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千空長編
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幼馴染。小学校高学年時代に出会う。母親はキャバクラで働いており軽度のネグレクトを受けているが本人に自覚なし。ネグレクト或いは虐待は暴力がつくものだと思っている。暴力を振るわれたことはないし、たまに優しい言葉をくれるし、なにより話しかけてくれるから普通の家庭だと思い込んでいる。それでもたまらなく虚しくなる時がある。そんな折千空と出会う。
千空→いつもつまんなさそうな夢主に最初はイライラする。この世に面白いことなんか何一つないっていう顔をするから科学実験を見せたところすごく喜んだので「なんだこいつ…こういう顔もできるんじゃねーか」と思って事あるごとに家や河原での実験に誘うようになる。次第に科学の力で彼女を笑顔にすることに喜びを感じるようになる。仲良くなり、彼女の家庭環境が他と少々違うことに気がつくが踏み込むべきか否か悩む(この辺中学時代)。夢主の母親のことが嫌い。

家に帰りたくなくて実験室にお邪魔する夢主と、帰りたくないことを察して色んな実験を長時間して先生に怒られる千空。

A
自分の名前が分からない、誰のことも知らない、この場所も初めて見た、そんな状態で目覚める。ただ目の前の逆立った髪の男は自分のことを知っているような素振りを見せて、それでいて少し悲しそうだった。……から始まる話。
→前向性健忘を患ってるため何も覚えてない。石化する前は毎朝毎朝千空と「はじめまして」を繰り返してた。出会いは病院。最初は病気のことを千空に言ってなかったので再会した時親しく話しかけられて困惑した。家が近いことを知り、学校に通うことを決めた時に毎朝迎えに来ると千空が自分から申し出た。高校はフリースクールを選択した。
→千空としては最初は単純に前向性健忘に興味があっただけだったが、次第に「明日は俺のこと覚えてくれてたらいいのに」と考えるようになる。



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2023/02/05 その他 
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