はるがすみ
[二]倉庫

BSR(家+三+親)


「あぁ、元気にやってるぜ。俺らに比べりゃ相変わらず飯は食わないけどな」
「そうか…」
「会わなくていいのかよ」
「ワシは会えんよ。三成も…会いたくはないだろう」
「…ま、お前がそれでいいなら構わねぇ。あいつのことは任せろ。幸せってやつを叩き込んでやるさ」
「あぁ、三成が幸せなのが一番だ。ワシが…邪魔にはなりたくない」
「………。ところでよ、今度の「長曾我部、海辺の民が……」
(おっと…こいつは…)
「……!みつ、なり…?」
「………海辺の民が、漁の事で話があると。書状をしたためるとは言っていたが、時間ができたら直接行ってやれ」
「おう、わかった。わざわざありがとな」
「……私は少し外へ出てくる。暮れまでには戻る」
「ま…待ってくれ!三成!」
「……」
「三成、ワシは、その………三成は、やはりワシが憎いか?」
「……私は二度死んだ。一度目は秀吉様が亡くなった日、そして二度目はそこの鬼に殺された日だ。秀吉様の左腕は死に、秀吉様の御意志を継いだ凶王も死んだ」
「……」
「貴様を憎い気持ちが消え失せたわけではない。だが今の私は西海の鬼に生かされている存在。私にはもう何かを言う権利はない」
「三成…」
「…もういいか」
「あ、あぁ。悪かった、三成。…またな」
「……」
「………いいのかよ、行かせちまって」
「三成にとってここでの暮らしは今までにない、今までとは違った種類の平穏なのだろう。ワシには作れん…今のワシには。だが、もし、もしも三成がワシを許して…いや、許しを請うつもりはない。ただ少しでもワシと歩むことを良しとしてくれたらと思う」
「……ま、今のあいつは俺のもんだけどな」
「元親!」
「はは、冗談だ。三成の幸せは俺だって願ってる。とりあえず今は、その願いを俺が叶えておくさ」
「…あぁ。頼んだ」



初:2010.8.30
BSRはゲームやってる分には家三より親三が好きだったりするのですが舞台版を観てしまうと家三に激しく興奮します。
家康のが情けなくて元親のが男前、なのが好きですが最終的にはやっぱり家康を選ぶのかなぁって三成くんを見ながら考えるのも好きです。














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