俺の幼馴染に性知識を教える日1


IF転生一巡目(一巡目なのでナナシさんはまだ女の子寄りな所が有ります)、降谷スコッチ組と幼馴染、NOT勃たない、学生時代

「...嘘だろ?」
「えっと...その、意味は知ってるがやり方はさっぱりなんだ...」

少し顔を赤らめて目を逸らすナナシは小さく寝て起きればいつの間にか出てたし必要性を感じなかったし...ともごもごしていた。な、なんだ悪いか、とジト目で見てくるナナシに対して俺は雷に打たれたような衝撃を受けていた。同級生の中でも一際大人びているナナシが自慰の仕方を知らなかっただなんて...。あまりナナシとは猥談なんてしたこと無く、好きな人のそういう話を普通に聞けるって同性はこういう時だけ便利だな、とか思いながら下心半分、好奇心半分で聞いてみたらこれである。あ、夢精はしてるんだな、と心のメモに書いたところでふと思いつく。

自慰の仕方を俺が教えればいいのでは?

この時の俺は今までにないほど混乱してテンションが上がって頭がおかしくなっていた。でも反省も後悔もしていない。ここでやらねばもう一生チャンスはまわってこない。俺が教えねば誰が教える?そんな謎な使命感を持って荒くなる鼻息を抑えてナナシに告げた。

「お、俺が自慰の仕方を教えてやるよ!」

その時のナナシの顔は一生忘れないだろう。

***

拒否や遠慮、軽い罵倒(ばかとかあほとかそんな罵倒しかできないナナシはやはりかわいい)をしてくるナナシをこのままだとちんこは爆発するぞ、とかアホな理由をつけて言いくるめればそんなことで死にたくないぞ...男ってこんなに大変なのか...とか言いながら顔を青ざめて渋々了承してくれた。緊張してベッドの上で正座をしているナナシに背中を向けるように俺の足の間に座って、と言うとおずおずと寄ってきてぽすりと俺の胸に背中を預けてきた。うん、可愛い、100点。

「...それで次はどうすればいいんですか...。」
「(緊張しすぎて敬語になってる...)えーっと、下脱いでほしい。」
「あっ、そうですよね!やっぱりそうだよね!?はは、ははは、」

乾いた笑いをあげながらカチャカチャとベルトやズボンを弄るその手はもたついていた。なんとかズボンまで脱いだナナシはそろりと俺を見上げ眉を下げながらながら、パンツも?と聞いてくるのは中々クるものがあった。この状況をめいいっぱい堪能すると決めた俺はにっこり笑って勿論!と答えた。

「...」
「ぅ、脱いだ、脱いだぞ!」
「...手が邪魔だな?」
「ぐ、うぐぐ、」
「手を退かさないと教えられないぞ。」
「うう、やっぱりこんなのおかしいんじゃ...」
「爆発して死んでもいいのか?」
「っっ!」

小さく唸りながら手を退ければまあまあ大きさはあるけれど使っていないからだろう、ピンク色のかわいいソレがふるりと震えていた。がっつきたくなる欲望をなんとか押さえつけて触るぞ、と声をかけてから恐る恐る手をかける。

「少し勃ってきてるな...ナナシ、ほらここ」
「ひっ、」

本当に少しだが勃っているモノを下からゆっくりなぞりあげればナナシはビクリと震えて目をぎゅっと瞑る。初めての感覚に戸惑っているんだろうかわいい姿に切れそうになる理性をなんとか繋ぎとめて深呼吸をひとつ。目を閉じたらやり方分からないだろう、と言えばまた唸りながらそぉっと目を開いて続けてくれ、と言われた。

「まずここを触って勃たせるんだ。こうやって...」
「ぅ、っ、」

袋をやわやわと揉みながら竿の部分をゆっくりと触れば、徐々に立ち上がり先走りをとろりと出す姿に唾を飲み込む。ある程度立ち上がったそれから手を離しナナシの手を掴み握らせその上から俺も握りこむ。困惑した眼差しを向けてくる彼ににこりと笑って一緒にやってみよう、と言えば顔を真っ赤にしてゆっくり頷いた。

「竿の部分を握って、そう、そのまま上下に動かせ。そう、そうやって、最初はゆっくりでもいいぞ。」
「わかっ、た」
「このまま擦ると痛いから上から出てる先走りを掬って、そう、それを絡ませて動かして、そう、」
「んっ、ふ、ふっ、」
「はは、上手、上手」

初めての感覚に戸惑い、眉を寄せて涙目になりながらももぬちりぬちり、とゆっくり扱いているナナシの姿は正直言って見抜き出来るくらいだ。いや本当に。でもこの速度と強さだとイきにくいだろう。このままだと出ないから少し強くするからな、と言い握りこめばナナシは吃驚したように高い声をだした。ちょっと待って、と慌てる彼を尻目にそのまま扱きあげればさっきとは比べ物にならないぐらいの声を出し始める。

「まっ、てまって!嫌だ!やだ!なんかでる、と、いれいかせてっ!」
「大丈夫、大丈夫。」
「やだっ、こわい、こわいよぜろっ!」
「このまま、大丈夫。」
「ぁ、あああっ!〜〜〜っ!!!」

快楽から逃げるように体を震わせ捩るナナシを押さえつけて一際強く扱けば彼は声にならない声を上げてびくりびくりと体を震わせ達する。今まで溜まっていたであろう精液が勢いよく噴き出して二人の手とナナシの腹とシャツを汚した。何度か痙攣した体はイき終わったのか脱力して倒れ込んできた体を支え、その間にティッシュで拭きとる。

「大丈夫?」
「はぁ、怖かった、疲れた。」
「はは、でも気持ち良かっただろ?」
「...まあ、少し。」

小さく呟いて顔を真っ赤にして俯くナナシにまた悪戯心が湧き上がってくる。ナナシが昔から苦手なおねだりスマイルを浮かべて言う。

「じゃあ次はナナシだけでやってみるか。」