▼【ある日の平和な休日に】
◇イェスパー「もし、私と猊下様の2人がピンチで、片方しか助けられなかったら……
イェスパーはどちらを助ける?」
「猊下」
即答する彼に私は苦笑をこぼす。全く、イェスパーらしい答えね。
私は苦笑を抑えて、紅茶を口にする。
「だが、その後になるが…お前を助けに行く。必ず」
イェスパーは表情一つ変えず、自分の紅茶を見つめたまま、そう言った。
驚きと喜びが混ざった笑顔を私は彼に向けた。
昼下がりの暖かく、短い休日のこと。
「イェスパーのそういう所、私好きだよ」
ほんの少しだけ彼が笑った。
(猊下様のために生きている彼に惚れたのです)