ストーン王国
第5部 ストーン王国にトマスと共に出張するララたち(ララはエンジョイ牧場のほかに「ニュー牧場ライフ〜白夜の石塔〜」に六人目の攻略対象として登場しているため)→ヘリオスの過去、トマスの恋の行方、バグの生成、ルクオの宿敵、黒の魔法の正体
ストーン王国
牧場ライフシリーズ「キラキラ牧場ライフ〜鉱石洞窟〜」と「ニュー牧場ライフ〜白夜の石塔〜」の舞台となった王国。ユメール大陸の北に位置する国。他の国に比べてやや治安が悪めのイベントが多い。街の雰囲気は牧場ライフシリーズの中では最も発展している。廃れた街を復興するために主人公が天使ちゃまと悪魔ちゃまと共に住人と触れ合いながら牧場を進めていくのが大筋のストーリー。貿易が活発になるにつれて住人が増えていくシステムになっている。
※「エンジョイ牧場ライフ〜リバイバル〜」では新婚旅先に選べる国(全五ヶ国)の一つでもある。お土産はレア度の高い鉱石や魔石などを持ち帰ることが可能。ヘリオスとルシオにおすすめの新婚旅行先である。
→ヘリオスと来た場合、途中で「なんだろうな、この国にいると不思議とひどく懐かしい気持ちになるよ」とやけに意味深な会話が繰り出されるが、ゲーム内で公式から明確に情報が公開されることはなかった。
ストーン王国の攻略対象について
ストーン王国はかなり初期の頃の牧場ライフシリーズなため、攻略対象は男女各三人のみである。女性攻略対象はそれぞれイーダ、セシル、ララの各三名、男性攻略対象はイアン、クラウス、ツェマフの各三名。ルシオも司会者として登場するが、ルシオが攻略可能になったのは「エンジョイ牧場ライフ〜リバイバル〜」からのため、この時はまだ攻略対象外である。今作は全体的にハードなクリア条件となっており、数多の効率厨牧場主を生み出した。牧場経営六年目でやっと軌道に乗るレベル。キラキラ牧場ライフを歌っている割にまったくキラキラしていない。
→ちなみに主人公たちのデフォルトネームはカイトとマナミ。動物好きの活発な少年と花好きの心優しい少女という設定。
→「キラキラ牧場ライフ〜鉱石洞窟〜」復興したあとの街がのちの「ニュー牧場ライフ〜白夜の石塔〜」に繋がる。攻略対象が男女各三人追加されたほか、ゲームの難易度もかなり下がった。
▽ストーン王国の新たなキャラクターたち
天使ちゃま
美しい風貌をした腹黒な天使。絵に書いたような金髪青眼の美少年の姿をしているが、かなりの毒舌。ギャップで風邪引きそうなレベル。かわいい声でえげつないことを言う。すぐドジをする悪魔ちゃまと傍若無人な神ちゃまの無茶ぶりに日々イライラしている。チョコレートケーキが好き。
悪魔ちゃま
黒髪ストレートに紫色の瞳のポーカーフェイスガール。しっかりしてそうな風貌に反してかなりのドジっ子。いつも天使ちゃまに怒られている。国では悪魔と言われ恐れられ崇拝されているとは思えぬ従順さをもつ心優しい女の子。ただし神ちゃま強火担。チョコレートを食べるとサキュバス化する。
マナミ
ストーン王国の女主人公。牧場経営二年目。ミサキとは違い公式のイメージ通りの主人公である。ミサキとは違い。どうやらこの国に男主人公のカイトはいないらしい。山の上に籠ってせっせと牧場を営んでいる。イアンもクラウスも既に好感度はMAXだが、生憎ホタル石を売る余裕がないので付き合うに付き合えないのが現状。この度、指輪を所持していないのにトマスに告白されて大変びっくりしている。
イーダ(攻略対象1)
真面目なフランチスカ家の新人メイド。マナーやルールに厳しく、ララ的にはやや苦手意識がある。サラサラのくすんだ水色の長髪をおさげに結っている。シルバーのモノクルがチャームポイント。生まれてこの方友達ができたことがないのが悩み。意外と暗器の扱いに長けている。
カタリーナ
ハキハキした姉御肌のフランチスカ家のメイド長。ララのことを気に入ってくれている。
アーデルハイト・ミルデンバーガー
金髪青眼のモブ女騎士。ものすごい美人なのにゲーム内には名前しか登場しない。本当に不思議。ツェマフの元側近。ツェマフと同じ宿屋に泊まっている。仕事もできる上、青の魔法も使える優秀な騎士。キリッとした見た目の割に、ややロマンチストな一面も。聞くところによるとローレンスに一目惚れをしたらしい。おそらくだが、壊滅的に男を見る目がない。ハンバーガー仲間。
イアン (攻略対象1)
ゲーム内では闇を背負った塩顔イケメンの高度な紫の魔法使いとして登場する。センター分けの漆黒の髪と切れ長な瞳が印章的な男。実はルクオの宿敵でありライバル。初対面から女を口説く女たらしキャラ。ルクオも食えないと警戒するほどの男。モデルは夏油傑。主人公とくっついた場合とんだヤンデレ系イケメンへと変貌する。具体的にはプロポーズの際の「殺したいほどに愛してるよ」や新婚後の「このまま一生君の時を止めてしまおうか、なんてね。ふふ、冗談さ」など。
→魔法騎士団あがりのストーン王国の宗教団体の代表者。おそらくクズ。裏ではかなりヤバいことをしているらしい。
→バグの仕業か
セシル(攻略対象2)
舞台女優を目指す町娘。身体を売ってお金を稼いでいる。なにをとは言わないが、イアンのお気に入りらしい。(→ゲーム内ではイアンのライバルキャラとして登場するのは知ってた。でもセシルが売春してるなんて情報、私初耳なんだけど……?)
クラウス・フランチスカ辺境伯 (攻略対象2)
すぐキレるすぐ怒鳴るで有名な伯爵。絶対に上司にしたくないランキングナンバーワンの男。全体的にひょろくてノッポ。丸メガネが特徴的やシンプルにウザイおっさん。博識ではあるのだが。丸尾くんみたいな男。主人公たちと何度かイベントを繰り返したのち、無事更生する。更生イベント後はすっかり丸くなり、ただの真面目な伯爵になる。一部の人には更生前の方がキャラが立っててよかったと言われることもしばしば。ララの男版。
トマス
教会の神官の男。この度無事ララの勢力に取り込まれた。基本無愛想だが時々優しいときもある。七歳年下(25と18)のマナミにひそかに憧れを抱いているらしい。橙魔法が使える貴重なヒーラー役。
→初期は攻略対象外だったが、人気のため追加攻略対象になったかもしれない男。
クロエ
仕立て屋のオネェさん。虹の国出身。こう見えて貴族の端くれ。ビビットピンクのアフロヘアが特徴的。(虹の国はみんなアフロにしないといけない文化でもあるのだろうか?)シドとは古い知り合い。ヘリオスをいい男と評してお酒を飲まないかと誘っている。ストーン王国にはじめから在住している初期キャラクター。なつの月の間だけ文通相手のシドが遊びに来たりする。この頃からシドは一部の女性プレイヤーに人気である。
→貴族学園時代。シドは唯一クロエのことを笑ったり貶したりしなかったため、クロエはシドを友人と呼んでいる。大人になってからもときどき文通をするほどのよき酒飲み仲間なんだとか。
謎の女性
やや情緒不安定気味なお母さん。ヘリオスによく似た子供の写真をはめたペンダントをつけている。
第5部 冒頭
ストーン王国のイアン。その名が出た瞬間にルクオの眉がピクリと動いたのを私は見逃さなかった。「あらルクオ、心当たりがあるの?」「んー、まぁね」「なによその煮え切らない返事は」ルクオが苦笑する。「ボクが唯一苦手とする同胞だよ。紫の魔法の使い手でね。昔から反りが合わないんだ」ルクオと反りが合わない、となるととんだ堅物だったりするのだろうか。「それに、ボクが勝てるかわからないほどに強い魔法使いはイアンだけだからね」「なんですって?」思わず素っ頓狂な声が出た。ルクオが勝てないって、それってもしかしなくてもすごい強いんじゃ、「うん、魔法使いとしてはボクと同じくらい優秀だよ。特に闇の魔法についてはこれ以上ないくらいにね」やけに含みのある表現だ。「紫の魔法は基本使いにくいんだ。精神に侵食してくるから。でもアイツはそれを使いこなしている。それはつまり、闇の魔法よりもっと深い闇を心に抱えているということ。旧い付き合いだけどさすがのボクもそれについて深く触れたことはない。でもそんな男が完全無敵の黒の魔法を使っていたとしたら?とんだ魔王の完成だ」「魔王って」これ牧場ゲームでしょ?なんでそんなRPGみたいな展開になってるの?あ、もしかしてこれルンファクだったりする?「そんな顔しないで。ボクが一人で行くよ」「え?」「キミは魔法が使えないからね、おそらく来てもなにもできないだろうし」それにこれは僕が片付けなきゃいけない仕事だ。キミは僕が魔法使いであることを言わないでいてくれさえすればいい。ルシオは大方そんなことを言った。「でも私、その……」天使ちゃまと悪魔ちゃまに会わなきゃいけないの、とはさすがに言えない。というか言っても視えないルシオには信じてもらえないだろう。一から説明するのも面倒臭いし。うーんと、ストーン王国と言えばなんかあったかな。「魔法鉱石が見たいの」「魔法鉱石?」「そう、魔法鉱石があったら道具を改良できるかもしれなくて」出任せだけど嘘じゃない。鉱石洞窟なら金やミスリルだってわざわざ貿易ステーションで高額をはたかなくても取れる筈。「そのくらい、ボクがお土産に持って帰ってくるけど」「ダメよ。たくさん必要だから、自分のお金で買わなきゃ」「えぇ?もしかして買い占めるつもり?」「ええ、改良したい道具はひとつじゃないしね」ね?大人しくしてるから。「まぁ、そこまで言うんなら考えてみないことはないけれど……さすがにキミ一人じゃ危ないよ。ストーン王国はここより少し治安が悪いから」「じゃあヘリオスを連れていくわ!ヘリオスなら事情を知ってるから構わないでしょう?」「……まぁそれならいいかなぁ」「ほんとう?ありがとう!」満面の笑みを咲かせるララにルシオは思わずたじろいだ。「キミはほんとうに牧場が好きだねぇ」「もちろんよ」ま、今回はそれだけじゃないけど。あと勝手にヘリオスを巻き込んでしまったけれど大丈夫かしら。ま、いざとなったら何でも屋として相応のお金を払えばいいか。
→「お前、俺に頼めば大概なんとかなると思ってないか?」「あら、違うの?」キョトンと尋ね返せばヘリオスはふいっと視線を逸らした。「……そう無条件に信頼されるのもそれはそれで、なんというか、困る」「どうして?」「何でも屋とは言え、必ずしも期待に応えられるとは限らないからな」「別に断って貰っても構わないわよ?そうなったら他を当たるわ。とは言っても、思い当たるのはテアさんくらいしかいないけれど」もしくはサイラスを呼びつけるか……でもあの人ちょっとやかましいのよね。心中でサイラスを思い浮かべながらそう言えば、ヘリオスはこちらをじっと見つめてからため息を吐いた。「ララはほんと、飾らないよな」呆れたような、それでいてどこかご機嫌に彼は笑った。「いいぜ。ストーン王国、ついて行ってやるよ」「ほんとう?」「あぁ、その代わり金はきっちり頂くぜ」「もちろんよ、ありがとう」
→ヘリオスとララとルシオ、それから植物を見たいのと仲間はずれは嫌だとツェマフもくっついてトマスに道案内をしてもらいながらストーン王国へ赴くことに。ストーン王国で途中偶然シドに会ったりもする。そしてシド繋がりでクロエと知り合うことに。ミーナと瓜二つの宿屋の獣人の娘。呪いの謎。悪魔ちゃまと天使ちゃま。
→
→「ロード中……」という目次タイトルでゲームの説明を閑話に挟みたい。ストーン王国の説明やらシリーズの説明やらキャラの説明やらなにやらを。ポイントは公式の情報のみというところ。