こんな恥ずかしい朝は初めてです。


朝だ。鳥の囀りが聞こえる。朝日が眩しい。嗚呼、本当に清々しい朝だ。今俺が寝ているベッドが兵長のベッドじゃなかったらな…!
あの後ぷっつんいってしまった俺と兵長はあんなことやこんなこと口に出すのも恥ずかしいことを何回もしてしまい(俺は2回程で終わらせようとしたんだ、したんだ…)、その後疲れた俺達はそのまま眠ってしまったみたいだ。そして今に至る…。やってしまった…勢いであんなこと…。あまりの恥ずかしさに手で顔を覆おうとするがそれができない状況に俺は置かれている。兵長に頭を抱きこまれるように抱きしめられているからである。なにこれ、どうすればいいの、がっちりホールドされてるし、足でも固められているから全く動けない。どうにか抜けることができないか、ともぞもぞしてみる。駄目だ、人類最強半端ない。小さく溜息をつき兵長の顔を見上げると目があった、え?

「(ひいいいい滅茶苦茶睨まれてるひいいいい)お、おはようございます、兵長。」
「…ああ。」
「(ひいいいい眉間の皺が半端ないことにひいいいい)兵長宜しければ解放してくださると嬉しいです…。」
「あ゛?お前、俺といるのが嫌だってのか?」
「そ、そんなこと言ってません!いつまでもこのままではいられませんし仕事もありますし!(ひいいいい)」
「…エルヴィンに今日は非番にしてもらったから仕事のことは考えなくていい。」
「ああ、そうだったんですね…。」

凄く睨まれたがなんとか兵長から抜け出しベッドに腰掛けて一息つく。おい、と呼びかけられ、なんでしょうかと振り返ると手をこちらに突き出している兵長がいた。意味が分からず少しぽかんとしたのち、握手ですか?と聞くと背中に蹴りが入った。あ、違うんですね。

「お前ががっつきすぎるから腰が抜けて起き上がれねぇんだよ。どうにかしろ絶倫。」
「ぜっ…!?昨日は兵長が強請っていらっしゃったんでしょう!」
「いいからさっさと風呂に連れてけ、どろどろで気持ち悪い。」
「…了解しました。」

これは俺が兵長を風呂に入れる、ということだろうか。確かに腰が抜けた兵長を置いて帰るわけにはいかないし…今日は一日兵長のお世話になりそうだ。兵長の背中と膝に手を差し込み持ち上げる。ちょっと目のやり場に困るところがあるから俺のシャツを掛けとく。何恥ずかしがってんだ昨日散々見ただろう、とか仰っていらっしゃいますがそれとこれとは違うんです、そう恥ずかしさを感じるんですよ!
風呂場まで連れていき浴室にある椅子に兵長を下す。タオル借りますね、と一言断り腰に巻きつける。少し不満げな兵長の顔は見なかったことにする。シャワーからお湯をだしゆっくりと掛ける。石鹸とスポンジを手に取り泡立てて、洗いますねと背中にスポンジを滑らせる。黙々と洗っていると互いに無言だからか少し気まずい。気まずさを無くすために痒いところとかありませんか、と聞いてみると小さくある、と仰った。

「どこでしょうか?」
「…痒いというよりも気持ち悪いとこがある。」
「?」
「…」

徐に俺の手を取ると兵長自身のお尻に…ってえ!?驚いて手を引こうとするががっしりと掴まれている。あ、朝っぱらからまたするつもりなのか、この方は!?

「な、何をなされてるんですか、今日はもうい、致しませんからね!」
「違う。何盛ってやがる。」
「な、なんですと!」
「お前が中に出したからどろどろして気持ち悪いんだよ。たくさん出しやがって。」
「な、俺が外に出そうとする度足で締め付けてきて抜かせてくださらなかった方だどちら様ですか!?」
「いいからさっさと掻き出せ。」
「(さっきから理不尽だ…)…了解しました。」

自分でやればいいのに…と心の中でぶつくさいいながらお尻に触れる。少しビクリとした後ゆっくりと足を広げる兵長の姿を見ると昨日の事を思い出して変な気分になって少し固まってしまう。駄目だ、と邪念を振り払うように首を振り手を伸ばす。そこを触るとこぽりと俺の精液と兵長の液が混ざり合ったものがでてきて一気に顔に熱が溜まる。嗚呼、駄目だ駄目だ流されちゃいけない、駄目だ、オルオのぴちぴちビキニ姿でも想像するんだ、落ち着け、落ち着け!一度目を閉じて深呼吸する、その瞬間鼻についたあの甘い匂い。まさか、と目を開けて兵長のモノを見ると勃っていらっしゃった…発情してらっしゃる。

「へ、兵長まさか発情してらっしゃいませんよね?」
「…指で掻き出すのもちんこで掻き出すのも同じだと思わないか、ナナシよ。」
「いやいやいや違うでしょう!駄目ですって!それに貴方腰抜けてるでしょう、無理しちゃ駄目ですよ!」
「ちっ、」
「(ひいいいい舌打ちひいいいい)」

もう冗談言ってないでちゃんと掻き出しますよ、と今度こそ指を中にいれ液体を掻き出す。…あまり刺激はしないようにゆっくりそっとやっているがそれでも感じてしまうのだろう、兵長、声でてます。ひたすら無心でしていると俺の首にするりと腕が巻きつけられる。なんだと兵長を見ると完全に欲情していらっしゃる顔がそこにはあった。可愛い…はっ!?俺は何を考えてるんだ!?

「兵長…。」
「そ、んなゆっくりすんっ、な、もどかしい。」
「いや、しませんから…ほんと。」
「頼む、こうなったら、どうにもできねぇ、よ、お前のモンじゃねぇと、治まらない…。」
「…」

固まってしまった俺との間を縮めるようにぐいっと首に抱きつく兵長。つい兵長の中からぬぽんと指を抜いてしまった。あっ、と寂しそうに兵長が声をあげる。俺のモノは着実に固くなっている、どうしよう。滅茶苦茶理性と本能の間で揺れ動いている俺のモノを兵長がするりと撫でる、やめ、てくださいよ…。

「ナナシのちんこが欲しい。」

この後滅茶苦茶せ、せ、せっくす、した…やっちまった…。