柔らかな熱い彼のモノに指を這わせ、おもむろにかぶりついた。まるで赤子のように一心不乱に舌を這わせれば、彼は私の拙さと、タガの外れた理性を微笑ましく見守っている。しばらく慣れない手つきで、首を動かし、顎がつりそうな感覚に麻痺してきた頃、花巻くんの手がいきなり私の顎をつかんで顔を引き剥がした。

その荒々しさに息が詰まると同時に、びゅ、と顔に暖かいものがかけられた。呆然と彼を見上げ、私は一言だけ。掠れた声で呟いた。


「ひ、どい」
「うっお、ごめんごめん、」

花巻くんの親指が、優しく私の頬を撫でて吐き出された白いものを摩り、塗られた感覚に、あまりの彼の色気にふらりと眩暈がした。

熱に浮かされた、彼のぼんやりした目が私を見下ろし、まるで謝る気がない声が吐息と共に吐き出されて私は妙な気持ちになる。

















花巻さんとえっちすると死んじゃう系女子
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