ゆれる人魚
★★★★
〔あらすじ〕
ポーランド発の人魚姫。
人の世界に憧れて、波打ち際で歌っていたバンドに「あなた達を食べないから」と歌って声を掛け、陸へと上がった人魚が二人。
シルバーとゴールデンの姉妹。
二人は尾ひれ(よくある綺麗なのではなく、アロワナのような生々しいやつ)を人間の足に変化させることが出来、歌が得意なこともあり、バンドが歌うナイトクラブで働くことに。
オーナーは二人がまだあどけない少女であったことで始めは乗り気でなかったが、二人が人間でなく人魚であることを知ると二人をコーラスとして参加させてストリップさせることに。
ステージ上で人間から人魚になった二人に拍手喝采。
あっという間にスターになる。
タバコやお酒、ステージと人間の生活を楽しむ二人。
しかし、姉のシルバーはバンドのベーシストと恋をしていた。
そんな姉をじっと見つめる妹のゴールデン。
もしも恋した相手が他の女性と結婚したら、シルバーは海の泡となって消えてしまうのだ。
湖の底のような色使いに、そこそこのグロがおどろおどろしい雰囲気を出しているミュージカル映画。
人魚同士で交わす人間には聞こえない会話もいい味だった!
恋にのめり込むシルバーにゴールデンは複雑な思いを抱える。
やがてゴールデンは衝動を抑えきれず人間を捕食。
そのニュースを見たバンドのドラムは二人を殴った後、川へ捨てて追放。
しかし二人は死んでおらず、戻ってくる。
心配するゴールデンを他所に、シルバーとベーシストの仲は深まる。
しかしそれも底があった。
シルバーの下半身は魚。
SEXしようにも魚状態でないと穴がないのだ。
ベーシストは魚状態のシルバーに言う。
「僕にとって君は魚なんだよ」と。
そしてシルバーは人の下半身を移植することにした。
交換してくれる人を見つけ、手術をし、その時がやってきた。
だが、ベーシストは行為中にシルバーが手術痕から大量に出血したのを見て興ざめ。
シルバーが失ったのはベーシストだけでなく、尾ひれを無くしたことにより歌声も失っていた。
ゴールデンとのデュエットを売りにしていたナイトクラブはゴールデンのソロで行くとオーナーが方針を変えるもゴールデンはソロで歌うことを拒否。
姉妹愛は変わらない。
だが、ベーシストのこころは変わった。
ベーシストはやがて人間の女性と恋をして、……そしてその日がやってくる。
船上の結婚パーティー。
新郎はあのベーシスト。
新婦は人間の女性。
人間の足を手に入れたシルバーは杖をつき歩く。
そこへゴールデンが来て言う。
「夜明けまでに彼を食べて」
そうしなければシルバーは泡となって消えてしまう。
夜が明ける。
ベーシストに歩み寄るシルバーはその胸に抱かれる。
それを見守るゴールデン。
シルバーが出した結論は……。
ポーランド版、人魚姫。
知ってる人は知っている。
何がどうなるのか。
ラストのシーンはそれまで暗くて不気味だったのに美しくてそれだけで見る価値あったと思う。
姉は割と人間を楽しんでるんだけど、妹は残虐的なのよね。
人も食べるし、レズるし。
一応、人肉を食べるのはセイレーンっていって、また違うやつなんだけどねー。
その辺はまぁ解釈違いかと。
人の世に来てるのは人魚だけじゃなくて、他にも人間界に来られてる方がいるよ。
一応その人も絡む。
でもあくまで、「人世にする先輩」という立場だけでアドバイスはするけど出過ぎない。
なんで、移植した足が動くの?とかは思ったけどそこはまぁフィクションだから。
ミュージカルと思ってなかったから歌い出したときびっくりしたよ。
びっくりはしたけど面白かった!
ドラマ ファンタジー 2019/07/28