乙骨憂太と自殺志願者
自殺志願者の少女(全十話/中編)
冬と春の匂い、夏目友人帳の冬、
百鬼夜行後、そのまま呪術高専に留まることを決めた乙骨憂太。このときはまだ四級なので制服は黒い。五条悟にとある少女の護衛の任務を言い渡される。「『どうかこのまま死なせてください』ってその子はその場にいた呪術師にお願いしたらしい。まるで一昔前のどこかの誰かさんのようにね」
もしくは自殺に何度も失敗していて、自殺未遂はこれで三度目。母親は心療内科や精神科を検討していたみたいだけど、どうにも彼女の寝室がおかしいことになっている。なんでも、部屋中に赤い血のような手形が付着していたのだとか。(代案:錆のようなもの、カミサマにまつわるなにか)あと乙骨が夢主に惚れる理由なども具体的な案が欲しいな…
はじめは、助けてあげたいという感情だけだった。一人は寂しい。一人は苦しい。だから僕が君を一人にさせないと、そんな責任をもって彼女と接していくうちに、次第にどうしてそうまでしてきみは夢を見たがるのか。どうしてきみは僕のほうをまっすぐ見ないのか。どうしてきみは、そんなに苦しんでいるのだろう。とどんどん知りたいことが多くなっていく。それとなく聞いてみてもはぐらかされるだけ。優しくて笑った顔が可愛くて、ときどき素のそのままの明るい君が見えるのが嬉しくて。→刹那、脳裏に流れ込んできたその風景は、まるで春を運んできた神様のように美しかった。彼女の背中に隠されていた世界の一部を覗き見る。
きみといると、ただの男子高校生になれたような気がしたんだ。きみはぼくのことを全部知っているような気がした。
オープニング→テーマ設定(出会い)→セットアップ(任務)→きっかけ(昔の自分と同じ自殺志願者)
五条に言われるがまま、乙骨憂太が噂の和風邸宅を訪れると、明るい母親らしき女性(実際は親戚)が出迎えてくれる。和室の応接間にて、例の少女に乙骨が紹介されるも、激しい口論の末、彼女は自室に引きこもってしまう。乙骨を見た時一瞬呆けていたように見えたが、顔になにかついていたのだろうか
論争(論争・伏線)
途方に暮れる乙骨。しかし今度は自分が助ける番だ、と再度めげず意気込み、とりあえずなんとかしようと毎日家に通い続ける乙骨。母親や弟からの事情聴取、毎日彼女の部屋に声だけかけて一応連絡先とかも母親に伝えてから高専へ戻る。学校帰りの少女を突撃して、横を歩いていた生徒にひそひそとからかわれる少女に大変申し訳なくなったり
ある日、彼女がまだ学校から帰ってきていないと母親が困った顔で乙骨憂太に報告する。空は赤くなりはじめていた。乙骨は焦った顔で母親に「彼女を探してきます」とだけ伝えてから学校までの道のりを辿ることに。背筋を嫌な汗が伝った。嫌な予感がする。
強力な呪力の反応。街中(あるいは学校の屋上?)でカミサマ≠暴走させてしまう。帳を張る余裕もない。と乙骨は暴走体の彼女を人のいない場所に誘導しつつ、帳を張る。「君を殺したくない」と刀を抜くも、収まらぬ殺気。しかし油断をした隙に領域を展開をされ乙骨は冷や汗。彼はまだ未完成の領域しか会得していない。彼女の領域の中は……すずめの戸締りのようなザ・災いみたいなものでもいいし、暗闇などただの虚無でもいい。あるいは千と千尋のような和風の古城が建っていてもいいし、森に佇む古びた鳥居、もうひとつの現実世界(現世)でもいい。領域の中からは子供の声らしきもの(前世の彼女の声)や母親の声、たくさんの友達の声、チャイム、風鈴、鈴音が響き満たしていていた。そして乙骨は理解する。彼女の言っていたことは本当だったということを。
任務の調査が進む(サブプロット)→任務の継続へ
オープニング〈絶えど絶えど青息吐息〉
イメージソング:一途、逆夢、東京上空
悪夢とこれから(二幕目開始)
目を覚ますと知らない医務室のような場所にいた。ベッドのカーテンが引かれる。隈のひどい美人な白衣の女性に状況を説明してもらっていると、教室に乙骨とどこかで見かけたことのある包帯の男がこちらを見た。
その後、乙骨に「よかったぁ」と心底ほっとした顔をされながら、五条悟という男に色々と状況を説明する。この時、転生の記憶のことは乙骨も不確定な事実なのでまだ話さない。今日はこのまま高専に止まることに。真希という女子と知り合う。暗いけど、思ってたより陰気じゃねーな。と言い放たれる。
あるいは家に帰って終わる。ここまで人間関係を広げる必要性はないかもしれないので。
寝る時に魘されている彼女を見て、乙骨がおそるおそる真希に一緒に寝てあげて欲しいと告げる。でもお前がいなきゃ意味ないだろ、と言い放つ真希。結局乙骨と雑魚寝することに。「心配しなくても、コイツに女を襲える度胸も手腕もねー、よっ」と真希に勢いよく背中を蹴られるようにして名前の仮部屋に放り込まれる乙骨に、目を丸くさせる苗字名前。あちょ、そんな乱暴な、と名前が驚き、いてて…と背中を摩る乙骨。それを見てびっくりした様子から一転クスリと笑う名前。見惚れる乙骨の横で「お前、笑ってた方が何倍もいいぞ」と真希もいたずらに笑っておやすみ、と隣の自室へと帰っていった。
寝る時にカミングアウトするか迷うが「なんでもない」と彼女は寝返りを打ってしまった。暗い和室で乙骨は彼女の寝顔を見ながら笑う。(今までずっとあんなに大きなモノを一人で背負っていたんだ。辛かったよね、怖かったよね。大丈夫、これからは僕が守るよ。おやすみ)
彼女は夢を見る。昔の夢を。家族に置いていかれてしまう夢を。呪術廻戦についての夢を。前世の夢を。…現世の夢を。カミサマは助けてくれようとしてるんだよね。
翌日、五条にいつ暴走するか分からないからしばらく高専に留まるように指示される。嫌がる名前に、五条は帳を張っていない状態で戦闘したことの危険性を伝える。も、彼女はどこか他人事。なるほど、これが言われていたずっと夢を見ているような気分の顕著な反応か。五条は内心少しだけ困る。なかなか首を縦に振らない苗字名前に乙骨が助太刀してくれる。五条は口笛を吹いて意外に思いちゃかしつつも、憂太がそこまで言うなら、と引き続き乙骨に護衛を任せてくれる他、学校で暴走させないために乙骨に送り迎えをしてもらうように言い渡す。
送り迎えではなく、一ヶ月ずっと付きっきりでもいいな。冬から春にかけての季節の移り変わりも描写して欲しい。そしたら綾波レイとシンジみたいな仄暗いラッキースケベも描けるし、花子くんみたいに放課後一緒に学校で二人っきり園芸部ごっこできるかもしれないし……サイコーじゃん!
おたのしみパート@(高専のみんなとわちゃわちゃ和やかな一日)・一応の満足の達成(任務の遂行)・自身の願望は未達成(夢主の抱える悪夢についてのことはこの時まだ聞けていない)
前世の記憶(ミッドポイント)
乙骨は少女と一緒にお花に水をやったり、勉強を教わったり、カミサマについての話をしたり、リカちゃんの話をしてみたりする。そしてふとした時に、キャラの乙骨憂太がきちんと息をしていること、存在していることになんだか感動のようなものを感じる。乙骨くんて、ん?ちゃんと生きてるんだね。えぇ?そ、そりゃあちゃんと生きてるよ、突然どうしたの?(おたのしみパートA)
段々と受け入れられる中、悪夢。目を覚ます少女。翌日からまた調子が悪くなる。神隠し。満月。仄暗いセクシーシーン。ラッキースケベと乙骨。
徐々に記憶が薄れていくことにパニック。乙骨は家入の元を尋ねる。戸籍が謎な少女に、五条がカマをかける。「君は一体、どこから来たの?」図星のため、五条に苦手意識。乙骨に助けを呼ぶ。敵に回したくない怖い五条先生。家入や乙骨から五条が怒られる。だから、そういうところがデリカシーないって言われるんだぞお前。五条先生って、恋人とあまり長続きしないタイプですか?ええ?このグッドルッキングガイが目に入らない?なるほど、顔だけってことですね。憂太、辛辣が過ぎない?
なにかを失う・失いかける(カミサマと希死念慮の解消・前世の記憶の喪失への恐怖)(平穏の崩壊)
闇夜に沈む(限界が訪れる)
春の鳥居。桜吹雪の舞う真夜中の月あかりが明るいその鳥居にて。突然、少女がいなくなる。何をきっかけにするかはまだ保留。とにかくカミサマな連れ去られる。
別れ。死。救えなかった後悔。彼女は天内理子によく似ていた。あれは一見すべてを覚悟をしているようで、本当は心のどこかで生きたいと願っている人間の顔だ。五条悟が乙骨に助言。諦めるのはまだ早いよ。もう忘れたの?君の術式は「模倣」だ。彼女の「信仰」の術式を君が模倣することができれば、彼女の元へ追いつくことができるかもしれない。こればっかりは僕にも手出しができないからね。あの子の命は憂太、君にかかってる。このままあの「カミサマ」ごと祓うことも可能ではあるけれど、それじゃ君は納得しないでしょ?はい。乙骨は真剣な眼差しで頷いた。
ぶっちゃけ厳しい戦いになると思う。と、珍しく真面目な顔をした五条は告げる。これは正真正銘、本物の神隠しだ。あちらにどんな世界が広がっているのか、この僕でさえわからない。最悪二度とこちら側に帰ってこれなくなるかもしれないし、あの子をちゃんと帰すことができる保証もない。名の通り、命懸けの戦いになるだろうね。そうまでしてでも、憂太はあの子の命を救いたい?救いたいです。ならこれは君にしかできないことだ。引き際はきちんと見定めること、絶対無事に帰ってくること。約束できるね?はい。よし、んじゃ頼んだよ憂太。
最終決戦(三幕目開始)
転生前(?)の世界にて、少女は冷たい水の底の祭壇で眠っている。普通にトリップしたor神隠しor鳥居or川で溺れた行方不明の少女orカミサマを見たことがあるor彼女の強い信仰心がプラスの呪力となって、神同然の仮想怨霊が産んだんだ。すべては幻想だよor
乙骨に手を伸ばされる。その手を掴むと彼女のいた世界がたちまち瓦礫のようにヒビが入っていき、跡形もなく壊れていく。「あっ……!」お母さん。お父さん。みんな。涙は水中に消えていくばかりで、なにも残さず飽和する。何も掴めない。何も残らない。光の中に家族が消えていく。そんなの嫌だ。忘れたくない。嫌だ。嫌だ!
苦渋の決断(前世の喪失)
その後モダモダ
少女は強く胸元を殴るようにしながら、号泣しつつ病室のベッドに座る乙骨をこれでもかと責める。「アンタのせいで、アンタのせいで……!全部壊れた!」それでも彼は心底申し訳なさそうに、困ったように眉を下げてごめんね、と呟くだけだった。なんで怒らないの。なんで笑うの。なんで……!
乙骨とは音信不通に?その後見舞いに来てくれた五条には君は死ぬとこだったんだよ?と言われる。なんだ、五条さんか。なんだとはなにさ。せっかく落ち込んでると思って美味しいプリン買ってきたのになあ〜。あ、すみません嘘です嬉しいですカミサマホトケサマ五条サマ。うげ、やめて。君が言うと変に力を持ちそうだ。と笑いながらプリンを差し出してくれる。五条先生に乙骨くんにひどいことを言ってしまったと相談。「私は、元いた場所に帰りたかっただけです」「君にとってはそうだろうね。でも、それを僕たちの中では〈死ぬ〉って言うんだよ」五条先生の包帯の目がまっすぐに私を見ている。
術式の詳しい説明。カミサマの正体。普通、信仰の術式は持っていても大した力を持たない筈なんだ。でも君の信仰心はハッキリ言って異常。偶像崇拝もいいところだね。──僕も憂太も、君の家族も。みんな君が生きててくれて良かったって思ってるよ。それを忘れないでね。
代償を払った救済(ファイナル)
エンディング(物語の決着、整理、解決)
護衛の任務はもう終わったはずなのに、懲りもせず乙骨がまた毎日家を訪ねてきてくれる。いつものようにお茶を出してから、ふと気付く。前の日常と、なにも変わらない。そう、前までの生活となにも変わってはいなかったことに、ようやく気付いたのだ。そうか、そうか。私、もうこの世界で生きていたんだな。既に生まれ落ちていたんだ、ずっと前から。
ポロポロと突然泣き出す名前に、乙骨が驚きながらもそっと抱きしめてくれる。これからもひとりにしない?ひとりにしない。もし、もしまた怖くなったら、また私の名前を呼んでくれる?うん、何回だって呼ぶよ。この前は乙骨くんのこといっぱい叩いてごめん。いっぱい迷惑かけてごめんね。ううん、君が生きていてくれただけで十分だよ。今までごめんね、たくさん優しくしてくれてありがとう。うん、どういたしまして。大好き。僕も。
前に進むしかないんだよ、と五条悟は言った。「救われる準備、できた?」「はい。五条先生にでは、ないですけど」「ハハッ、言うねえ」ま、元気になったようでなによりだよ。──昔、ここの病院でねえ、憂太が幼馴染の恋人と出会ったらしいよ。五条先生がよいしょ、と横に腰かける。「あれ、妬かないの?」「やく?」何に?「…あちゃー、憂太カワイソ」意味深な発言に少しむすりとすると、五条先生がカラカラと笑う。膝に頬杖をつきながら彼はしみじみと懐かしんだ。「いやぁ、憂太もすっかり逞しくなったなあ。昔はあんなにヒョロッヒョロだったのにさ。来年から担任外れるだろうし、先生ちょっと寂しい〜」おちゃらけた風だがなんとなく本音であるように聞こえた。「先生、担任外れちゃうんですか?」「あれ、寂しい?寂しい?」うざい。けど、「ちょっと寂しい」と素直に言うと五条先生が笑って「安心しなよ、名前は一年だから泣いても喚いても担任は僕だよ」「そうですか」何その冷めた返事、名前から聞いてきたくせに〜
はい!ではそんな名前に朗 報です!君、明日から高専生ね!え、高専?なにそれ聞いてない。あれ?言ってなかったっけ。なんていうかほんとに、ちゃらんぽらんなんですね。聞いてたとおり。え、誰がちゃらんぽらんだって?真希?まさか憂太じゃないよね?……未来の、同期です。……君は、おーい名前ー!「あ、真希ちゃん」「身体はもういいのかよ」「うん、もうすっかり」
「あ、ねえねえそれよりさ、私明日から高専入ることになったよ」「へえ?」真希ちゃんが感心したように眉を上げる。「ま、術式持ってんなら妥当なんじゃねえか?」「あれ、驚かないんだ」「むしろ入んねえって言われた方が驚きだな、だってお前、たぶん階級二級くらいはあんだろ」そういうと五条先生が「お、真希せいかーい」名前は二級だよ。「二級ってすごい?」「ま、十分使えるレベルだね」へえ。「乙骨くんは何級なの?」「あ?お前知らねーの?」「え、知らない」「はぁ、特級だよ、特級。一級のさらに上。ちなみにこのバカ目隠しも特級、一応な」「へー」「いやへーって言うけどな」普通にヤベぇんだって。あ、やっぱり五条先生って強いんだな。と思う。「特級なのに、こんなにちゃらんぽらんなのか」「特級だからちゃらんぽらんなんだよ」「なるほど」ちょっと待ってそこで納得しないで名前。
エピローグ(番外編がいつでも書ける状態)
伏黒に挨拶、乙骨の彼女?ではまだないけれど、お互いに無自覚でいい感じらしい。とパンダがコソコソ耳打ちする。へぇ。伏黒はなんとなくその情報だけを頭の片隅に留めて(なんつーか、平和ボケしてそうなやつ、)と少し偏見を強めた。そのあとちょっとだけ苗字名前と自販機の前でお話して、苗字名前がにこやかに「伏黒恵くんだよね?五条先生と仲いいの?…あはは、顔顔」「…世話にはなってる」「へー」「五条先生の愛弟子で相伝?って聞いてたから、もっとヤバそうな子が来ると思ってたよ。ゴメンね?」「いや、別にお前が俺をどう思おうが俺には関係ない」「それもそうか」一人納得する名前「同じ二級同士、任務もときどき被るかもしれないから。これからよろしく」と爽やかに言って去っていく名前を密かに典型的だ善人タイプだな、と認定する伏黒。不思議な儚さのある女子だった、と心配になるくらいに真白で透明感のある印象的な指先を思い出しながらその背を見送った。
そんでパシられたジュースを先輩たちに渡しつつ階段に腰かけると、先程の名前を彷彿とさせる白い制服を着た乙骨先輩が「隣いいかな?」と尋ねてくる。了承してから「名前ちゃんともう話した?」と聞かれるので適当に「いい奴そうでした」と伏黒が呟くと「うん、いい子だよね」とそれをにこやかに肯定する乙骨。パンダ先輩の発言を思い出しながら、おそるおそる「付き合わないんですか?」と尋ねれば、乙骨はニコリと笑って「なかなか彼女が僕の気持ちに気付いてくれないから…もう少し待とうかなって。今のままでも楽しいしね」「はあ」でも、誰にも渡さないよ。と乙骨が真剣に告げるので少し驚く伏黒。パンダが「憂太サーン、何サボってんのー」と呼ぶので「あ、ごめん!…じゃあ僕行かなきゃ。話聞いてくれてありがとう」と爽やかに去っていく白い制服の背中を見送って(惚気られた…イヤ、牽制された、か?)と渋い顔をする伏黒。下手につつくとメンドそうだ。乙骨先輩は苗字のことが好き、と脳内に記録して最後締めて終了。
概念?伏線?テーマ?的なナニカ
リカが乙の過去の象徴なら、夢主は乙の未来の象徴/リカと乙が過去からの一歩なら、夢主と乙は未来からの一歩/リカや高専のみんなに救われた乙骨が、今度はリカや高専のみんなと夢主を救う話/これは作者が幸せ=感謝されることだと思っているが故/夢主と乙骨は似たもの同士の恋人/黒髪+漆黒目カップル/己の自己の肯定と愛を貫くためならどこまでもエゴイストになれる特級の卵乙骨憂太…/
その相手がどう思うかどう感じるかはひとまず置いておいて、好きな子や大切な友人のためなら自分のもっているものすべてを躊躇なく賭けることができるのが乙骨憂太という男。彼女に許される限りは自分の命でさえもあまねく利用して彼女のために尽くしたい。なぜならそれが彼にとっての喜びであり生き甲斐だから。そのエゴさえ実行できれば僕はもうなにも望むものなどないのだ、と実はひそかに思っている乙骨憂太と──そんな男に愛されてしまった、現世世界を彷徨う哀れな少女の物語。