俺はがばりと飛び起きた。嫌な夢をみた。布団をどけ腹から下を見るがなんともなっていなかった。ああ、よかった、夢だった...。汗も凄いし一度気分を変えるために水でも浴びてこよう。そう思いベッドから出ようとしたけども腕を引かれてそれはできなかった。
「どこ行くんだ。」
「兵長、起こしてしまいましたか。すいません。」
「んなことはいい...どこ行くつもりだ。」
「ちょっと嫌な汗をたくさんかいてしまったので水でも浴びに行こうかと。」
「そうか。」
早く戻ってこい、と小さな声でぼそりと仰った後俺の腕を離して布団に潜った兵長が可愛らしくてついつい頭を撫でてしまう。すると早く行けと手を払われてしまった。苦笑しながらベッドを出る。
水を浴びてすっきりした俺が帰って来た時にはもう兵長は寝息を立て寝ていた。こんな無防備で可愛い姿をみせるのは俺だけなんだよな...と思うと愛しさが溢れてきてもうなんというか、言葉に表せない感情がぶわーっとでてきた。ゆっくりと起こさないようにベッドに入り兵長を抱きしめる。あたたかい。兵長も俺も生きてる。これからもずっと生きていく。それで幸せになるんだ。巨人なんかにやられるものか。絶対に。