壱の皿

私が初めて彼を目にしたのは、とある宗教の集会だった。
嫁ぎ遅れた娘に頭を抱えた両親がのめり込んだ宗教の教祖さまが彼であった。

幸せにしてあげよう。

どうやって?

私をどうやって幸せにするのかで率いてみたいものだ。

おいで、なまえを幸せにしてあげよう。

そう言って、目の前の人は私の手を取った。

名前…

知っているよみょうじなまえだろう?

ニコニコ笑顔で言う
この教祖様は信用ならない。