俺の幼馴染に性知識を教える日2


「えっ、」

俺の言葉にピシリと固まって錆び付いた人形のように見上げてくるナナシに構わずにっこり笑う。小さく本気で言ってるのかい?と呟く彼に笑みを深めながら勿論と言えば彼は口元をひくつかせながら冷や汗を掻いた。

「だってさっきのは俺が手伝ってやっとできただろ?」
「そ、そうだけど、」
「アレ、俺がいなきゃ途中でやめてただろ?」
「む...」
「俺はナナシ一人でできるようになってもらわないといけないと思ってるんだ。」
「むむ...」
「勉強と同じだ。習った知識は自ら使えなきゃ意味がないだろ?」
「むむむ...」
「そのためには実践あるのだと思うんだが。」
「...」

あとひと押し...この謎理論でも落ちそうになるって本当にちょろすぎるぞナナシ...。それともナナシは毎回俺に抜いてもらいにくるのか?と耳元で言えば動揺したように頭を横に振ってそんなわけないだろ!と真っ赤な顔で叫ぶ。...そんなに否定しなくてもいいのに、と少し傷ついたのは内緒だ。ほら早く、と言って促せば小さく頷いておそるそおる自分のに手を伸ばした。さっき俺がやっていたのを思い出しているのか眉をひそめて探り探り触っている。時折良いところに触れてしまうのかびくりと体が揺れてしまっている。

「ほら今のところ触らないと。」
「だ、だって怖いんだ...。」
「大丈夫、気持ち良いことは怖くないからな。」

未だに慣れない快楽に耐えるように噛みしめる唇に血が滲んでいるのを見て触れながら咎める。俺の指でも噛め、と指を咥内に入れたら噛めるワケないだろう、と眉を下げていた。ふにふに柔らかい唇と控えめに当たる舌の感触にナナシとのキスを想像してしまう。そう言えばこんな凄いことやってるのにキスはまだやってないな...あとでどさくさに紛れてしたら怒るだろうか。初めては俺なんだろうか?この様子じゃキスでもびくびくなってそうだな...。そんな事を考えていると何か言いたそうに口をもごもごし始めたから指を抜く。

「ゼロ、これ、こう、こうでいいの?」
「ああ、そうそう、その調子で上下に。」
「んっ、ふ、」
「...」
「ぁっ、んっ、んん、」

...触りたい。触りたくなってきた。一人で頑張ってやってるのを見るのも中々良いけどやっぱり触りたい。でも一人で俺からやってみて、と言った手前触りにくい...。.....。.........まあいいか!

「ナナシ、やっぱり手伝うから。」
「えっ?」

驚くナナシを置いて口にいれていたおかげで濡れている指を尻に這わせる。何しているんだ、と動揺しているナナシに大丈夫大丈夫をにっこり笑いかけてそのままその奥の蕾に触れた。

「ちょ、ちょっと待ってくれそこはっ」
「これするとやりやすくなるぞ。」
「え、でもそんなところっ」
「ほら手止まってるぞ。」
「でも、でもっ」
「大丈夫俺もいつもやってるから(やったことないけど。)」
「そう、なのか?」
「ああ!だからこれは必要なことだからな?」
「そ、そうか...君がそう言うなら任せるよ...。」

ああ、ちょろい!ちょろすぎて心配になってくるレベルだ...。男同士だとどうするのか、前に見たサイトを思い出してゆっくり指でまわりをほぐすように押す。大丈夫だ、ナナシの尻を慣らすイメトレをいつものオカズ妄想でやってきているからな。ほぐれてきた感じがして中指だけをいれる。異物を拒む様にぎゅうっと締め付けるナカを掻きわけて指を全部入れこむとナナシがふるふると震えだす。痛いのか?と聞けばそうではないが違和感があるらしい。まあ最初はそんなもんだと聞くしな...。ほら、手また止まってるぞ、と言えば震えながらも動かし始めた。馴染んできた指をナカでぐるりとまわして前立腺を探す。たしかこの腹側にしこりが...

「っっぅあ〜〜!?」
「!」

ここか...。こつりと当たったそこをゆっくり撫でまわすとナナシはビクビクと震えのけぞった。うっすら開いている口から少し舌がでていてとても美味しそうだ、と思った瞬間我慢が出来ず顔を掴んでそのまま口付けてしまった。ナナシが快楽で頭の中がごっちゃになって反応が鈍く抵抗されないのをいいことにして舌を絡ませる。舌の裏側をなぞりあげて舌自体をぢゅっと吸えばナナシの顔が物凄いことになっていた。口を離して指を抜き差ししてしこりをとんとんと押せば半開きの口から唾液がつーっと落ちた。

「なあ、扱きながらここをこねるとさっきよりもっといいだろ?」

と耳元で言ってもう動けず止まっている手を上から掴んで一緒に扱けば一際高い声があがる。体の震えが大きくなりそろそろイきそうなナナシにもう一度キスをして前立腺をぐっと押せば半ば悲鳴のような声をあげてイった。流石に疲れたのか大きく見開いていた目をゆっくり閉じてそのまま寝てしまった。そこでふと我に返り自分のしたことに血の気がサーっと引いていく。いくらなんでも調子に乗りすぎた。とりあえずナナシも俺もぐちゃぐちゃだから風呂でも入るか...。ナナシを風呂場に連れていく為に立ち上がった時に自分の股間が目に入る。...ここもあとで処理しよう...。