鬼兵隊

「万斉、年末だよ」
「そうでござるな」
「こたつ出さないの?」
「こたつでござるか。晋助、名前がこう言っておるが」
「めんどくせえ」
「…だそうでござる」
「えーっ!?また子もこたつ出したいよね!?」
「晋助様が出したくないなら出さなくて良いッス」
「〜〜〜っ!!!」
「まあ待ってください皆さん、こたつは確かに出すのが面倒です。しかし良いこともありますよ」
「何スか武市先輩」
「こたつといえば皆で一つの布団に入ると言っても過言ではない。そして他人の脚と自分の脚をぶつけてしまうこともしばしばある」
「確かにそうだね」
「そう!つまり名前さんの脚を自らの脚で触られるというこっ」
「ンなことだろーと思ったわ武市変態ィィィィィィ!!」
「ちょっまた子さん!痛い、痛い」
「ぬしは相変わらずの変態でござるな」
「万斉さんまでそんな!?」
「暫く私に近づかないでね」
「名前さんンンンンンン!!」
「ねー晋助、本当に出さないの?」
「…出したいならてめえで出せ」
「出したら一緒に入ってくれる?」
「……」
「ヤクルコ買ってきてあげるからさ!」
「…さっさと出せ」
「アイアイサー!!」