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いつも通りバイトのモブくんに牛乳(エクボさんは何を食べるのか分からないから今度聞いてみたい)を出して隣に座る。幽霊になってからというもののモブくん達が来るまでとても暇なのだ。新隆は私の事見えないし。

「ナナシさん、ここ分からないんですけど...。」
「ううん?見せて?うーんここはね、」

モブくんに勉強を教えたり、学校のことについて聞くのが最近の楽しみだ。あとエクボさんと可愛らしい悪戯を新隆に仕掛けるのも楽しい。モブくんに隠れてしないと怒られるけどね。そんなこんなでモブくんに数学を教えているとお祓いグラフィック(笑)を終えた新隆が背伸びをしてからこちらを向いた(モブ君しか見てないけど)。

「よっしゃ終わった終わった。おいモブ、お前此処来るといつも独り言多くなるな。この間のテントウ虫霊か?ずっとひっついてるんならうるさいし早めに除霊しとけよ。」
「師匠。」
「そう言えば最近エクボさん来てないね。どうかしたの?喧嘩でもした?」
「エクボ見つからないんです。いなくなってしまった。」
「そっか...エクボさんは強い霊だからね!どこかで元気にしてると思うよ。今度一緒に探そうか。」
「はい、ありがとうございますナナシさん。」
「いーえ。」

よしよしと頭をすり抜けてしまわないようにモブくんの頭をなでていると新隆がそろそろ依頼者のところに行くぞ、と立ち上がった。それに返事したモブくんはいってきます、と言って新隆の後を追って事務所の外に向かった。二人に向かっていってらっしゃいと扉が閉まるまで手を振る。がちゃりと扉が閉まった瞬間一気に静かになった。...寂しい。モブくんやエクボさんが構ってくれてここ数年はとても楽しい数年になってる。けどやっぱり新隆と喋りたいものだ。さっきのいってらっしゃいも見えていないとはいえ無反応だとなんだか悲しいんだぞ...。

「なにが21世紀の新星だよ、似非霊能力者め...私のこと見てよ...馬鹿。」