日録Blog

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■添付画像は向かって左が1枚目。

後付けバンザイ

[ 2018/06/01 14時 創作設定 ]

イル・メ・トーラの長編の、過去の短編お話を考えています。内容は異形狩りの始まりである「最初の三人」と、ミルユリル様の激闘(予定)です。

異形狩りの一派が2人組の由来と、地下街の商人コンスタンティンが3本指でジェスチャーしていた由来になります。←のシーンを書いた後に思いつきました。いやぁ、後付けは楽しいですね!!(容赦なく設定を変更する音)
長編終盤辺で、一派の一人が死にます(ア゛ア゛?!)が、この短編と絡ませて(正確に言うと短編を絡ませて)デジャヴっぽくします。
分かりやすく簡潔にでもネタを仕込んで矛盾が無い様にって大変ですね。物書きの人達は凄いなぁ…。

追記にその短編冒頭。繰り返す、冒頭である。ちょっと女性に対する暴言があるので注意。


 これではまるで化け物ではないか――。

 完全な変異を遂げたミルユリルの亡骸を前にして、ヤガタは立ち尽くしていた。苦労して追い詰めたイル・メ・トーラの異形。だがその代償は、彼らにとって余りにも大きい。勝利の余韻は感じられない、虚無感が押し寄せていた。あの猛攻をどうにか生き残ったネペンテスも、息が上がっている。

「糞がっ。この糞売女(ばいた)がっ!」

 慟哭の合い間に、憎しみを込めて叫ぶネペンテス。彼らの後ろには、胴体を散らかされたステンタフが事切れている。目は開かれたままで、そばに行ってやることもできなかったのだ。
 連れてこなければよかったとも思う。だが彼がいなければ、今生き残った我々も死んでいただろうと、頭の隅では考えていた。

日録表紙

(2017.5が最古)