高校での生活にも慣れ始め、友達は皆部活動に行ってしまって、どの部活にも入る予定のない私は時間を持て余していた。
学校の図書室にでも寄ってみようかな、寄り道して帰るのもたまには良いかもしれない。そういえば昨晩録画したテレビがあったんだっけ、それじゃあのんびり帰ろう。そして私は帰る準備をすると、部活動に勤しむ生徒たちを眺めながら帰路についた。
音楽室から聞こえる楽器の音。たまに聞こえる笛の音はサッカー部だろうか、バレー部かもしれない。そんなことを思いながら、運動場を眺めると空を飛ぶ男の子の姿。
なんて綺麗....。
目を奪われた私は、思わず足を止めてしまう。
助走をつけ、力強く地面を蹴ったかと思うと、細長い棒をしならせ宙を舞う。そして棒高跳びのバーを飛び越えていく彼。
陸上競技のルールもわからない、ましてや棒高跳びのルールなど演技の善し悪しも何もわからない私だけれど、彼の美しさに心を奪われるのは簡単だった。きっとこれが一目惚れというのだと自分でも確信してしまうほど。
会ったこともなければ話したこともなく、名前も学年もクラスも知らない、そんな彼を何と呼ぼうか。
彼に声をかけられたら綺麗ですねと、一言伝えられたらいいのに。でもきっと、困らせるんだろうな。このままずっと眺めていたいけれど不審者だと思われてしまっても大変だ。そんなことを思いながら、もう一度だけ彼が空を飛ぶ姿を見て家に帰ろう。
学校の図書室には、陸上競技の本はあるだろうか。もしあるなら、読んで見ようかな。少しでも彼に近づきたくて、彼の世界を知りたくて、明日が楽しみになった。
学校の図書室にでも寄ってみようかな、寄り道して帰るのもたまには良いかもしれない。そういえば昨晩録画したテレビがあったんだっけ、それじゃあのんびり帰ろう。そして私は帰る準備をすると、部活動に勤しむ生徒たちを眺めながら帰路についた。
音楽室から聞こえる楽器の音。たまに聞こえる笛の音はサッカー部だろうか、バレー部かもしれない。そんなことを思いながら、運動場を眺めると空を飛ぶ男の子の姿。
なんて綺麗....。
目を奪われた私は、思わず足を止めてしまう。
助走をつけ、力強く地面を蹴ったかと思うと、細長い棒をしならせ宙を舞う。そして棒高跳びのバーを飛び越えていく彼。
陸上競技のルールもわからない、ましてや棒高跳びのルールなど演技の善し悪しも何もわからない私だけれど、彼の美しさに心を奪われるのは簡単だった。きっとこれが一目惚れというのだと自分でも確信してしまうほど。
会ったこともなければ話したこともなく、名前も学年もクラスも知らない、そんな彼を何と呼ぼうか。
彼に声をかけられたら綺麗ですねと、一言伝えられたらいいのに。でもきっと、困らせるんだろうな。このままずっと眺めていたいけれど不審者だと思われてしまっても大変だ。そんなことを思いながら、もう一度だけ彼が空を飛ぶ姿を見て家に帰ろう。
学校の図書室には、陸上競技の本はあるだろうか。もしあるなら、読んで見ようかな。少しでも彼に近づきたくて、彼の世界を知りたくて、明日が楽しみになった。