降谷と徹夜(同期)3

続き
待て待て待てどういう状況だ何で俺の隣でこいつが寝てるんだ。
目の下にクマができている俺の唯一の女の同期生はすやすやと俺の腕の中で眠っている。思わず服を確認したが二人ともきっちり着衣したままだった嬉しいような残念なようないやいや待ていくらなんでも同期と間違いを起こすわけには……。
「うぅん、……」
か わ い い!!!!!!!
白状しようぶっちゃけ俺はこいつに惚れてる。昔から惚れてる多分高校生の時にこいつに心臓を鷲掴みにされたいやマジそこから十年ほど片思いを拗らせてるヤバい俺痛すぎるかでも可愛すぎるこいつが悪いしそもそも俺の気持ちにまったく気づいてくれないこいつが悪いそうだうんこいつが悪いんだ可愛すぎるこいつが悪いんだ景光に心奪われてたこいつが悪いんだ。あ、なんか自分で言ってて悲しくなってきた。
「んぐぅ……ぜろ、…」
「!!!」
俺の夢を見てるだとーーーー!!?
馬鹿な…どんな内容だ頼む教えてくれ。夢の中の俺はお前とキャッキャウフフしてるのかなんだそれ羨ましすぎるズルい俺は生殺し食らってるってのに。
身じろぎした所為でこいつの白い鎖骨が見え隠れする。あーーー触りたいーーーめちゃくちゃ触りたいーーー好きな子に触りたいーーー。
「……っ、なあ」
「うーー…ん」
どきん、どきん。心臓の音が外にまで届いてるんじゃないかというくらい、俺の中で暴れている。もう、抑えられそうにない。
震える指先を彼女の胸元に添えた、瞬間。
「それ私のチキンだろうがァァァァ!!!」
「ぐぼえッ!!!!!」
するどい いたみが ふるやを おそった!
「ん?…あれ?降谷、何でここにいんの?てか何で顎押さえてんの?」
「……だれの…せいだと…」
俺が目を覚ましたのはその翌日のことであった。



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2018/10/17 DC 
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双六