はるがすみ
金瓶梅・千秋楽(2012.4.30)
(2012.5.4記事)
4月30日はクロジさん、金瓶梅を観てきました。
いやぁ……芝居、って感じでした。すごかったです。
クロジのお二人も、主演で脚本の方も、芝居人なんだろうなというのがヒシヒシと。
嫌な意味ではなく、始終客席にいても緊張感が続いていました。
あれを上演して、お客さんに見せるって凄いなって思いました。
登場人物たちが生きたその瞬間を観ていた感がとても強くて、素晴らしい舞台だったのに観るのはこの一回でいいと思ったのは初めてです!
そのくらい、人の生がそこにありました。
終演直後はDVDを買おうかという考えにも至らず。
…あくまで私の感想ですからね、興味ある方は購入して頂ければと思います^^
私も記録を見るという意味で、今はDVD欲しいと思ってます。
座長の役は一応、悪い人、になるんでしょうね。
この作品は誰が良い人で誰が悪い人だとか、はっきりしたものはないと思うんです。
その中では、悪い人、と言いやすいポジションの役だったのかなと思います。
ただ座長の役含め、この舞台に出てくる人はみな"人間"で、私たち誰しもがその中の誰かになる可能性があるなと感じました。
話が逸れましたが、座長演じる応伯爵は、冒頭では派手なこと、楽しいことが好きなある意味普通の貴族です。(ちなみにですが、この作品は中国のお話です)
応伯爵の見ている派手さの中心にいるのが友人である西門慶とその周りの女性たち。
その中心が次第に変化するにつれ、応伯爵の行動が不穏なものになっていくわけです。
中心の変化が応伯爵にとって良いものだったのか悪いものだったのかは判りません。
変化がなくともいつかは、応伯爵が人間として自分の欲と本能が命ずるままに行動するようにはなっていたかもしれません。
ひとつ言えるのは、劇中ではあまり描かれていないけれど応伯爵の中で葛藤だったり戸惑いだったりがあったのだろうということです。
そしてこのお芝居に出てくる人の中では今後がどうなるのかが特に気になる役の1つでした。
人の狂気を描いているようでその実、普通じゃない人は一人もいなかったと思います。
なんて。
久々にこんなにつらつら書いてしまうくらいに印象深いお芝居でした^^
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