2022/12/31
2022年度没ネタ整理139
やばいことをしたんだろうなぁとは思う。恐らく各自がバラバラに寄越していた策を整えてしまった気がする。まぁそれをしたからこそ窮地を脱して大勝をもぎ取れたのだが。李子殿、李子殿、といろんな所属の将から声をかけられて話をするようにしていたが。いろんな場所からの勧誘やめてほしい。とりあえず呉で恩を返してからである。
と、いうことで郭嘉殿に捕まれば、軍師飲み会してた。逃げたい。荀家と徐庶殿がえっみたいな反応をしているが。
「孔明、もしかして彼女が?」
「えぇ、そうです」
「?」
首を傾げていればここに座ってと郭嘉殿と周瑜殿の隣りに座るはめになった。逃げたい。
「李子殿、今ちょうど貴方の軍略や戦術の話になってね。貴方はこの戦、最初はどう思ったか聞いてもいいかな?」
これははぐらかした方が面倒である。
「他の方々のお話を伺いながらこちらにきましたが、別々の方が別々の策を用意し、別々に動こうとしているなとは思いました」
「なるほど?それで?」
「それではお互いの長所が揉み消されるため、この戦ではあくまで私はそれを整えうまくいくように調整をしただけです」
そう困った顔をして郭嘉殿を見上げる。やはりそうですか、みたいなことを諸葛殿が告げた。周瑜殿がやれやれしているが。
「李子よ、はぐらかしてもよかったのだが……」
「はぐらかした方が厄介だと判断いたしました」
「賢い判断だ。しかし、アンタは厄介なことをしたね。郭嘉殿、諸葛亮、周瑜の策を組み立て直したんだ。普通はああもうまくできない」
「偶々うまくいっただけでございましょう」
「謙遜しなくてもいいのだけれど」
そう言って流れるように手に触れた郭嘉殿に、私はその手をご丁寧に離しつつ口を開く。この人はすぐこんな事をする。中身は同じらしい。
「それにもしも偶々でないのではあれば、それは異界の夫や兄達、友人達が知恵を授けてくれたおかげでしょう」
だからあんまりベタベタするなよという意味も込めて告げる。この時代は色々と女性の浮気的なものに厳しい時代なのだ。荀ケ殿が眉尻を下げながら口を開く。
「そうなのですか。貴方の夫は優秀な方なのですね……お一人で迷い込まれるとなると、さぞかしご家族がご心配でしょう」
「そうですね……すぐに無理をする方なので、無理をしていなければ良いのですが……」
「李子殿のような人をこのような世界に一人でよこすなんて、酷い旦那だね」
「いえ、これは私が巻き込まれただけですので夫に責任はありません」
「貴方が良ければ、いつでも私が貴方の元にかけつけるよ」
「ありがとうございます。しかし、そう言った言葉は私よりも貴方をおしたいする方にお告げになられた方が良いと思いますが……」
そういっていれば、賈詡殿が笑った。
「あっはっはー、郭嘉殿にも全く動じないとは、こりゃあ筋金入りだね」
「残念だ、私は貴方ともっとじっくり話したかったのだけれど、二人っきりでね」
「どなたにも貴方はそうおっしゃるのでしょう?口がお上手な方ですね」
はいはい、という風に流す。慣れてるからなこっちは。彼は手厳しいな、と告げたが。諸葛殿が口を開く。
「貴方は私達と似たような名をお持ちなのですね」
「名、ですか?」
「そうだねぇ、倭の国だと全く違う名の感じな上に、全く音の響きが違う名もおおい。その点、会話を聞くにアンタは似た音の響きだね」
龐統殿の言葉に、あぁそういや名を名乗っていなかったっおもいだす。
「名を名乗っていませんでしたね、ご無礼を。私は姓を李、名を子、字をナマエと申します」
「すべてを名乗っていいのか?」
「かまいません。私の場合、真名は別にあります。幼い頃流れ着いた先で与えられたのが李子、その土地の風習により自ら付けた字をナマエと言います」
「似たような風習ですね。その土地をなんと?」
「清河です」
呉でもそう答えた為にそう答えておく。とりあえず、経由地点はそこであるし。
「清河?清河郡か清河国かによって変わるが……」
「私達の時代であれば、私達の国の領土になるけれど……」
「全くの異世界なのか、違う時代なのかはわかりかねますね」
めちゃくちゃ推測されてるなぁ、と思いながらお酒を口に運ぶ。確かに清河郡はこの世界線では魏領に属しているのだが、前の世界では独立した場所扱いだ。飲みやすい味が嬉しい。しかし、これ以上告げればボロが出る可能性もある。小首を傾げておこう。
「そういえば、皆様の名を伺っても?」
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毛利殿に捕まってしまったのは、また私が立て直しながら進軍をしでかした時である。いやー、雑賀衆便利だなぁというのがめちゃくちゃな内心だった。やっぱり銃火器は飛距離が危ういけど、威力はやばいんだよなぁ。
「李子殿は清河から来たんだって?清河に李子という才女はいたかなぁ」
そう考える毛利元就に私は困った顔をする。近くにいた荀攸殿と賈詡殿が毛利殿をみた。
「毛利殿もわからないのか」
「李姓はたくさんいるからね。李四といえばよくいる名前だけれど……李子……あぁそういえば、貴方達の時代に後世に付け足されたとされる人も李子という人だね」
その言葉に私も目を瞬く。聞いていた賈詡さんや荀攸殿も驚いたようだった。この世界線だからというよりは私もしや演義にだけでてくる人見たくなってるのか?と思いながら首を傾げた。荀攸殿が毛利殿に尋ねる。
「後付け、ですか?」
「民間の口伝をまとめたものに登場するんだけれど、記述には登場しなくてね。名前を削られたのか、それとも後付けされたのか。私も考察していたのだけど、賈詡殿や徐庶殿に聞いたらいないって言われたから」
「もしや、郭嘉殿の補佐の話か?」
「そうだね」
肯定した毛利殿に私はめちゃくちゃ困る。いや本当それ多分私だな。賈詡殿がこちらを見たので首を傾げておく。荀攸殿がふむと考える。
「なるほど、それならば郭嘉殿の策を聞かないでも意図を理解し援助できることも納得できます」
「しかし、諸葛亮の策にも周瑜の策にも理解が深いが、それは?」
「んー、周瑜殿はわからないけれど、諸葛亮殿は……ああそうだ、水鏡門下生だからじゃないかな」
ああー、それは間違いなく私だ。顔には出さないけども。荀攸殿がちょっと驚いている。
「えっ」
「……そうきたかぁ。それが事実なら、非常に優秀な人になるんだがねぇ」
「でも、大殿、たしかその李子殿は男性では?」
小早川殿の台詞に「そうだっけ?」と毛利元就殿は惚けるように告げた。
「なので、ありえるとしたらその奥方か娘さんでは……」
「そうだね、それはありえる。で、李子殿、正解はどれなんだい?」
「えぇ、しかし、作りもののように言われましても、私は存在していますし……確かに似ている方はいらっしゃいますが、それ以前に優秀な方の策は後世にも残っておりますよ」
「それもそうだ」
「やっぱり他の時代からお越しになったのでしょうか」
三人でふむふむ考えるふりをしておこう。荀攸殿の視線が痛いけど。
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「いえ、あの時は是とも否とも告げられていなかったので」
「荀攸殿、私は女です。確認されるのであればご確認いただいても……」
荀攸殿なら変なことしないだろうという信頼あってのことなのだが、荀攸殿がみるからに動揺した。そして咳払いしてから「……女人にそのようなことはできかねます」と返答いただいた。流石荀攸殿である。しかし、まぁ、誤算というのか、なんというか。酒が入った彼はめちゃくちゃ喋る。恐らく郭嘉殿と飲んだ。そして郭嘉殿がやってきた。郭嘉殿は話は別である。
「李子殿が男性だと聞いたのだけれど」
「はぁ、そういう噂もあるのですね」
そこで途切らせてお茶を飲む。ナチュラルに隣に座るな。まわり孫呉と北条とか女子連ばっかだぞ。
「荀攸殿には確かめていいと告げたらしいのに、私には随分素っ気ないんだね」
「あの方は何もされなさそうでしたので。貴方は女好きだという噂をお聞きしておりますから」
「手厳しいな」
「李子、なんの話?」
「いえ、荀攸殿が私を男の子ではと仰るので確かめますか?と尋ねたのですが、それが郭嘉殿にどうやら話が回ったようですね」
「李子ちんは女の子だにゃ、ほーら、その証拠に」
そんな声と共に背後から胸を鷲掴みにされたんだけども。ひゃっ!?みたいな声出て郭嘉殿がカッと目を見開いたけども。離されたので、くのちゃん、と睨みつける。郭嘉殿は私のお皿から甘味を取りつつ口を開く。
「本当に女性だのようだね」
「当たり前でしょ!魏の目はおかしいんじゃない?」
「眼を医者に見てもらってきた方がいいわよ」
「私からもすすめておくよ」
「自然に加わらないでくれますか?」
ちなみにそのあと荀攸殿がお詫びに布送られてきたので、適当に帯飾り作って返しておいた。
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人妻なんだけども。そう思うのが何回かあるのだが、あれか?何かフラグ立ちまくってます?と思いながらこの世界の徐庶殿の頭を撫でてしまう。いやなんかつい癖で。わんこみたいだから。可愛い。
「李子殿、元直は子供じゃないんだよ」
「あっ、ごめんなさい、つい……」
「ええと、気にしないでくれ……」
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前の姿になぁれと言われたのだが、姿はあまり変わってないんよ私は。どの姿だ、と思ったら赤壁で落ちる前魏にいたころなおかつ男装していた姿になってしまった。
「えっ、李子、まさか貴方、男……!?」
「……いえ、理由あって男装をしていたのですが……困りますね、こういうことをされるのは」
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「ナマエおねえちゃーーん!」
そう言って抱き着いてきたのは前にいた世界のぎんぺーちゃんである。力加減を覚えているからか、恐らく折れることはないだろうけども。こちらが不利な場面で清河からの援軍ときた。世界が併合されたのか、それとも。と考えていたのだが、ぎんぺーちゃん達に聞いた方が早そうである。ぐすぐすしているぎんぺーちゃんの頭を撫でる。近くにいた違う世界の元直がちょっと微笑ましそうにみてたり、魚粛さんがおや?みたいな顔をしてこちらを見ているが。
「よかったよぅ」
「ナマエさん、良かった、無事だったのね!」
「はい、無事です。この世界に巻き込まれてすぐ親切な方に拾われ、お世話になっていたのですが……貴方達が来てくれたおかげで助かりました」
「ううん、私たちは李嘉さんの言う通りに動いただけ。私達もいきなり揺れたと思ったら、清河の外に出たら知ってるようで知らない場所だったから驚いちゃって。李嘉さん達がいてくれたからどうにかなったんだけど」
そう言った星辰ちゃんに、そうでしたか、と眉尻を下げる。あーー、清河ごと巻き込まれたかぁ。そうかぁ。李子様だ、李子様がご無事だと兵達がワァワァ集まってくるので、私は無事ですよ、と笑いかけておく。ワッと沸いた兵になんでこんなことになってるか不明なんだよなぁと心の中で思っておいた。
「李子よ、この慕われようを見るとただの賢い女人というわけと違うようだな」
「私一人でこちらの世界にいましたから。一人ならば元の世界の肩書など無縁なものです」
魚粛さんの言葉に困り顔でそう返しておく。まぁ、兵達の間を縫って、前の世界ーー寵沙曰くオリアカ世界の郭嘉さんが姿を現したが。
「李子殿、ご無事でしたか。よかった」
「はい、孫堅様をはじめとして皆様に親切にしていただけたので」
そう言えば彼と星辰ちゃん達は一瞬驚いた。寵沙が言っていたのはこう言うことなのね、と告げた星辰ちゃんに私は頷いておく。
「彼も李子殿の知り合いかい?」
「私は寵嘉と申します。李子殿の補佐にあたります」
「ん……補佐?」
「李子殿は清河城の城主代理をされていますので」
「城主代理は脱却したはずなのですが……」
「李子さん、寵沙に李子さんみたいなことができると思う?」
星辰ちゃんの台詞に、できると思います、と返せばやれやれされたけど。兵達が面白おかしそうに口を開く。
「李子様、寵沙様は頑張ってらっしゃいますよ。毎日この仕事量ちょっと無理、この書類の意味がわかんないと嘆く声が聞こえてきますからね」
「はい、毎日息抜きだと称して我々や街にでては、連れ戻されていますから」
あちゃぁ、と今度は表情をだして頭を抱える。寵嘉殿、ご迷惑を、と言えば首を左右に振られたが。
「私は気にしておりません。それに、清河の民も、兵達も寵沙殿が現れれば喜びますし、民の話をよく聞いてらっしゃいます」
「仕事は放り投げてね」
郭嘉さんのフォローはバッサリと星辰ちゃんに切られた。ぎんぺーちゃんが口を開く。
「そ!だからアタシたちは李嘉さんに言われてナマエお姉ちゃんを連れ戻しに来たの!」
「ああ……」
「ふむ?なにやら大変そうだな。李子よ、こちらから殿へ説明はしておこう。お前はひと足先にお前の国へ帰るといい」
「しかし、」
「殿もこの様子を見れば同じことを思われるはずだ」
「かしこまりました。お気遣い感謝致します。後日、追ってお伺い致します」
「わかった、伝えておこう」
「ありがとうございます、魚粛殿。徐庶殿も。劉備殿によろしくお伝えください」
「わかった、伝えておくよ」
頷いた徐庶殿と魚粛殿に頭を下げる。一緒に馬に乗る!と言ったぎんぺーちゃんの馬に乗って清河に帰った。
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李子さん以外仙界verとは寵沙の発言である。まぁ全員清河にくると白髪に白っぽい衣装になるから仕方ないのだろう。まぁ
お叱りモードの私の旦那の郭嘉さんーー奉考さんである。どうせこちらの私ともよろしくしてたんだろう?という暗に嫉妬みたいだ。
「奉考さんの」
「私の?」
「声が違うのと、体型が少し違いましたので、むしろ奉考さんは別人だなぁと理解できたといいますか。先に旦那がいると釘は刺しましたけど、貴方も貴方をご存知の通りですね。荀家の方々が叱ってくれて助かります」
「うーん、どんどん逞しくなっていくね。まぁ、釘を刺して荀家も巻き込むのは正解だね」
「うわっ、可哀想。この世界の人達、pertenderとlemonばっか聴いてるんじゃない?」
「寵沙は手を動かす。こちらは最低限貴方が確認するべき仕事です」
「はい、すいません」
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