はるがすみ
[二]倉庫

コルダ×遙か3(吉羅→九郎)


「1!、2!、3!」
「・・・最初よりは良くなった、か」

今日は彼女に感謝を伝えるためのガーデンパーティー。そのラストを飾るダンスパーティーのため、踊れない者を指導しているのだ。
それにしてもこの者を上達させるのはなかなかに骨が折れる。まったく馴染みがないにしてもだ。

「すまない・・・俺はどうもこういったものは不得手なのだ」
「謝ることではない。・・・だがそうだな、もう少し練習が必要なようだ」

とはいえ素直なところなどは可愛らしい。私の指示に従ってくれそうなところも気にいった。

「九郎君、もっと良くなるよう私が付きっきりで指導しよう。あちらへ行こうか」
「いいのか?他の者もまだ練習しているようだが」
「彼らは自分一人でも練習できるだろう。私以外に踊れる者もいるようだし、気にすることではない。さぁ、こっちだ」

彼らがそばにいてはこの者をより近くで、より知ることなどできそうにないからな。

「わかった。苦労かけるな」
「君は気にしなくていい。・・・そうだな、ダンスは相手の気持ちを汲むことも大切だ。彼女の動きを知るためにも次は君が彼女の役をやりたまえ」
「お、俺が?だがそれで自分の上達につながるのか」
「当然だ。私はダンスのことならなんでも知っている。さぁ…手を取りたまえ」
「・・・わかった。これも一つの修行法なのだろう。ではよろしく頼む!」
「(ふ・・・やはり教え甲斐があるな。ダンスも・・・それ以外も。他にも色々やらせてみようか)」



初:2010.3.16
ネオフェス内ドラマより














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