんびっくりしちゃった。


『誰ってそんなの誰だっていいでしょ!鉄朗に関係ないじゃん!!!』


こっちの気も知らねぇでとかブツブツ言ってるけどそんなの知らない。その気になるやつが鉄朗だなんで絶対言えない!


『じゃあさ、鉄朗は居ないの?好きな人!!』

「………ずっと昔から居る。」


あ、鉄朗好きな子居るんだ。だからあたしが邪魔だからちょっかい出してくるんだ…。ん?あたし何で今こんなに落ち込んでるの?うそ。あたし鉄朗のこと好きだったんだ…。気づいたところで失恋なんだけどね、、、。はぁー。って鉄朗がため息ついてる声が聞こえるけどそんなの知らない。


「お前なんて顔してんだよ…」


そう言いながら急に後ろから抱きしめてきた黒猫。


『え……』

「言わねぇつもりだったけどよ、俺の好きなやつお前」

『うそ…』


嬉しくて後ろの鉄朗の顔が見たくて振り返ろうとすると


「ばか、こっち見んな!! で、お前の好きな人やつは?」

『今気づいたんだけどね、あたしも好き!』


さっき少しだけ見えた鉄朗の顔は今まで見た事ないくらい真っ赤で可愛かったんだ。