支援C
>>アルリタ



リタ「んー、確かこの辺だったかな……」


アル「こんなところで何やってんだ」


リタ「ひゃっ?! あ、アルかぁ……ビックリした」


アル「ビックリしたのはこっちの方だ。こんなに近くても気付かないとはな」


リタ「う、ごめん……何かご用だった?」


アル「特に用事はないが……こんな物置で何やってんだ?」


リタ「ちょっとね、この辺りで落とし物しちゃったみたいで」


アル「何を落としたんだ」


リタ「私のお師匠からもらったお守りなんだけど、かなり小さいものだから……なかなか見つけられなくて」


アル「そうか、ならさっさと見つけるぞ」


リタ「えっ、と……もしかして探してくれるの?」


アル「もしかしなくても、そのつもりがなければそんなこと言わねーだろ」


リタ「アル……ありがとう。実はなくしちゃって困ってたんだ。大切なものだから」


アル「で、そのお守りってのはどんなヤツなんだ?」


リタ「あのね、このくらい小さめの青い石がついた指輪なの」


アル「……指輪?」


リタ「うん、指輪」


アル「…………」


リタ「どうかしたの?」


アル「何でもねーよ。探すならさっさと探すぞ」


リタ「えっと、うん。……アル、何か怒ってる?」


アル「別に」


リタ「怒ってないなら良いんだけど……。うーん、お守りどこ行っちゃったのかなぁ」


アル「ここで落としたのは確かなのか?」


リタ「多分、そのはず。タライを片付けてた時に落としちゃったんじゃないかと思うから」


アル「タライ?」


リタ「うん、あと洗濯板」


アル「……お前、洗濯でもやってたのか?」


リタ「あ、違う違う、洗うのはリッカがやっててたの。私は干すのを少し手伝っただけだよ。で、その片付けをしてね」


アル「まさか、お前さっきタライ落としたか?」


リタ「えっ、何で知ってるの?!」


アル「さっきものすごい音がしたのはタライが落ちた音だったか……」


リタ「そ、そんなに響いてたんだ……。落とした時はもうすっごい慌てちゃって……って、もしかしてその時に指輪落としたとか?」


アル「かもな。落とした場所はどこだ」


リタ「確かこっちの方に……」


アル「あったか?」


リタ「なさそう、かな? あ、もしかしてタライの中とか……よいしょ、っと」


アル「おい待て、危な……」


リタ「え、わぁっ?!」


ガラガラガッシャーン


(リタとアルティナの支援レベルがCになった!)


―――――
書き直しました←
この時のアルティナはまだ自覚なしですが、リタが師匠に指輪をもらったという事実を内心面白く思ってないと良いなーなんて。

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