それいけないときもあるよね!


あの後ゲートに集まって緑谷くん以外のみんなの安否を確認した。緑谷くんも先生方も命には別状はないらしいけども、相澤先生には後遺症が残るかもしれないらしい。私のせいだ、私がもっと早く助けに入れたら私がもっと強かったら私が避難しようとせず加勢に入っていたら私が

「ナナシ」
「おかあさん?」

顔を上げると頭を抱えて座っていた私の前にお母さんが立っていた。なんで?お母さんここにいるの?驚きで固まっている私を見て少し笑うとお母さんはしゃがんで私の涙を拭いて抱きしめてくれた。

「人を救える人間になりなさい。」

そう、いつもそつ言って優しく微笑むんだ。

血塗れの顔で?

「っ!」

...夢か。少し嫌な夢を見た、昼間の相澤先生が堪えたのかな...いや、やめよ、

※※※

「あ、緑谷くんおはよう!もう体は大丈夫なの?」
「藤宮さんおはよう。うん、リカバリーガールが手伝ってくれて...。」
「そっかそっか!治ったのならよかったよ!」

今日は珍しい、緑谷くんと登校中に出会うなんて。緑谷くん同じ方向だったんだね。彼の傍に駆けよって声をいかけると少し驚いたようにこっちを振り向いた。昨日重症だったと聞いてたけど彼の体を見る限り治ってるみたいでよかった。

「うん...藤宮さん。昨日はありがとう。」
「え?」

突然お礼を言われて変な返事をしてしまった私を見て少し笑って緑谷くんは頭を掻きながら言った。

「敵を追っ払った少し前の時だよ。オールマイトを助けなくちゃ、って思って飛び込んだはいいものの対策とか考えていなかったんだ...。だからあの時藤宮さんが助けてくれなかったら僕は死んでたと思う。」
「...」
「だから、ありがとう藤宮さん。」
「...私君を救えてた?」
「え?」
「いや、なんでもないよ!なんだか照れるな...どういたしまして?かな?」
「あはは。」

このまま訓練やヒーローの話をしながら一緒に登校した。緑谷くんのおかげで少し、いやだいぶ沈んでた気持ちが上がった。でも私は救えてたのかな、緑谷くんはああ言ってくれてるけども私は、

∵