エンド・オブ・トンネル
★★★★
〔あらすじ〕
妻と娘を亡くし、車椅子で生活する主人公は金策に悩み、二階を貸し出すことにした。
貸して欲しいと現れたのは女性とその娘。
結局押し切られる形で二階を貸し出すことに。
二階、とはいいながら同居するような形になり、居場所を見つけられない主人公は地下室に籠もって作業をしていた。
すると、どこかから物音が聞こえてくる。
耳を澄ませて場所を確かめ、そこに聴診器を押し当てると数人の声が聞こえてきた。
その内容を整理すると、男達は隣の家の地下を掘り進み、その延長線上にある銀行へ強盗に入るつもりらしい。
聴診器を使って作った録音機や、壁を貫通させて仕掛けてた監視カメラで男達の名前や関係性、計画の全貌を知った主人公は彼らから金を盗む計画を立てる。
女性が連れてきた娘は言葉を話さない。
四歳までは話していたが二年前から話さなくなったらしい。
どれだけ話し掛けてもなにがあっても娘は黙ったままだったが、ある日、主人公は飼っていた老犬に話し掛けているのを目撃する。
老犬の首輪に録音機を仕掛けてその声を拾うことにした。
監視カメラで強盗達の様子を見ていた主人公は驚くべきものを目撃する。
なんと、二階に越してきた女性がそこに現れたのだ。
女性は彼らの仲間、それも主犯の恋人だった。
主人公を監視する目的で二階に引っ越してきたらしいことを知った主人公は女性をベッドに縛り付けて自分の部屋に監禁する。
娘には「お母さんは体調が悪い」と言い、二階から一階の亡くなった娘の部屋へ移させた。
強盗達の計画はところどころ狂い、死者を出しながら進んでいく。
そのたびに主人公も自身の計画を変更していく。
女性が目覚めた際に、主犯格のことを聞くと、「私と娘には優しい」と言う。
主人公は「これを見てもそう言えるのか」と強盗達が揉めているシーンを再生する。
裏切りを疑われた仲間を惨殺する恋人の姿を見て、女性は怯えた。
ある日、女性の携帯に電話が掛かってくる。
主犯格からの電話で、出なければ怪しまれるため主人公は女性に出るように指示。
女性は協力を拒むが、「老犬と話している娘の声を録音した」と言った主人公がそれを聞かせる。
そこには普通に話す娘の声。
しかしその内容に女性は涙する。
娘は女性の恋人から性的虐待を受けていた。
それに気付かなかったこと、主犯格への怒りで泣き怒る女性。
奴らに復讐するためにも、と電話に出すことに成功し、計画は順調でなにも問題がないと伝えてもらった。
とうとう計画実行の日がやってきた。
主人公は銀行の地下室を爆破する為に仕掛けられた爆薬を水道管下に移動させ、その足(動かへんけど)で銀行へ。
強盗の協力者らしき男が言っていた「手を出してはいけない金庫」からマフィアの金を盗み、ギリギリのところで戻ってくる。
主人公の計画通り水道管が破裂。
水が地下のトンネルに溢れ出し、犯人達は銀行の地下金庫、地下道に閉じ込められ、死亡する。
主犯とその弟ともう一人の協力者は逃げ仰せる。
主人公宅の地下にも水が溢れていた。
それを素知らぬふりで警察に話し、見てもらう。
だが、訪ねてきたのは銀行強盗の協力者の男。
協力者は警察官だったのだ。
仲間と共に主人公の家を捜査した協力者は主人公の携帯電話に自身の番号を登録して去って行く。
またもや誰かが訪ねてくる。
警察かと思って出るとそこには強盗達が立っていた。
警察だと言った男達は主人公の部屋に入り、主人公に質問を始める
二階に越してきた女性達のことを聞かれた主人公は「部屋を貸していたが出て行った。新しい住所は知らない」と言う。
しかし、その背後。
娘が部屋を出てきて廊下に立っていた。
一気に形勢が変わり、問い詰められる主人公。
主人公は主犯が協力者と電話で話し始めた隙に警察官(協力者)にメッセージを送信。
その後、嬲られるも協力者が家にやってくる。
協力者の登場に戸惑う主犯達。
協力者を縛り上げた銀行強盗達がお互いに疑心暗鬼になり、混乱しているのを利用して主人公は彼らの仲間が裏切っているという架空の話を作り話し始める。
結果、疑われた一人が主犯の弟を狙撃、それに主犯が反応して仲間を射殺。
憤った主犯が銃を主人公に向けるも弾切れ。
嘆く主犯だったが、奥の部屋から女性が現れる。
そして女性は足下に落ちていた主犯弟の銃を主犯に向けて発砲。
死体は三つになった。
残された協力者はその状況をどうするか考え、死体の処理をする代わり、銀行から奪った金を半分寄越せと言ってくる。
それに対して主人公は銀行強盗の協力者であった証拠の動画を見せて「見逃そうか?」と問う。
だが、それは脅しにはならない、と協力者は振り子時計の中に入っていたお菓子を食べながら女性達に銃を向ける。
主人公はそれに従い、協力者は三つの死体、金と共に部屋を出て行った。
主人公の飼っていた老犬はすでに足が悪く、医者からは安楽死させてはどうかと提案を受けていた。
女性と娘が訪ねてきたとき、主人公はちょうど安楽死用の薬を犬の菓子に注入していたところだった。
協力者が食べたのはそれだった。
娘を抱き締める女性の膝枕で安堵した表情を見せる主人公。
協力者は意識が朦朧とし、交差点で事故を起こす。
そのトランクからは死体の腕がだらりと垂れ下がり、車は炎上。
逃げられなくなった為、床に寝そべった。
静まった主人公の部屋。
えらく片付けられている。
血痕もなければ、大量にあった本や家具もない。
階段から誰かが下りてくる。
玄関には娘と主人公。
主人公は誰かに話し掛け、その人物は鞄を車椅子に乗った主人公に手渡す。
その向こうには老犬の姿。
歩けなかった筈なのに、お座りして玄関が開くのを待っている様子。
女性が玄関を開けて出て行く。
主人公が車椅子の手すりに肘を置くようにして差し出した手を娘がしっかりと握ってEND。
ってわけで、見たよ、エンド・オブ・トンネル。
このトンネルは、銀行へのトンネルと主人公の暗く沈んでいたトンネルを差してると思う。
女性と娘が来て、彼女達と心を交わすことによって彼の悲しみのトンネルが終わった、的な。
まさに足かせのある状態なので、時々ドキドキしながら見たよ。
結構早い段階で女性が犯人グループの一人だと分かるので「こんな早く分かって時間保つの?」って感じでしたよ。
保ったね。そこから長かった。
娘もね、心を閉ざしてるんだけど庭で打ち上げ花火見てる主人公のところへ来て主人公を見てるんだけど、主人公が娘を見ると視線を明後日の方に向けるのが面白かったよ。
六歳だもんな、可愛い可愛い。
主人公はお金に困っていたから銀行強盗から金を奪う計画を女性に話すときや、それ以後もずっと「金」に固執してるんだよ。
女性は何度も「金はいい。娘を守りたい」って言う。
これがね、こっちも「もう金はいいじゃない」ってなる。
結局最後、金を渡しちゃうし。
そこがちょっと引っ掛かったので☆5じゃなくなったよ。
まぁそんな主人公が最後は金じゃなくて家族を取った、みたいなことなのかな。
個人的にはもっとこう、アクション的なのをイメージしてた。
予告みたいなやつで主人公が足使えないからか、鍛えてるシーンがあって「なるほど!」ってなってたけど、金を盗む練習やった。
あ、言語はスペイン語でした。
こだわりがないものは全て字幕派なので英語でなかったことは分かった。
娘持ちになって、娘が性的虐待ってシーンは普通に「うへぁ」ってなるようになりました。
ブログでは先日ドスケベ妄想を垂れ流したところやけど、こればっかりは別物だよ。
クライム スリラー 2019/08/22