それいけUSJで未知との遭遇!


「ヴィランンン!?バカだろ!?」
「ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」
「先生、侵入者用センサーは!」
「もちろんありますが…!」
「現れたのはここだけか学校全体か…何にせよセンサーが反応しねえなら、向こうにそういうこと出来るヤツがいるってことだな」
「ここは校舎から離れてる隔離されている施設。それに人が少ない手薄な時間の奇襲...。何が目的でこんな奇襲を仕掛けてきたんだろう。」
「知らねぇ。ただ、バカだがアホじゃねぇ。用意周到に画策された奇襲だ。」

昨日のチンピラ同然の敵とは格が違う。気を引き締めなければやられる。そんな思いが一気に駆け巡る。背中の刀を引き抜いていつでも応戦できるように敵を睨みつけた。

「13号避難開始!学校に電話試せ!センサーの対策も頭にあるヴィランだ、電波系の“個性”が妨害している可能性もある。上鳴、おまえも“個性”で連絡試せ」
「っス!」
「先生は!?一人で戦うんですか!?」
「ああ。藤宮、刀仕舞え。お前も避難しろ。」
「で、ですが!相澤先生一人であの数を相手にするなんて!」
「そうです!イレーザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は...。」
「一芸だけじゃヒーローは務まらん。」

そう言うと相澤先生は13号先生に私たちを任せて敵の群れへと突っ込んでいた。個性と捕縛武器を使ってどんどん敵を倒していく姿は流石プロヒーローだと感動する。でもなんだか胸騒ぎが収まらない。加勢したい、と思う体を押さえつけて避難をしようとした瞬間、私達の目の前に真っ黒なモヤが現れた。一度しまった刀をもう一度引き抜いて構えて相手の動向を伺う。

「初めまして。我々は“敵連合”。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせていただいたのは、」

平和の象徴オールマイトに、息絶えて頂きたいと思ってのことでして

そう衝撃的な発言をした敵からぶわりと黒いモヤが広がる。 13号先生がそれに応対しようとブラックホールを発動させようとしたが、先に爆豪くと切島くんが飛び出てしまった。駄目だ、これじゃあ13号先生はブラックホールを発動できない!

「二人とも駄目!戻って!」
「そうです!どきなさい二人とも!」

とっさに二人を退けさせようとしたけども再び広がったモヤの方が一足早く私達を飲み込んだ。

※※※

「うっ...」

放り出される感覚がして閉じていた目を開けると地面が近づいてきていた。とっさに受け身をとってすぐに立ち上がり周りを見回すと私を囲むように敵がたくさんいた。卑下た笑みを浮かべながら近づく敵に刀を握り直して構える。火災ゾーンに飛ばされたのか周りが熱い。それに敵に火を扱う個性が多いみたいな上に多対一。これは思っている以上に痛い戦いになりそうだと鎮痛剤を口に含む。

「おお!女の子じゃーん。」
「んひひ、さっさとやってお楽しみとシャレこもうぜ?」
「ギャハハ、んな物騒なモノ握らずに俺らのを握ってくれよ?」
「...」

私が目の前の男に向かって走り出すと相手は私に向かって火を放ってきた。それを斜め前に飛んで避けて前転し、右足を伸ばし斜め前にいた敵に足払いする。油断していた敵はこけて頭を打ったみたいで気絶した。これ幸いとそいつの足を掴み火を放った人を含む敵の塊に投げ飛ばすとそれがきっかけになったのか一斉に敵達が襲いかかってきた。なんだか思っていたよりも弱いらしく、少し余裕を持ちながら確実に一人ずつ沈めていると敵が、こいつ強え、女だと思って手加減してやれば調子にのりやがって、等喚き散らした。私が特別強いわけではなく、君たちが弱いだけなんだけどなぁ...と苦笑しながらまた一人気絶させた。折角の大人数なのに連携も何もないんだもの...。早く全員倒してしまおう、そう思いながら飛びかかってきた敵に蹴りをいれた。

※※※

「よし、これで終わり。」

おびえて逃げ腰だった残り一人の敵の意識を沈めて治療のほうに意識を向けて完治させる。途中油断して火だるまになった時はさすがに死ぬかと思った。死なないけども。気絶した敵達を捕縛テープで縛り上げてそこら辺に放置する。さて、入り口方面に行かなきゃ。みんな...特に相澤先生が心配だ。ドライアイな先生が長期戦闘に向いているとは思えない。敵は目薬をさす時間なんてくれないだろうしね。私は近くにあった地図を見て入り口方面へ走り出した。

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