ネタ帳vol.3
2023ネタ帳57:鷹丸ネタ
01/14 17:26
「苗字!?」
「うぇ?笠野さんじゃん!」
声をかけてきたその人に俺はぶんぶん手を振る。彼は夢でも見るようにフラフラとこちらに寄ってきて俺の実体を確かめるようにバンバン叩く。いたい。
「お前、お前日本帰ってきてたのか!?」
「いまリハビリこっちでやってるんですよ。ちょっと待ってくださいね。お前らも休憩休憩ー、適度に休憩取らんと死ぬぞー」
そう呼びかければ返事が来た。うむ、よろしい。笠野さんは俺と子供を見比べた。
「俺のリハビリついでに教えてるんですよ」
「サッカーできるのか?」
「っつっても、小学生レベルから初めていま高校生とためはれるくらいですけどね。プロレベルはもうちょい足りない」
「お前……お前なぁ!」
わしゃわしゃと頭を撫でられる。達海みたいに音信不通になるな!と叱られた。いやぁ、何やら自殺説とか色々囁かれてるとは聞いていたが。まぁ音沙汰がないから仕方あるまいて。鷹丸の方のついったーにいるので、おれのインスタは基本止まったままである。俺の正体を知った面々がインスタ止まってるのやめてと言ったのはだからだろう。はーとため息をついた笠野さんは口を開く。
「毎日ここで指導してんのか?」
「時間ある時は。俺も別の仕事してるし、その仕事とこいつらの兼ね合い。一応曜日で小中高区切ってはいるけど、こいつらもこいつらなりに試合とかあるし」
「別の仕事?ここに雇われてるんじゃないのか」
「いや?俺がここでリハビリとしてサッカーしてたら小学生がきて、小学生のやつを見てた中学生がきて、中学生の兄貴の高校生がきた。全部おれのリハビリついでだから金もらってない」
「なんの仕事してるんだ?」
「弟に勧められてぶいちゅーばーしてる」
そう言えば彼は目を瞬く。お前まさかと思うが、鷹丸か?と言われたので、よくわかったなーと言えば笠野さんは顔を覆った。
「通りで戦術面の話とか選手の能力の話が深いわけだよ……ETUもきっちり解説しやがって」
「ぐえ、いたい、いたい、笠野さんいたい」
「持田と花森知ってんのか?」
「いや、連絡してない。スマホあの事故でぶっ壊れたんだよ。データどうやって復旧させるかわからないから連絡とれないし、連絡先あってもメンタル面が一時期やばかったからどっちにしろ連絡してないと思う」
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ETUからコラボ熱がでかいんだけど、いやー鷹丸はみんなの鷹丸になるんで特殊枠ですねぇといわれた。悲しい。去年は野球コラボだけども今年はサッカーコラボらしい。俺の分野きた!と思ったらコレだよ。ETU贔屓しときゃよかった、と思いながらブー垂れていたらオールスターの仕事がきた。というかまぁ全員集合するんですけどね!そんな集客悪かったっけ?と思ったが、これ絶対誰かが噛んでる気がする。
「なんで鷹丸通り越して俺?ってなってたけど鷹丸はコレでか」
「みたいですね。俺古巣推しなんでETUやりたかった」
「でしょうね!」
とは同い年くらいの先輩との話である。まぁたぶん偉い人がきめたのか会社が決めたんだろうとは思う。とりあえず打ち合わせに顔を出したら、偉い人と広報がざわついた。笠野さんが余裕だけど。
「よー、笠野さんじゃん。何、笠野さんも噛んでたの?俺のETUに選ばれなかった時ちょっとショックだったんだけど」
「サッカー協会とお前の会社に聞いてくれ。俺は要望出した」
「まーー、たぶん俺が解説しまくったからどのチームとかできなかったのかもしれない」
そう言って頭をかいてスタスタせきにつく。感極まった有里ちゃんが、苗字くんが歩いてる!!と泣き出したが。というか他スタッフも半泣きである。
「あっはっはっ、みてみて、みんな俺が歩いただけで半泣き」
そう言ってVtuber側に言えば「いやそれ俺たちの一部も泣きかけたじゃん」と言われたら。
「笑い事か?」
「歩けるようになったから笑いごとでしょ」
category:鷹丸(gk.vt)