それいけはじめの第一歩!
「教室にてぼっち席にてぼっちなう。」
私はただいま絶賛ぼっちなうなのです。
田舎のおじいちゃん家で暮らしてた癖でつい早起きをしてしまってつい早く学校に来てしまった。教室には誰もいなくて、その上私の席はぽこりと一つはみ出ているぼっち席なのだ。辛い。究極のぼっちなうじゃないか。誰かこないかしら。
そんなこんなでそわそわしてるとガラリと教室のドアが開いて男の子が入ってきた。その男の子はこっちに向かって歩いてきたと思ったら私の席、正確には私の前の席で止まった。私がガン見してしまっているからか向こうも真顔で見返してくる。なんだか気まずくて喋りかけようとした時向こうが先に喋りかけてくれた。
「なぁ、お前もしかしてナナシか?」
「え?」
まさかの私の名前を知ってる子だった。何故私の名前を知ってるんだろうか?私にはこんなイケメンな知り合いいないんだけども。そんな疑問が顔に出てたのだろう。少し笑いながら男の子は名乗った。
「轟焦凍。幼稚園と小学まで一緒だった。」
「...ああ!!!轟君!?」
「ああ、久しぶりナナシ。」
そういって握手を求める轟君の手を掴んでぶんぶんと振る。なんでさっきまで気づかなかったんだろうか。家も近く、ってこともあってずっと一緒にいたのに。両親が死んでからすぐに引越ししてしまって轟君に会えなくて寂しくて泣いてたんだよね...。
「元気そうで何よりだ。急に引っ越したと聞いて驚いた。」
「轟君こそ元気そうでよかったよ!あの時はごめんね、みんなともちゃんとバイバイしてから引越したかったんだけども...。」
「いやしょうがないことだから気にすんな。ご両親もお元気か?」
「あー両親二人とも亡くなっちゃったんだ。それが理由で田舎のおじいちゃんのところに引越したんだよ。」
「!...悪ぃ。」
「いやいや気にしないで!きっと天国で元気にしてて、今も轟君と私が再会できたこと喜んでると思うよ!」
「そうか。」
轟君は少し笑って自分の席についた。そこからは思い出話やらその後の話やら色々話しているといつの間にか教室にはクラスメイトがたくさん着席していた。時計を見るとそろそろホームルームが始まりそうだと思ったら前の扉で寝袋で芋虫になってる人がいた。
「担任の相澤消太だ。よろしくね。」
...流石雄英、さいこーほー。
@ナナシちゃんは轟君の家庭事情は火傷した時になんだか雰囲気が変わってしまった轟君を見てなんとなく察してるけども轟君から話してくれるまで待とう、という受身状態です。ナナシちゃんの両親もなんとなく察してせめて藤宮家といる時だけは笑ってほしい、と思って親身に接していました。という設定。いつか書いてみたいです。
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