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と、とにかく色々ありすぎて頭がパンクしそうだけど人間色々ありすぎると逆に冷静になれるものなんだね。小さくなったおかげで拘束は解けたしここからでないと...。幸いドアに鍵はかかっていないようだしなんとかしないと。さっき死にかけた時思った、私は死にたくない。まだ痛む体に鞭を打ちながら扉をゆっくり開ける。廊下には誰もいない。しめた。今のうちに出よう。連れてこられた時になんとなく道は覚えている。廊下のつきあたりまで行って覗きこむ誰もいない。よし。それにしてもなんでこんなに見張りがいないんだろうか。普通こういうのっていたるところに見張りいるんじゃないのかしら?いや知らんけど。そのまま廊下を進んでいく。また角まで来てなにか臭う。鉄?臭い。なんだろうか、嫌な胸騒ぎがするけど逃げなきゃいけないんだ。勇気を出せ私。角で一息ついて覗きこむ。
「―――。」
声にならない叫びをあげてしまった。咄嗟に口に手を持って行き耐える。何を?色んなものよ。廊下には二人、男が倒れていた。近づかなくてもわかる、あれは死んでいるんだ。血のようなものが床に流れている。足が震える、体が動かない。死が、近い。
「でも、」
でも生きなくちゃいけないんだ。自分の頬をぱちりと叩き気を入れ直して、竦んで震える足を奮い立たせる。進め私、生きなきゃ、生きて帰らなきゃ。声を押し殺して男達の横を歩く。その時男達の傍に落ちていたモノが目に入った。ナイフ、だよね?
「...」
意を決して男の近くにしゃがんでナイフを手に取る。護身用に、そう、護身用に、生きなきゃ、さっきみたいな思いはしたくない。そんな護身用にナイフなんて使ったことないからよくわからないけど映画の見よう見まねで使ってみよう。どうせ素人が使っても足止めぐらいにしかならないだろうし、使えなくても威嚇ぐらいにはなる、はず?両手でしっかりナイフを持ち廊下を歩く。少し歩くと広いところに出た。ここは、最初に連れてこられていれていた広間だ。おかしい、誰かいるはずなのに誰もいない。何かがあったんだろう。ラッキーだけどなんだか怖い。周りを見回しながらおそるおそる足を踏み入れた時だった。後ろから口を塞がれて腕を後ろ手に掴まれてしまった。
「んん!?」
「―――!――.」
「んぅ、」
「――.」
後ろから覗きこまれた時に見えた顔に見覚えがある。あいつだ、私を薬で殺そうとした男だ。いやだ、いやだこわい、体ががたがた震える。なんとか逃げなくちゃまた殺される、あんな思いもう嫌だ。男が何か言って何か硬いものをゴリっと私の背中に当てた瞬間私の中で何かが私の中で切れてしまった。
それからの記憶は曖昧でよく覚えていない。死にたくない一心で暴れて暴れて、それで、それで?もう、よく、わからない、