映画感想ログ


王様のためのホログラム

★★★

〔あらすじ〕
アランはかつて大手自動車メーカーの取締役であった。しかし業績は芳しくなく、アランは会社を中国に売却。それでも業績は回復せず、結局アランは責任を取る形で退職。その際の負債に充てるために家も車も売却し、妻は去っていった。
アランには一人娘のキットがいるが、その養育費もままならずキットはバイトをして自力で生活している。大学を休学してバイトに明け暮れるキットにアランは「いつか大学に戻れ」と伝える。
キットの養育費を賄うためにもアランは再就職する。サウジアラビア国王の甥と知り合い、ということで雇われたのはIT会社。この度はサウジアラビア国王に3Dホログラムを投影して会議を行えるシステムを売り出すことに。アランは現地に赴き、国王にシステムをPRする仕事を与えられサウジアラビアへ。
着いてみるとそこは傷んだテントのオフィス。脆弱なwifi。食事を取るところはなく、ホテルから持参。多忙でいつスケジュールが空くか分からない国王。現地企業の担当に会おうとしても受付で「今日はいません」と何日も言われるし、うんざりして酒を飲もうにもサウジアラビアはアルコール厳禁。背中にはなんだか分からないコブが出来ているし、仕事は進まないし、上司からは契約を取れと催促の電話が。
そんなこんなでアランの神経はもう限界!!
サウジアラビアという異国で、何もかもがうまくいかない男が何を思い何に出会いどうなるのか。
そこには人生をやり直すためのなにかがあった。


仰々しく書いたけど、全てを失いつつあるアランがどうなるか、っていう映画だった。
ホログラムを売るかどうかは別に大した問題じゃないというか、本題は全ての状態がどう好転していくか。
うーん、映画としてはどうなんかな、冒頭にもうちょっとアランとアランの家族のことがあっても良かったかなと思う。
アランが家族をどう捉えてるのかとか家族から見たアランとかが分かりにくい。
だから後々そこにまつわる問題が出てきて、それがメインになっていくんだけど、どういう反応をしていいのか分からん。
あとは、中国産業のことが書かれてて「なるほどなー」と思ったよ。工場で今までと全く同じ製品を作ってるのに、ステッカーを張り替えて販売するんだってアランが言ってたけど、そうよね。技術を取るだけ取ってしまうって聞いたことあるしそのへんかな。

トムハンクスだから見たんだけど、そこまで面白い!とかほえー!ってなる映画ではなかった。
でもまぁ、「なるほどなー」とはなった。
何を見て何を思いどうするのか、それによって人生が変わる。
アランの最後の決断は新たな一歩で良かったけど、家族との関係がどうなのか分からんから「んー?いいのかー?」ってなったわ。
ネタバレするとあれよ、ある時ストレスからパニックになって救急車呼ぶのよ。その時に会った女医さんが検査して背中のコブは腫瘍であることが分かって切除することになるんや。
担当医ではなかったんやけど色々あって手術の時に代わってくれて結局その女医さんが執刀医になるんやけど、それをキッカケにメールのやり取りが始まって二人で会うようになるのよね。
女医さんの方は離婚協議中って分かってるんだけど、アランはどうなの?ってなって祝福出来なかった。
私の知らない間に描写があったのかしら?
ドラマ ロマンス
2019/06/18