はるがすみ
[二]倉庫
PP(縢狡)
トレーニングルームに響く格闘音と二人の声。
狡噛と縢がスパーリングをしている。
「うりゃ!」
「おっと。…まだまだ甘いな、縢。」
「くっそぉ…次は腕ひしぎ十字固めっての決めてやる。」
「さっきから色々試してるみたいだな。」
「プロレスの技だよ。この前とっつぁんに教えてもらってさ。最近ちょっとハマってんだよね。」
「プロレス…まだアーカイブに残ってるのか。」
「ネットで探せばすぐだよ。」
「面白いのか?」
「なかなかね。あれを一般市民が普通に見てたと思うと驚きだよ。」
「そうか。」
「なに、コウちゃんも興味ある?」
「いや…お前がまた新しいものに興味をもったのが嬉しくてな。」
「っ…コウちゃん、あんたほんと、反則技ばっか使うのはズルいって…。」
「?」
「あー、くそ。俺負けないよ。もっといろんな技覚えてくるから。」
「それなら俺も少しくらいプロレス勉強するかな。」
「コウちゃんこれ以上強くなる気?」
「お前が教えてくれるってのも良いかと思って。二人で"プロレスごっこ"も楽しそうだろ?」
「!……またもう、この人はさぁ…俺、コウちゃんには一生勝てない気がする。」
「ほら、続きしないのか?縢コーチ?」
次の日にはプロレスのアーカイブ映像を楽しそうに覗きこむ二人の姿があったという。
初:2013.2.19
この日はプロレスの日だったらしくそれで書いた話。
兄弟みたいな二人はかわいいですね。なんてことない楽しげが縢狡には必要・・・
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