幕間
久しぶりにお会いする名前さんは前とは変わられていた。
俺たちの前ではよく笑う方だったらしいけれど、今の方がくるくる表情が変わる。上手くは言えないが、人間らしくなったのだと思う。やっと地に足が着いたような、そんな感覚だ。
不思議と分かる。名前さんが変わったのは兄上の力なのだと。
暖かな灯火のような方。俺の前ではそんな女性だが、きっと鬼を前にすればその灯火の火は大きくなり、どんどん燃え盛るのだろう。
一緒に戦ってみたかっただなんて、贅沢な望みだろうか。
兄上、名前さんは守られるのはきっと苦手だろうから、どうか支えてください。名前さんが後悔しない終わり方でありますように。
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