赤崎妹と、監督と、初蹴り




「タッツ、ハッピーニューイヤー」
「ナツじゃねーか」
「やっ!」
「何かようか?」
「タッツ、軽く軽くボール蹴らない?」
「軽く?」
「足がアレなんだったらいいよ、別に、」
「軽くならまぁ、大丈夫」
「ホントに?」
「うん」
「ホント?」
「どんだけ心配してんだよー。本人が大丈夫っていってるから、大丈夫だって。心配症だなぁ、ナツは。そっち行くからまっとけ」
「うん、」

――

「年明けの練習メニュー決まった?」
「まだ。ナツは?」
「ふくわらい的な何かとか羽根突き的な何かを検討中」
「お、それいいな。で、ナツ」
「何?」
「初蹴りが俺相手で良かったのか?」
「うん?」
「天城とかいるだろ? 大学の連中とかさ」
「……うーん……なんていうか……」
「?」
「来年もしようね的な?」
「! ……、あー、うん」

赤崎妹と、監督と、初蹴り

「だって、タッツ、なんか、いつか消えちゃいそうだし」
「そうか? 俺としてはナツが消えそうだけどなー」
「(Giant killingおこしたら、ETUから離れていきそう……)」
「(現役の俺みたいに、フラッと消えそうだな)」


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SQUELCH!!