「あん?陰毛頭、今お前だけか?」
「あ、SS先輩静かにしてください。」
「あー?先輩に指図とか偉くなったもんだなぁ?」
「あっ、ちょっと、ほんとに静かにしてくださいって!」
ソファーに座ってしーっと言ってくるレオにこぶしを握りしめて近づくと慌てたようにソファーを指さすもんだから覗きこむとナナシが横になっていた。
「ナナシ?寝てんのこれ?」
「書類処理と尋問で2徹目らしいです。少し休憩と言って座ったんですがそのまま寝ちゃって...。どうせなら仮眠とってもらおうと。」
「ふーん、顔に落書きでもしてやろうかな。」
「アンタってほんと最低だな!?」
笑いながらソファーに座る俺をくそ生意気にジト目で見てくる陰毛頭が、バイトの時間なのでお先に失礼しますと入れ替わりのように立ち上がる。落書きも起こすのも駄目ですからね!?と念押しするレオを軽くあしらって煙草に取り出して咥える。それに火をつけて煙を肺にいれて吐きだすと匂いのせいかナナシが身じろいだ。顔にかかった髪を払ってやるとなんの夢を見てるのかその手にすり寄ってくる。ふーん、ナナシのくせに可愛いところあんじゃねーか。そのままゆっくりと撫でているとふと最近ナナシの目をちゃんと見てねぇな、と思いつく。こいつ何を気にしてるのかしらねーけど目を合わせないようにしてるからな...。起きたら嫌がっても覗きこんでやるか。
「あーーー暇だーーーー。」
なんかこいつの間抜け面を見てたら俺まで眠くなってきた。昨日はアンナとお楽しみだったからな〜実質俺も徹夜ってわけで〜。煙草を灰皿に押しつけて深く座り込んで俺も寝ることにする。そういや昔修行の合間に二人で寝っ転がって昼寝してたな。懐かしいったらありゃしねぇ...もうあの修行の日々はごめんだけどな!死んでもあのジジイのところに戻ってたまるか。