柔らかな熱い彼のモノに指を這わせ、おもむろにかぶりついた。まるで赤子のように一心不乱に舌を這わせれば、彼は私の拙さと、タガの外れた理性を見守るように、さも愉快そうに笑って見下ろした。しばらく慣れない手つきで、首を動かし、顎がつりそうな感覚に麻痺してきた頃、花巻くんの手がいきなり私の顎をつかんで顔を引き剥がした。

その荒々しさに息が詰まると同時に、びゅ、と顔に暖かいものがかけられて我に返る。呆然と彼を見上げ、私は一言だけ。掠れた声で呟いた。


「ひ、どい」
「うっお、ごめんごめん、」

花巻くんの親指が、優しく私の頬を撫でて吐き出された白いものを摩り、塗られた感覚に、あまりの彼の色気にふらりと眩暈がした。

熱に浮かされた、彼のぼんやりした目が私を見下ろし、まるで謝る気がない声が吐息と共に吐き出されて私は妙な気持ちになる。




ゆったりと押し倒された身体、相変わらず私は強ばる体をどうすることもなく、開け放たれただらしのないブラウスのボタンを手繰り寄せるように掴んで必死に隠した、それを目敏く見抜いた彼に。


「なに、ここに何隠してるの?」


見ていい?私の腕を掴んで指に口付け、いとも簡単に私の手をシーツへ押し付けた。
いつだってそうだ、私の意思を確かめながら、花巻くんは思うように私を誘ってくるのだ。逆らえことの出来ない、


ぐちゃぐちゃに乱れた衣服、中途半端に脱がされて外されたブラが立ち上がった胸の先端に擦れて、もどかしさに慌てて彼のシャツを掴めば、私たちの激しさを物語るように皺が刻まれた。




怯えた私がおずおずとフェラをしたのが原因か、彼の機嫌がとてもいいのは気のせいだとは思いたい。













花巻さんとえっちすると死んじゃう系女子
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