驪竜之珠 珠蓮


誕生日     6月1日
所属      璃月仙人
神の目        雷
命ノ星座   紫蛇龍珠座


「紫朧洛の至宝」「璃月の舞姫」「紫真珠の君」これらの美称を我が物にする彼女は、その称号に反して非常に謙虚な人物である。
岩王帝君の寵姫として広く知られる彼女を慈しむ者は多く、それは高名な仙人とて例外ではない。





彼の岩王帝君に幼くして献上された璃月が誇る美姫。それこそが珠蓮その人である。
彼女は稀少な仙獣の先祖返りであり、「武神」の異名を欲しいままにしたその性質をよく引き継いでいる。
珠蓮を目にした者は、一様にまずその絶世というに相応しい美貌に目が行くことだろう。真実彼女は美しく、岩王帝君を以てしても「彼女に花を愛でる習慣がないのも納得だ。この玉貌を前にすれば、月も花も恥じらい臆しては雲に紛れてしまう」と言わしめるほどだ。
繫栄する璃月の中でも、最も栄え、最も富み、最も美しい都である紫朧洛の至宝と称される彼女の美点はそれだけではなく、鈴が転がるような声から紡がれる歌声に合わせた剣舞は、今にも手折れそうな可憐を傍らに、激流のような厳かさを共存させ、彼女の高貴を何より雄弁に語る。
寵姫に相応しいその所作と佇まいは、彼女を幼くも窈窕たる淑女としての名声を高めた。
けれども彼女をよく知る人物らは人も仙も、神すらも変わらず、最もたる彼女の美点はその清らかな心根にこそあるという。もしもこの稀代の美姫との仙縁に恵まれたのであれば、君もすぐにその意味が分かるだろう。何せ、その真っ直ぐな澄んだ眼差しは、紫宝明珠のような神秘を湛えて必ず君の力になってくれるだろうから。



キャラクターストーリー1
ストーリー解放条件 好感度Lv.2後に解放
珠蓮は優れた美貌の持ち主でありながらも、意外なことにその美貌にはあまり関心がない。彼女の興味はもっと別のことに向いているからだ。
「武神」玄武の先祖返りである彼女は、幼い頃ほとんどのことに興味を示さぬ子供であった。ある日武官である父が珠蓮の身のこなしを見込み、剣を持たせたところ、初めて珠蓮の関心を引くことに成功した。朝も夜も忘れて剣に没頭する姿は活き活きとしていて、珠蓮はそこに己が生まれて来た意味さえをも見出していた。
珠蓮を着飾ることに重きを置いていた母は父を大いに責め立てたが、それでも我が子の生まれて初めての関心を取り上げるのは忍びなく、渋々美しく剣と共に舞う娘を舞姫が如く飾り立てることで己の心の落としどころとしたらしい。こうした甲斐もあり、後の璃月の舞姫はすくすくと両親の愛情を受けて育ったのだった。


キャラクターストーリー2
ストーリー解放条件 好感度Lv.3後に解放
彼女は真実「武神」の先祖返りだが、「玄武」としては些か特殊な事例である。何故なら彼女は玄武の持つ蛇の性質のみを受け継いでいるからだ。
しなやかに舞うように振るうその剣戟は、たった一太刀で巨大な岩石すらも塵と化す。珠蓮の戦いはまるで彼女のためだけにある舞台のようだ。それが争いだと感じさせぬほど洗練された技巧と月を霞ませ花をも恥じらう美貌だけがあらゆるものの目を惹き付ける。
もしも彼女と共闘する機会に恵まれたなら、見惚れていて後れを取ったなんてことにならないよう十分に気をつけなければならない。もっとも、この仙人にかかればそう時間はかからないだろうが。


キャラクターストーリー3
ストーリー解放条件
シナリオ「迫る客星」をクリアする
好感度Lv.4後に解放
何故珠蓮が岩王帝君に献上されることになったのか。その経緯は意外とそう複雑なものではない。
彼女の父が魔物の群れに襲われ、孤軍奮闘する中、間一髪のところをお忍びで立ち寄った帝君に救われたことがあり、父は武人としてこの大恩に報いるため、最も価値のある宝を差し出すことを約束し、帝君もまたそれを是として契約を結んだ。
その契約に従い、最も価値のある、最も大切な宝として献上されたのが珠蓮である。彼女がまだ齢7つの時だった。
帝君にとってもこれは予想外のことであり、けれど契約に従い参った少女を突き返すことも出来ず、帝君はこれを受け入れ、自らの教え子として育てることにした。これが岩王帝君の寵姫と囁かれる珠蓮姫と帝君の真実である。
けれどもそれもまた、まったくの間違いなどではない。帝君はこの少女の無垢を大層慈しまれ、あらゆる叡智を惜しみなく授けた。特に料理においては、こだわりの強い帝君の舌を唸らせるほどの才気を発揮し、日々の食卓に彩りを齎しては大いに帝君を喜ばすに至った。帝君をよく慕った珠蓮は彼の教えに忠実であったが、唯一つ。杏仁豆腐の味だけはどうしても変わらなかったという。珠蓮が帝君の教えに対し、意固地であったわけではない。何故かそれこそが在るべき形のようにどうあっても変えようがないのだ。
珠蓮は大いに困ったが、反面帝君は訳知り顔で、明るいものだった。
「そのままでいるといい。それこそが、お前の意志に他ならないのだから」その言葉の真意は珠蓮には全くもって分からなかったが、無垢な彼女は素直に頷いたのだった。


キャラクターストーリー4
ストーリー解放条件
シナリオ「華胥閑夢」をクリアする
好感度Lv.5後に解放
珠蓮の舞は軽やかで、全くもって重力というものを感じさせない。まるで彼女自身が風になったかのように淑やかに舞うのだ。故に、彼女が仙人であることを差し置いても、彼女の持つ神の目が雷元素のものであることに驚く者は多い。けれどそれもそのはずだろう。彼女に風の加護を与えた者は別に存在するのだから。
何事にもこれといった関心を示さぬ幼少期を送っていた珠蓮であったが、剣に興味を示したように、彼女は物心がつく前から武神としての片鱗をみせていた。だからだろう。母に連れられた旅館で、何かに導かれるように彼と出会ったのは必然であり、運命であったのだ。
珠蓮は巨木の上で休んでいた彼の前にいきなり現れては、遊んでくれとせがんだ。彼はそれを拒絶したものの、珠蓮はちっとも堪えた風はなく、更に強請った。面倒なことになったと消えてしまった彼を追い回し、途方もない追いかけっこが終わったのは、彼がこの幼子に根負けをしたからだった。
母は夕暮れ時に彼の腕に抱かれて帰って来た娘に大層驚いた。それもそのはず、珠蓮が追いかけ回していたのは降魔大聖であったのだから。「魈、また遊んでね」と初めて自分から誰かにお願いをする娘と、困惑しながらも拒絶を示さなかった魈に、オーナーと顔を見合わせた。
その後も珠蓮の我儘は続き、魈はそれを特に嫌がることなく、けれど相変わらず困惑した様子で聞いていた。そこらに自生しているラズベリーばかりを強請るため、魈はある日旅館の者に命じて杏仁豆腐を食わせてやった。珠蓮はそれをとても喜び、魈の好物だと知ると更に喜んだ。そうして、この無垢な幼子は自分も作ると言い出し、本当にやり遂げてしまった。お互いの好みを寄せ合ったその杏仁豆腐は優しい夢のような味がした。
だがこの幸福も長くは続かず、珠蓮が剣を誂えるため、母と稲妻に滞在している間に魈の業障が悪化し、生者に影響が出るようになってしまった。魈はこれを重く受け止め、珠蓮を遠ざけることを選択したものの、珠蓮がそう簡単に諦めるはずもなく、逃げる魈を追いかけ回す日々に終止符を打つ為、魈は己に関する記憶の全てを封印することを選んだ。これこそが、珠蓮の失くした大切なものの正体である。
けれどその封印が解けた今、彼女は再び前進するだろう。孤独の道へと進む彼を捕まえるために。


キャラクターストーリー5
ストーリー解放条件
好感度Lv.6後に解放
玄武とは、亀と蛇の両方の特性を持った仙獣である。璃月では主に紫朧洛に絡んだ伝説が多く、実際に玄武は北部を管轄しているため、璃月最北に位置する紫朧洛と馴染みが深いのも道理である。
武神として名を馳せた玄武であるが、それと同時に繁栄の象徴として根強い信仰を集めており、主に子孫繁栄や富を齎すものと考えられている。実際に玄武が住処となした紫朧洛は隆盛し、絶えず華めいた。
長命である仙獣が積極的に子孫を残すことは稀であるが、玄武はその極めて稀な側である。けれども長きに渡って人と交わり続けた玄武の血は薄まり果てて、ついにはほぼ人間と変わらぬほどになってしまった。最も民らが武神の再来を願ったであろう戦乱の世に、彼の仙獣が姿を現すことはなかった。
そうして平安が訪れた現代に彼の武神が再び再臨した。それが珠蓮である。
珠蓮は不思議な娘だった。神の目を持って生まれ落ち、先祖返りでありながら蛇のみの特性を受け継ぎ、武のこと以外には関心を持たない。
まるでこの幼子は懺悔でもするかのように一心不乱に剣を奮うのだ。彼女の強さへの追及は、ともすれば贖罪のようだ。それがまた一層彼女の剣舞を可憐に、厳格へと磨き上げていくのは何の因果だろう。
彼女の幼少の頃よりの師はそれを「魔性」と称するのだった。


紫宝明珠
ストーリー解放条件 好感度Lv.4後に解放
紫朧洛でのみ生産される真珠のことを紫宝明珠という。ひらひらとした大振りの蝶番が特徴的で、中の真珠は高品質なものほど鮮やかな紫色になる。真珠というよりは宝石のように輝くそれは多くに宝飾品として使用されるが、中には食用出来るものもあり、料理を更に彩るばかりか、美容にも良いとされる。
一説によると遥か昔にとある玄武の血を引く仙人が流した涙と恵みが齎したものだという。
最高品質のものにもなると、少なくとも国家予算の一年分に相当されるほど高価なものである。現在これほどの品質のものを所持しているものはそう多くなく、最も有名どころを挙げるとすれば、それは紫朧洛一の豪商の娘であり、彼女自身が至宝と称される紫真珠の君。即ち珠蓮姫である。珠蓮が生まれ落ちたその日に採れたという紫宝明珠は、記録にある中でも最高峰のもので、玄武の血が返ったこともあり、祝いとして珠家に献上されたものである。後にそれは珠蓮が帝君の下へと参る際に帝君へと渡ったものだが、帝君はこれを髪飾りに装飾し、珠蓮に再び返した。珠蓮はそれを困惑しつつも受け取ったものの、帝君の「つけておけ」という言いつけを異なる方向で受け取った。
なんと、彼女はこれを剣飾りにしてしまったのだ。満足げに剣を磨く無垢な姫を前に、帝君はこれは参ったと微笑みを浮かべられたのだった。


神の目
ストーリー解放条件 好感度Lv.6後に解放
珠蓮は生まれた時には既に神の目を持っていた。
先祖返り。それはかつて交わった仙や妖、神らの血が遠い時を経て返ることである。珠蓮は玄武の先祖返りとして生まれたが、正確には玄武たる資格を有してはいない。というのも、珠蓮には「蛇」の性質しか現れなかったからだ。武神に相応しいだけの才はあるものの、守りにはやや難があり、競り負けることが多々ある。彼女の戦いは正に蛇のようなしなやかさと素早さにあり、一撃一撃に込められた身を穿つ雷のような攻撃力が持ち味だ。専ら守りは回避に頼ることが大きいのはこのためである。
先祖返りといえど、人ならざるものを人が産み落とすのは容易ではない。珠蓮は完全なる玄武として生まれるはずだったが、薄まりすぎたその血では至れず、やむなく死産する未来であった。けれど、まだ胎児であるその柔い命は生まれてくることを強く望んだのだろう。神の眼差しがその思いに応えた時、この胎児の中から亀の特性が消え、代わりに蛇のものへと変わった。珠蓮が生まれた時から神の目と共に合った稀有な真実はこれである。
玄武として身体が形成しかけていた頃の名残だろう。彼女の舌は、蛇に似つかわしくないほど実は小さいのだ。






初めまして…我が名を呼ぶ声を受け、ここに推参。またお会いしましたね、旅人さん。
現在は引き続き師範…鍾離様に薫陶を受けながら留雲借風真君のもとで仙術を磨く日々を送っています。武神玄武の先祖返りとして必ずやあなたに降りかかる厄災を振り払ってみせましょう。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。


世間話・手入れ♪〜♪〜(鼻歌)……ん、これでよしっと。舞いにしても、護身にしても、剣の手入れは欠かせません


世間話・試練姉様方に倣い、妹弟子である私めも草花や雨露を主食とすることを心掛けているのですが、美食に慣れ過ぎたせいでしょうか…? 私には清心の仄かな苦みすらちょっとした試練なのです。


世間話・日々何気ない日々の景色こそ、よく観察するべきだと師範は仰います。道端にどんな花が咲いているか。今日の天気はどのようなものか。それらを見極めることで、その日の最適な行動が自ずと分かるのだとか。


雨の日…あら、雨が降ってきましたね。傘をさしてお話をすると、いつもより違った響きで声が聞こえるんですよ。せっかくなので一緒にお話ししませんか?


雨上がり…あ。雨が止みましたね。今日の夜空はいつもより星が綺麗に見えるかもしれません。雨は恵みを齎しますが、同時に空気を澄ませてくれるのです。これも自然の恩恵ですね。


雷の日…雷の音を聞いていると何故かとても落ち着かなくなります…。? いえ、恐怖はありません。むしろ…血が騒ぐといった表現が正しいでしょう。


暴風の日…賑やかな風の音がしますね。一曲舞わせていただいてもよろしいでしょうか?


砂漠にいる時………ここは、とても暑いですね……え、ええ……だいじょうぶ、です。…………ぅ、やっぱり、だいじょうぶじゃ、ない……かも……と、溶けちゃいそう……!


おはよう…おはようございます。今日も実りのある一日であれるよう、精一杯お手伝いいたします。


こんにちは…お昼時ですね。昼餉をご用意したしましたのでどうぞ召し上がってください。


こんばんは…夜は独特の静けさがありますね。たまに風が騒めいたりするのがよく分かります。


おやすみ…旅人さんと出会う前は野宿はしたことがなかったので、実はとても楽しみにしているんです。いいものですね。私はこういうの好きですよ。


珠蓮自身について・真珠実は私、涙を真珠に変えることができるんです。どういう原理かはよく分からないのですが…おそらく私の身に流れる玄武の血が影響しているのでしょう。もしご入用でしたら仰ってください。あなたなら上手く役立てて下さるはずですから。


珠蓮について・癖
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シナリオ「華胥閑夢」をクリアする
好感度Lv.4後に解放
私は人生の半分を師範のもとで過ごしておりますので、ほぼ師範に養育されたようなものです。お陰様で多少の品位を備えることは出来ましたが…魈に対しては昔の癖が抜けないのか、どうしてもあの頃のまま接してしまいます…。師範はそれでいいと仰いますが、魈には「いつまでも幼子のままではないのだから」と苦言を呈される始末です…。けれど、魈のことをお話しする度、師範が嬉しそうなのであまり気にしなくてもいいのかもしれません。こんなに二人の仲が良いものだとは思っていなかったので、私もそこは嬉しく思っています。


紫真珠伝について…
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シナリオ「迫る客星」をクリアする
好感度Lv.6後に解放
帝君と私のことが記された書物ですね。あれは…ほとんどが真実ではなく、人々の願望によって作られた御伽噺に過ぎません。あなたも知っての通り、師範と私の間には人々が期待するような物語はないんですもの。
一度、師範にこれらは訂正するべきではないかと進言したことがあったのですが、師範はそれに対し、寛容を示されました。曰く、多くの物語は人々の願いを乗せるものなのだと。それらの願いが、神秘に変わり、私たちを人ならざる者へと押し上げる。それによって彼らは希望を持って前に進めるのだとか。難しいお話ではありますが、分からなくはありません。人の役に立つこと。それこそが私のこう在りたいと思う姿なのですから、当然、私も許容する他ないでしょう。


璃月の舞姫について…
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シナリオ「璃月の舞姫」をクリアする
好感度Lv.6後に解放
その称号は本当に大袈裟です…! 旅人さんたちもその経緯をよくご存じでしょう…!? 確かに、そのように思ってくださるのはとてもありがたいことです。私もその、ゆくゆくはそうなれたらいいとは思っていますが…未だに未熟の身。あまり持ち上げられると……え? 師範たちもそう言ってる…? ほ、本当に持ち上げすぎですよっ!


料理について…
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シナリオ「華胥閑夢」をクリアする
好感度Lv.6後に解放
師範には本当に様々なことを習いました。私の作法や教養の殆どは師範の薫陶の賜物です。中でも私が得意としたのは料理でしょうか? 師範はこだわりの強いお方ですので、お好みに合わせるには少々コツがいるのですよ。多くの料理人が「見た目」「香り」「味」の三の法則に従うのに対し、残り一つの「宣伝」をする必要がない私は代わりにある物を入れるようにしています。それは……ふふ、秘密です。きっとすぐにわかりますよ。何せ、私はあなたにもそれらをとっくにお渡ししていますから。


海灯祭について…
ボイス解放条件
シナリオ「華胥閑夢」をクリアする
好感度Lv.6後に解放
海灯祭が近づくと、霄灯を少しずつ編んで海灯祭に備えるんです。浮上の石も用意して…願いを刻んで、偉大なる先人方に託すんです。
そうやって毎年過ごしていたのですが…神の統べる国から、人の国へと変わり、仙と人を繋ぐお役目を戴けるとは夢にも思いませんでした。これから先、私は何度もこの夜に剣舞を奉納するでしょう。帝君だけのためでなく、民たちの思いを運ぶために。そして、私の願いを叶えるために。







珠蓮について・常



珠蓮について・夢