飲み込めないほどの幸福は
私を緩やかに殺してくれました

それがあなたの為だとわらって
あなたは私を殺めるのですね

あなたの背中、あなたの声
何もかもを追ってなぞって生きていた

今私の首を絞めているのは、
貴方がくれた確かな幸福でした

こんな幸せな死はもう二度と無い
こんな悲しい幸福も二度と、無い

わたしを殺めたあなたは
果たして幸福になれたのでしょうか

私の生が貴方の不幸ならば
私はきっとしあわせなのだ

貴方が私に与えたしあわせが
今はこんなにも痛いのに

あなたを思えば、死にたいくらい
しあわせになれる気がしたんだ