夢ネタ

骨笛ルキノさんと契約する話
*
️社畜夢主が呼び出した
「貴方が終わらせてくれる悪魔(ヒト)ですか?」
久しぶりに呼び出されたと思ったら、目の死んだ女に呼び出されたの巻
「……私が欲しいのは堕落に甘んじた魂さ」
「私ではダメってこと?」
「君は勤勉だろう」
「好きでそうあるわけじゃ…」
そう言う夢主に、悩む素振りを見せる骨笛さん
何処からか契約書を取り出し、こう告げる
「では契約を。私が君の憂いを晴らしてやろうじゃないか」
夢主は骨笛さんの優しげな声色に、契約書に迷う事なく署名した
次の日からパワハラ上司達が過去の悪事を暴かれ、次々と左遷や辞職で消えていく
ブラック企業からホワイトへと変わっていき、夢主は骨笛さんに感謝を伝える
良かったなと一緒に喜んでくれた骨笛さんだが、夢主はこれから骨笛さんはどうするのか尋ねた
「まだ私との契約は終わっていないだろう」
「契約…?」
「忘れていたのか? 私達悪魔は契約に基づき行動するんだ」
「……忘れてた」
契約書の内容も思い出せない夢主を、鼻で笑う骨笛さん
だがそれすらも憎めないなあと思ってしまうほど、夢主は骨笛さんに親愛を感じていた
「君の魂を貰う」
「え?」
「君自身が契約書に署名したんだ」
「でも、私の魂は要らないって!」
「あの時の君には魅力を感じなかった、それだけだ」
「嫌だ…私、死にたくない」
「契約は、絶対」
夢主の目から零れ落ちる涙を、長い舌で舐め上げる骨笛さん
彼は彼女を無条件で救うヒーローではなく、自身の獲物を囲っていただけの悪魔だった

第二部として、魔界での骨笛さんとの生活が始まるよ
人間界には戻れないし、頼れるのは骨笛さんだけだから…彼に依存していく未来しかない

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2022/08/17 ネタ 
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