白紙

           

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・朝 赤月(いよいよ今日はトーナメント戦だ!頑張るぞ!!)
  「あ、リョーマ君、おはよう。今日は早起きだね。」
リョーマ「別に。赤月が、寝坊しただけじゃない」
赤月「そんなことないでしょ。いつもより、ちょっと遅いかもしれないけど。」
リョーマ「あんまり遅いから、当日になって怖くなって、逃げたのかと思ったよ。」
赤月「なんですって!?なんで私が、逃げなきゃいけないのよ!?」

リョーマ「じゃあ、どうなの?このJr.選抜、自信はあるの?」


→「…やっぱり、逃げちゃおうかな。」
リョーマ「…やっぱり。」
赤月「や、やだなぁ。じょ、冗談に決まってるじゃない!あははは…。」
→「まぁ、普通かな。」
赤月「まぁ、普通かな。」
リョーマ「あるかないか聞いたのに、普通っていうのは、答えになってないんじゃない?」
赤月「いや、だから…あり余ってるって程じゃないけど、普通にはある、ってことでしょ。」
リョーマ「ふーん。頼りない自信だね。」
→「もっちろん、自信はあるよ!」
リョーマ「ふーん、そうなんだ?まぁ、実力がない分、自信くらいはあった方がいいよね。」
赤月「ふんだ!実力も自信も兼ね備えているって証明してみせるから!」
リョーマ「そう?じゃ、楽しみにしてるよ。」

・試合
赤月(と、とうとう来ちゃった…これがJr.選抜、最後の舞台なんだ。)

赤月(そうして、大会は始まった。)
  (さすがにJr.選抜、1回戦、2回戦から強敵だったけど、まず危なげなく勝ち抜いた。)
  (準決勝は少し苦戦したものの、最後はコンビの息の合ったプレイが決まって勝利。)
  (そして…とうとう決勝戦までコマを進めたのだった。)
  (やっぱり私たちって、最高のペアかも!)
  (…なんちゃって。)

朋香「はーい!元気にしてる?」
赤月「あ、朋ちゃん。リョーマ君なら、たしか…。」
桜乃「そうじゃなくって。あっちのコートもすごい試合になってるの。」
  「一緒に観に行きましょう。」
朋香「ほら、ボサっとしてない!とっとと走る!」
赤月「う、うん。」
☆リョーマ&小鷹ペア 赤月「もう1つの準決勝戦、コートに立ってるのはリョーマ君と那美ちゃんのペアと。」
  「千石さんと吉川さんのペアか…。いったい、どっちが勝つんだろう。」
  「息をつくヒマも無いほどの、一進一退の攻防の末、勝ったのは…。」
  「リョーマ君と那美ちゃんのペア!?リョーマ君と、那美ちゃん…。」
  「そう、このふたりが私たちの決勝の相手なんだ!」

リョーマ「へぇ…赤月が決勝の相手ねえ。ま、誰が相手でも関係ないけど。」
小鷹「こんな舞台で戦えるなんてね。さ、決着をつけましょう!全力で行くわよ。」
赤月「うん、もちろんだよ。私も全力でぶつかるから!」
小鷹「よろしくね!」
リョーマ「…ねぇ。」
赤月「なぁに?」
リョーマ「お前がテニスするのって、スポーツドクター兼トレーナーになるっていう夢のためだったよね。」
赤月「そうだよ。その勉強のために、わざわざ岐阜から青学に来たんだし。」
リョーマ「赤月にとって、テニスって、なんなの?」
赤月「なにって…。夢のための…。」
リョーマ「夢のための回り道ってこと?ただの経験値稼ぎに過ぎないんだ、お前にとってのテニスって。」
赤月「そ、そんな言い方!」
リョーマ「……。」
赤月「……。」
リョーマ「お前のテニスって、どこか甘いんだよね。」
    「楽しい試合が出来れば、結果なんか、どうでもいいって思ってない?」
赤月「…それのどこが悪い訳?私はテニスが好きなんだよ!」
リョーマ「お前がテニスを好きなのはわかってるつもりだよ。でも、なんか足りないんだよね。」
赤月「リョーマ君、なにが言いたいの?」
リョーマ「お前が夢を見るのは勝手だけど、もっと見た方がいいんじゃない、現実。」
赤月「私のテニスに対する思いが本物じゃないって言う訳!?冗談言わないでよ!」
  「私の思いは本物なんだから!」
リョーマ「…その言葉、証明してくれない?コートの上で。」
赤月「…うん、いいよ。必ず証明して見せるから。私のテニスが本物だって!」
リョーマ「…じゃあ、コートで。」
赤月(リョーマ君…。)
1ゲーム終了後、無我の境地発動
赤月「なっ…なに!?」
  「リョーマ君、さっきまでと全然感じが違うよ!?すごい気迫を感じる…。」
リョーマ「You still have lots more to work on…。」

☆学力低
赤月「…なるほどね!」
男子A「絶対わかってないな…。」
男子B「ああ、わかってないな…。」
赤月「……。(もっと勉強しとけばよかった…。)」
☆学力高
赤月「なんで英語なワケ?いつものように「まだまだだね」って日本語で言えばいいじゃない!」
リョーマ「Nobody beats me in tennis.」
赤月「テニスで誰にも負けたくないのは私もおんなじなんだから!」

赤月(とにかく、今の私にできることは、全力でぶつかるのみ!!)

☆勝ち
リョーマ「まぁ、そう悪くないテニスだったんじゃない。次は…負けないけど。」
赤月「言ってれば!次だって、負けないんだから!」
リョーマ「ふーん。ま、今日のところはそういうことにしてあげるよ。」
    「100万回に1回の奇跡に免じてね。」
☆負け
小鷹「いい試合だったね!でも、まだまだ負ける訳にはいかないよ!」
赤月「私も、もっと練習してもっと強くなるよ!そあいたら、また試合しようね!」
小鷹「うん、その日を待ってるよ。」
リョーマ「ま、赤月も少しは成長しているみたいだね。」
赤月「本当!?」
リョーマ「まだまだだけど。」
赤月「はうぅ…。」
☆海堂&小鷹ペア 赤月「もう1つの準決勝戦、コートに立ってるのは海堂先輩と那美ちゃんのペアと…。」
  「千石さんと吉川さんのペアか…。いったい、どっちが勝つんだろう。」
  「息をつくヒマも無いほどの、一進一退の攻防の末、勝ったのは…。」
  「海堂先輩と那美ちゃんのペア!?そうか…決勝戦の相手は、那美ちゃんか。」
  「そう、このふたりが私たちの決勝の相手なんだ!」


赤月「海堂先輩、よろしくお願いします!」
海堂「フシュウゥゥ…。相手が誰であれ、手加減はしねえ。全力でかかって来い。」
小鷹「こんな舞台で戦えるなんてね。さ、決着をつけましょう!全力で行くわよ。」
赤月「な、那美ちゃん、そのリボン…もしかして!?」
小鷹「夏の合宿でロードワーク中に転んでヒザをケガしたときに海堂先輩に巻いてもらったんだ。」
  「どっちが勝っても恨みっこなし。全力で勝負だからね!巴!」
赤月「うん、もちろんだよ。私も全力でぶつかるから!」
小鷹「試合…負けないよ。」
赤月「う。…わ、私だって、負けないんだから!」
☆勝ち
海堂「フン…。お前の勝利への執念は俺を超えていた。」
赤月「海堂先輩…。」
海堂「…いい試合だったぜ。」
赤月「ありがとうございました!」
小鷹「見事に負けちゃったわ。でも、不思議と悔しさはないんだ。」
  「負けたのが巴だったからかな。」
赤月「あ、あの私…。」
小鷹「ほら、そんな顔しないの。眉毛がまたハの字になってるよ。」
  「色々あったよね…合宿。これからも、もっと色々あると思うけど、よろしくね!」
赤月「うん!私こそ、よろしくだよ!」
☆負け
海堂「今日の試合、悪くなかったぜ。」
赤月「本当ですか!?」
海堂「だが、これで満足するんじゃねぇぞ。Jr.選抜も終わってみれば、ただの通過点なんだからよ。」
赤月「はい、わかりました!ありがとうございました!!」
小鷹「いい試合だったね!でも、まだまだ負ける訳にはいかないよ!」
赤月「私も、もっと練習してもっと強くなるよ!そしたら、また試合しようね!」
小鷹「うん、その日を待ってるよ。」
☆リョーマ&早川ペア 赤月「もう1つの準決勝戦、コートに立ってるのは海堂先輩と那美ちゃんのペアと…。」
  「リョーマ君と…早川さん!?あの2人が、どうしてペアを?」
  「息をつくヒマも無いほどの、一進一退の攻防の末、勝ったのは…。」
  「リョーマ君と早川さんのペア!?リョーマ君と早川さん…。」
  「そう、このふたりが私たちの決勝の相手なんだ!」

赤月「リョーマ君…どうして、早川さんと?」
リョーマ「小鷹に勝つことに貪欲だったから。勝利への気持ちが強い人間をパートナーにしただけ。」
早川「ついに私は、小鷹さんを倒した。あなたもついでに倒しておいてあげるわ。」
  「言っておくけど、いい試合なんかにはならないわよ。私たちが一方的に叩き伏せるから。」
赤月(な、なに…?いつも以上の気迫だよ。ちょっと怖いよ〜。)
☆勝ち
早川「赤月さん、今日のところは私の完敗だわ。」
  「これからは、あなたも標的の1人とするから覚悟してね。」
赤月「望むところです!」
リョーマ「まぁ、そう悪くないテニスだったんじゃない。次は…負けないけど。」
赤月「言ってれば!次だって、負けないんだから!」
リョーマ「ふーん。ま、今日のところはそういうことにしてあげるよ。」
    「100万回に1回の奇跡に免じてね。」
☆負け
早川「勝ったわ!ついに…ついに私が頂点に!」
  「私は小鷹さんを越えたのよ!」
赤月「あ、あの…決勝の相手は私だったんだけど。」
リョーマ「ま、赤月も少しは成長しているみたいだね。」
赤月「本当!?」
リョーマ「まだまだだけど。」
赤月「はうぅ…。」

・試合後 ☆優勝
・パーフェクト
赤月(優勝か…。納得のいくテニスも出来たし、最高の気分だよね。)
・天才
赤月(優勝しちゃうなんて、やっぱり私、天才かも!)
・ムラっ気
  (優勝かぁ…フロックかもしれないけど、これが私流のテニスだよね。)
・本当は出来る奴
赤月(優勝かぁ…努力してれば必ず報われるんだ!本当に頑張ってよかった!)
・落ちこぼれ
  (優勝かぁ…夢見てるんじゃないかなぁ。まだ信じられないよ。)
・サボリ
赤月(優勝か…ロクに練習もしてない私が優勝しちゃうんだから、勝負はわからないモンだよね。)

☆準優勝
・パーフェクト
赤月(まずまずの結果かもしれないけど、こんなところで満足するわけにはいかないよね。)
・本当は出来る奴
赤月(準優勝か…。ま、よくやった方だよね、うん!)
・落ちこぼれ
赤月(準優勝か…。)
  (最後は負けちゃったけど、そこまで行っただけでもラッキーだと思わなくっちゃ。)
・サボリ
赤月(準優勝か…ロクに練習もしてない私が決勝までいっちゃうんだから世の中わからないモンだよね。)

赤月(私たちの優勝が決まってからわずか3分後、女子シングルスの優勝者が鳥取さんに決まった。)
  (女子シングルス優勝という肩書は転校先へのいい土産になるよね!)
  (こうして、Jr.選抜が終わった。)

告白後
赤月(こうして、Jr.選抜合宿は幕を閉じた。)
  (本当に色々あったけど、自分を見つめ直すいい機会だったよね。)
・パーフェクト・天才
  (落ち込むこともあったけど、それを乗り越えて、前より大きく成長できたと思う。)
・ムラっ気・本当は出来る奴
  (つらいことや苦しいことも少なくなかったけど、私なりに頑張ってきたと思う。)
・落ちこぼれ・サボリ
  (後悔してることも少なくないけど、私は私なりに頑張ったと思う。)

赤月(この合宿での経験を生かして、これからも1日1日を大事に過ごしていこう!)
  (頑張り続ければ、私はもっともっと輝けるはずなんだから!)
ALICE+