「あれ、ロッカ。その花束は?」
「ああ、村の人たちのところへお参りに行こうと思って・・・」
「そっか。一緒に行ってもいい?」
「ええ。きっと彼らも喜んでくれます」
「ありがと。・・・何か持とうか?少し大変そうだけど・・・」
「いえ、・・・・・・そうですね、じゃあ、この花を持ってもらっていいですか?」
「・・・やっぱりロッカは紳士だね。まぁ、持たせてくれただけでも頼られたと思っていいのかな」
「・・・やはり、似合う人が持ったほうが花も綺麗かと思いまして」
「私に?花が?はは、そうだといいけどねー」
「・・・いつか、受け取ってくれますか?」
「?何を?」
「・・・そのときまでの、秘密です」


いつか、花束とともに愛の言葉を

back