彼らに足りない恋愛項目


#名字#は柳に「非凡な才能を持ち合わせいる」と言われた。人に褒められることなどそうないのでありがたい反面、何故そのように評価されるのか当人である#名字#には理解出来なかった。取り立てて勉強が出来るわけではない。大体平均点の
である。クラスメートの中心となって行事を仕切って目立つわけでもない。立ち位置的に生徒Cくらいの存在感しかないので、至って凡人というのが自己評価である。柳は収集したデータに基づいて確率をはじき出す。緻密な計算を経て何故

ある日、
タイミングを見計らって疑問を柳にぶつけることにした。





意外そうな


「あー、
「幸村君とか…」
「仁王君とか
私とは雲泥の差だし」


ふむ、と頷き


「お前は…そうだな。虚心坦懐に人と向き合うところが好感が持てるぞ」
「恐縮だなぁ(虚心坦懐の意味聞いたら怒られるだろうか…)」
「四字熟語の意味が分かっていない確率97パーセント」
「いや、あえて難しい言葉を使う君にいやらしさを感じます」
「…ふっ」





「テニス部は偏見をもたれがちだ。この俺も例外ではない」
「あー…まぁ


確かに

避けていまいち要領を得ない柳の受け答えに
矜持など持ち合わせていない。


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