「ふむ・・・」
「あら、どうしたのネス。わからないことでもあった？」
「ああ、君か・・・。そうだな、どうにもわからないものがあって・・・」
「へぇ、ネスに分からないなんて珍しい。どんなこと？」
「・・・ふむ、それじゃあ、君の意見も聞いてみよう。ある一人の人に対して、姿が見えないと心臓の辺りが締め付けられるように痛くなったり、逆に笑っているとこちらまでうれしくなったり、触れられるとその部分が燃えたように熱く感じたりする。これは一体どういう現象だと思う？」
「・・・へ？」
「何かの病気かとも思ったんだが、体を調べても特に異常がある部分は見当たらなくて・・・」
「・・・え、え〜っと・・・それは、その相手は、もしかして女性かな？」
「？ああ」
「・・・ネスにも春が来たか！」
「？」
「ネス、それは人を好きになったときになる状態だよ！ネスはその人のことが好きで、恋してるんだ！！」
「・・・・・・な」
「ねぇ、相手は誰？もしやトリス？それともアメル？なんであれ協力するよ！！」
「い、言えるわけないだろう！君は馬鹿か！！」


相手は君なんだぞ！

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