白紙
告白・ED
・告白
知識
・
学力
・
料理
・
ルックス
のステータスと数値によってセリフが追加される
☆菊丸
赤月(もうすぐバスが来るし、選抜合宿もいよいよ終わりか。色々あったなぁ。)
(…ん?携帯にメール?英二先輩からだ。)
(わざわざメールなんて、どうしたんだろ?)
(屋上で待ってるって…。とにかく行ってみよっと!)
赤月「えっと、英二先輩は…いた!」
「英二先輩!どうしたんですか?もうすぐバスが来ますよ?」
菊丸「うん。でもその前に、巴に伝えておきたいことがあるんだ。」
パーフェクト、天才ルート
菊丸「トーナメント、最高だったよな!巴とのダブルスは、本当に楽しくてワクワクするんだ。」
赤月「英二先輩。そんな、照れちゃいますよ。」
菊丸「照れなくていいよん。だから、よければこれからも、お前とペアを組みたいにゃ。」
赤月「は、はい!私の方こそ、お願いします!」
本当は出来る奴、落ちこぼれ、ムラっ気、サボリルート
菊丸「まだまだ弱点はあるけど、合宿で、すごく成長したよな。だから…またペア組もうな?」
「巴とならお互いの長所を伸ばし合って、欠点を補い合ういいペアになれると思うからさ。」
赤月「英二先輩…。よろしくお願いします!」
菊丸「でも、お前って、色んなこと知ってるし、普通思いつかないようなこと考えるよな。」
「出来れば、巴に俺だけのブレーンになって欲しいにゃ。」
「そうすれば…俺のアクロバティックをもっと活かしたプレイが出来ると思うからさ。」
赤月「あ…は、はい。私でよければ、やってみます。」
菊丸「そういえば、お前って勉強も出来るんだよな。」
「頑張れば、親子2代でスポーツドクターとか、なれちゃうかもな?」
赤月「あはは、そうですね。英二先輩に言われると、本当になれそうな気がしますね。」
菊丸「おっとっと、大事な物を渡すのを忘れるところだった。」
赤月「大事な物?」
菊丸「さっき、榊コーチから俺たちのU-16世界大会の書類を受け取っていたんだ。」
赤月「じゃあ、ふたりでオーストラリアに行けるんですね!」
菊丸「まぁ、他にも何人か一緒に行くからふたりっきりって訳じゃないけど。でも、今から楽しみだよなーっ!」
赤月「はい!」
菊丸「そうだ、巴って料理得意だよな!」
「今度、弁当作ってよ、手作り弁当。な、な!?いいだろ〜?」
赤月「あはは、いいですよ。腕によりをかけて作ります!」
菊丸「ま、そんなわけでひとつ、青学テニス部をよろしくお願いするよん!」
赤月「はい!よろしくお願いされます!」
菊丸「巴と高等部で会える日を、楽しみに待ってるからな。」
赤月「はい!」
ルックス良
菊丸「ところで…なんていうか、巴ってかわいいよな。俺の好みのタイプ?」
赤月「な、な…なんですか、突然。」
菊丸「せっかくだから、言っておこうと思ってさ。冗談とかじゃないからな?」
赤月「は、はい…。」
ルックス最良
菊丸「ところで…なんていうか、巴ってかわいいよな。俺の好みのタイプ?」
赤月「はあっ!?英二先輩、頭でも打ったんですか!?」
菊丸「なんだよ〜。せっかく誉めたのにさ。言っとくけどウソじゃないからな。」
菊丸「さてと、これでいよいよ合宿も終わり…明日はいよいよ卒業式か!」
赤月(先輩が卒業したら、もうこんなふうに楽しく話すこともなくなっちゃうんだ…。)
(……。)
菊丸「…まったく。世話の焼けるヤツだにゃ。」
(スチル)
赤月(…ふへぇっ!?)
菊丸「ほらほら!笑え笑え〜!」
赤月「ふぁ、ふぁめふぇふらひゃい〜。(や、やめてください〜。)」
菊丸「巴には、そんな暗い顔は似合わないぞ。ほら!」
赤月「ふぁらひふぃふぁら、ひふぁらぉふぁはぁふぁらい?」
(似合わない、か…。英二先輩の言うとおりなのかも。)
(うん、そうだよね。もう二度と会えないわけじゃないんだもん。)
(よーし、旅立ちは笑顔で見送ってあげなくちゃ。)
「ふぁんふぁい!」
菊丸「うん!巴は、笑顔が一番似合ってるな!」
「巴のためだったら、どんなことだって、してやっからさ。」
赤月(ええっ!?英二先輩ってば!?)
菊丸「にゃははー!赤くなった、赤くなった。」
菊丸「ほいじゃ、行こうかにゃ。」
「卒業の前に、これだけは伝えておこうと思ったんだけど…。」
「俺、巴のこと、大好きだからさ。」
「一緒にいると楽しいし、元気になるし、ご飯も美味しいし。」
赤月「いや、ご飯は関係ないんじゃ。」
菊丸「だから、これからも、よろしく頼むよん!」
赤月「は、はい!よろしくお願いします。」
(こうして、Jr.選抜合宿は幕を閉じた。)
☆乾
赤月(もうすぐバスが来るし、選抜合宿もいよいよ終わりか。色々あったなぁ。)
(…ん?携帯にメール?乾先輩からだ。)
(わざわざメールなんて、どうしたんだろ?)
(コートで待ってる…か。とにかく行ってみよっと!)
赤月「えっと、乾先輩は…どこにいるんだろ?」
乾 「ここだ、巴。」
「呼び出してすまなかったな。」
赤月「乾先輩!どうしたんですか?もうすぐバスが来ますよ?」
乾 「合宿が終わる前に、お前に言っておきたいことがあったんだ。」
パーフェクト、天才ルート
乾 「お前とペアを組むことが出来て本当に良かった。」
「正直なところ、お前の成長は俺が想定していたデータの伸びをはるかに超えていた。」
「お前の存在は俺の知的好奇心を充分に満足させてくれる。」
赤月「はい。ずっと先輩に刺激を与え続けるプレイヤーでいたいです!」
本当は出来る奴、落ちこぼれ、ムラっ気、サボリルート
乾 「お前の成長はかなりのものだ。だが、決して弱点がなくなったわけではない。」
「俺のデータが役に立つこともあるだろう。また一緒にプレイしないか?」
赤月「はい、乾先輩!こちらこそ、よろしくお願いします!!」
乾 「それと、お前のプレイには俺も驚かされることがあった。」
「その知識で俺のサポートをしてくれないか?言うなれば俺専属のブレーンだ。」
赤月「そ、そんな!私が乾先輩のブレーンだなんて!」
乾 「お前と俺が組めば、最強のデータテニスが出来上がると思うが、どうだろう?」
赤月「…わかりました。そこまで買われているなら、私、やってみます!」
乾 「そういえば、お前はスポーツドクター兼トレーナーを目標にしてるんだったな。」
赤月「はい、父と同じ職業です。」
乾 「お前ならきっとなれると思う。父親以上の専門家にな。」
赤月「乾先輩にそう言ってもらえると本当にうれしいです。」
乾 「おっと、大事な物を渡し忘れるところだった。」
赤月「大事な物?」
乾 「さっき、榊コーチから俺たちのU-16世界大会の書類を受け取っていたんだ。」
赤月「U-16世界大会…。じゃあ、ふたりでオーストラリアに行けるんですね!」
乾 「俺たちの他にも何人か一緒に行く。だから、ふたりっきりという訳ではないぞ。」
赤月「それでも、うれしいです!」
乾 「それから…お前は料理も得意だったな。」
「よければ、俺に弁当を作ってくれないか?」
赤月「はい、お易い御用です!満足してもらえるようなおいしいお弁当、作りますね!」
乾 「越前や巴、桃や海堂たちがいてくれるから俺たちは安心して卒業出来る。」
「お前が高等部に来る日が待ち遠しいが…そのときはまたペアを組もう。」
赤月「はい!よろしくお願いします!!」
ルックス良
乾 「ああ、そうだ。甘い誘惑には気をつけろ。」
赤月「そうですよね。うーん、でも自信ないです。」
「チョコレートとかケーキとか、おいしいし…。」
乾 「…いや、そういう意味じゃない。」
「巴は充分魅力的だということだ。」
ルックス最良
乾 「ああ、そうだ。甘い誘惑には気をつけろ。」
赤月「そうですよね。うーん、でも自信ないです。」
「チョコレートとかケーキとか、おいしいし…。」
乾 「…いや、そういう意味じゃない。」
「巴の魅力に気付いているのは俺だけじゃないということだ。」
「巴の一番身近な存在でいるのは俺でありたいからな。」
赤月「乾先輩…。」
乾 「これで合宿も終わりだ。次はいつこうして話が出来るかわからない。」
「だから、最後にひとつだけ言っておきたい。」
「巴に出会えたことは俺にとってなによりの喜びだ。」
「これからも、よろしくな、巴!」
赤月「はい!私こそ、よろしくお願いします!」
(こうして、Jr.選抜合宿は幕を閉じた。)
(本当に色々あったけど、自分を見つめ直すいい機会だったよね。)
☆裕太
赤月(大会も終わったし、合宿も今日で終わりかぁ。いろいろあったけど、なんだか、名残り惜しいな…。)
(さぁて、と。バスに荷物を乗せたら、もう出発だよね。)
(あ、メール…。裕太さんからだ。)
(『話がある。屋上に来られるか?』…だって。)
(…じゃあ、急いで行かなくちゃ!)
赤月「お待たせしました!裕太さん、話って何ですか?もうバスが出ますよ?」
裕太「ああ、もう合宿も終わりだろ?だから、今のうちに話しておきたいと思ってな…。」
赤月「はい、なんですか?」
パーフェクト、天才ルート
裕太「巴とのダブルス、楽しかったぜ。」
「これからもペア組んでやりたいって試合中、ずっと思ってた。」
赤月「本当ですか?うれしいです!私もまた機会があったら、ぜひ!いつもはライバル校ですけどね。」
裕太「そうだな。大会でペア組むには、お互い、来年も選抜に出なきゃな。…もちろん、やれるだろ?」
赤月「はい、選んでもらえるように頑張ります。そしたら、またペアを組めますね!」
本当は出来る奴、落ちこぼれ、ムラっ気、サボリルート
裕太「巴とのダブルス、楽しかったぜ。」
「まぁ、弱点も色々あったけど、それは俺が補えると思うしな。」
赤月「うーん、本当は裕太さんに補ってほしいところなんですけど、いつもはライバル校ですから…。」
裕太「そうだな。大会でペア組むには、お互い、来年も選抜に出なきゃな。」
「…なら、それを目指して頑張って行こうぜ。」
赤月「はい、頑張ります!」
裕太「そう言えば、巴って、テニスの知識もすげぇよな。」
「よかったら、俺だけのブレーンになってもらえねぇか?」
赤月「誉められるのはうれしいですけど、裕太さんはライバル校だし…うーん、どうしよう。」
裕太「なにも青学の情報寄こせ、なんて言ってる訳じゃねぇんだ。」
「ただ、俺がもっと上を目指すには巴の知識がどうしても必要なんだ。」
赤月「わかりました!裕太さんが望むなら、出来る範囲で協力します!」
裕太「ああ、頼むぜ。」
「それに、巴って勉強も出来るって話じゃねぇか。」
赤月「まぁ、それなりには。」
裕太「ホント、いつ、勉強してるんだよ?まったく、大したヤツだぜ。」
「お前なら父親以上のスポーツドクター兼トレーナーにだって、なれるんじゃないのか?」
赤月「うわぁ、そう言ってもらえると、うれしいです!子供の頃からの夢なんですよ!
「よーっし、もっともっと頑張るぞーっ!」
裕太「ああ!頑張った分だけ、夢への距離は縮まってるからな。」
「俺も頑張って、兄貴との距離を一歩ずつでも縮めて行くつもりだ。」
赤月「お互い、頑張りましょうね!」
裕太「おっと、そうだ、大事なモンを渡し忘れるところだったぜ。」
赤月「大事な物?」
裕太「さっき、榊コーチから俺たちのU-16世界大会の書類を受け取っていたんだ。」
赤月「じゃあ、ふたりでオーストラリアに行けるんですね!やったぁ!」
裕太「まぁ、他にも一緒に行く選手はいるから、ふたりっきりって訳じゃねぇけどな。」
赤月「それでも、うれしいです!」
裕太「そうそう、巴、料理得意なんだろ?」
「1度でいいから、お前の手作り弁当食べてみたいんだけど、いいかな?」
赤月「それは、まぁ…私のでよければ、いつでも…毎日でも作りますよ!」
「でも、あまり過剰な期待はしないでくださいね。」
裕太「観月さんたちは卒業だから、これからの聖ルドルフは俺や金田が引っ張ってかなきゃならない。」
「今年は必ず聖ルドルフが全国優勝を成し遂げてみせる!青学にだって負けねぇからな。」
赤月「青学だって負けませんから!」
裕太「ははは!しのぎを削り合って、より上を目指してこうぜ。」
赤月「はい!」
ルックス高
裕太「あとさ、巴って、合宿の男子の間でけっこう人気があったぜ。」
赤月「ええっ、そうなんですか?(全然、気付かなかったよ。)」
裕太「…ま、まぁ、なんつーか、俺も巴のコト、けっこう好みかな…なんてな。」
赤月「本当ですか?うれしいです!…でも、なんか…照れちゃいますね。」
ルックス最高
裕太「あとさ、巴って、合宿の男子の間でけっこう人気があったぜ。」
赤月「ええっ、そうなんですか?(全然、気付かなかったよ。)」
裕太「…ま、まぁ、なんつーか、俺も巴のコト、けっこう好みかな…なんてな。」
赤月「え?そ、それって…!(前に好きになったヤツが好みって、確か言ってたような…?)」
裕太「聞き返すなよ!こっ恥ずかしいだろ!」
裕太「練習や大会で顔を合わせる機会はこの先もあるけど、お前と過ごしたこの合宿、俺は一生忘れねぇよ。」
「けっこう巴のこと、知っていたつもりだけど、別な面を見た気がするんだ。」
赤月「うう…お恥ずかしいところをお見せしました。」
裕太「あ、いや、責めてる訳じゃない。むしろ、ありのままの巴を知れてよかった。」
「うまく言えねぇけど、お互い、もっと、さらけ出して行けたらいいなって思う。」
赤月「裕太さん…。」
裕太「もっと、巴を知りたいし、俺のことも…その、なんだ…。…ま、また会おうな!」
赤月「はい、いつでも会えますからね。スクールでの練習も色んな大会も楽しみにしてます!」
裕太「どうやら時間だな…。…また連絡くれよ。」
赤月「はい、連絡します!」
裕太「お互い、どこまでも真っ直ぐに頑張って行こうぜ、巴!」
☆向日
赤月(もうすぐバスが来るし、選抜合宿もいよいよ終わりか。色々あったなぁ。)
(…ん?携帯にメール?向日さんからだ。)
(わざわざメールなんて、どうしたんだろ?)
(屋上で待ってるって…。とにかく行ってみよっと!)
赤月「えっと、向日さんは…いた!」
「向日さん!どうしたんですか?」
向日「悪ぃ悪ぃ。合宿から帰る前に巴に話があってよ。」
パーフェクト、天才ルート
向日「あのさ…。巴、これからも俺とダブルスやらねぇか?」
「今日の試合がすっげぇ楽しくてさ、なんか、忘れられそうにないんだ。巴だってそうじゃねぇ?」
赤月「はい、とっても楽しかったです!」
「向日さんがいいのなら私の方からお願いしたいくらいです!」
本当は出来る奴、落ちこぼれ、ムラっ気、サボリルート
向日「巴ってさ、才能はあるけど、イマイチそれを出しきれてないよな。」
「でも、俺ならお前の弱点、補える。…だから、また巴とペアを組んでみたいんだ。」
赤月「向日さん…。はい、よろしくお願いします!」
向日「でさ、感心したんだけど、お前のテニスって実はすっげぇ計算されてるよな。」
「なあ、巴?俺だけのブレーンになってくれねぇか?」
「巴の頭脳と俺のアクロバティックが合わされば誰にも負けねぇと思う。」
赤月「…わかりました。私、やってみます!」
向日「あっ、そう言えば青学のヤツに聞いたんだけど、巴ってすっげぇ成績いいんだってな。」
赤月「えっ?…まぁ、それなりには…。それがどうかしたんですか?」
向日「そのくらいの学力があれば氷帝の高等部に編入する事出来るんじゃねぇか?」
赤月「…氷帝の、しかも高等部にですか!?」
向日「テニスの面でも、きっとその方がお前のためになる。考えてみてくれよ。」
赤月「うーん、わかりました。お父さんを交えて、真剣に考えてみますね。」
向日「おっと、そうだ、大事なモンを渡し忘れるところだったぜ。」
赤月「大事な物?」
向日「さっき、榊コーチから俺たちのU-16世界大会の書類を受け取っていたんだ。」
赤月「じゃあ、ふたりでオーストラリアに行けるんですね!やったぁ!」
向日「一応、言っておくけどよ、一緒に行く選手は他にもいるんだ。ふたりっきりじゃねぇぜ。」
赤月「それでも、うれしいです!」
向日「あとよ、意外なことに巴って、料理が得意なんだな。」
赤月「…意外って。ちょっと傷つきましたよ。」
向日「悪ぃ悪ぃ!でもよ、普段のお前からは想像つかなくてさ。」
「なあ、今度、証拠として俺に弁当作ってくれねぇかな?」
赤月「いいですよ!私の料理の腕、バッチリ証明してみせます。」
向日「合宿はこれで終わりだけどさ、高等部で競い合える日、待ってるからな!」
赤月「そのときには、絶対、向日さんを満足させられるプレイヤーになってますから!」
向日「おお、頼もしいじゃん!マジで楽しみだぜ。」
赤月「はい!」
ルックス良
向日「あー、あとよ。巴って結構かわいいよな。」
赤月「へっ?どうしたんですか、急にそんなこと…。」
向日「この合宿に参加してる女子で誰が一番かわいいかって話になると、結構上位に来てたぜ。」
赤月「ええーっ!?全然、気付きませんでしたよ。」
向日「自覚ねぇのか?もったいねぇなぁ、自信持っていいと思うぜ?」
赤月「はあ…あ、ありがとうございます。」
ルックス最良
向日「あー、あとよ。巴って結構かわいいよな。」
赤月「へっ?どうしたんですか、急にそんなこと…。」
向日「この合宿に参加してる女子で誰が一番かわいいかって話になると、結構上位に来てたぜ。」
赤月「ええーっ!?全然、気付きませんでしたよ。」
向日「ま、この俺も巴に1票入れたんだけどな。」
赤月「えっ、私に…ですか?」
向日「なんつーか、俺の好みに近い…なんてな!」
向日「さーて、これで巴とは高等部と中等部、離れ離れの世界になっちまうな。」
「その前に、伝えておきたいことがあるんだ。」
「俺さ、テニスを通して巴と会えたことを運命だと思ってるぜ。」
「だから、これからもよろしくな。巴。」
赤月「はいっ!」
(こうして、Jr.選抜合宿は幕を閉じた。)
(本当に色々あったけど、自分を見つめ直すいい機会だったよね。)
☆鳳
赤月(もうすぐバスが来るし、選抜合宿もいよいよ終わりか。色々あったなぁ。)
(…ん?携帯にメール?鳳さんからだ。)
(わざわざメールなんて、どうしたんだろ?)
(屋上で待ってるって…。とにかく行ってみよっと!)
赤月「えっと、鳳さんは…いた!」
「鳳さん!どうしたんですか?」
鳳 「ふたりだけで話がしたくて。時間は掛からないから、いいかな?」
赤月「かまいませんよ。なんでしょう?」
パーフェクト、天才ルート
鳳 「あのさ、巴さん。これからも俺とペアを組む気はない?」
赤月「え、ええっ!?」
鳳 「今日の試合で、巴さんとのダブルスに高い可能性を感じたんだ。」
「その予感を試したい。…もちろん、強制はしないけど。」
赤月「いいえ、そんな!」
「鳳さんがいいのなら私の方からお願いしたいくらいです!」
本当は出来る奴、落ちこぼれ、ムラっ気、サボリルート
鳳 「キミのテニス、まだまだ危なっかしいよね。弱点も多いし。」
「けど、俺ならそれを補える。だから、またペアを組んでみるのはどうかな?」
赤月「鳳さん…。私の方からお願いしたいくらいです。」
赤月「でも、私は青学だし、鳳さんは氷帝ですよ?」
鳳 「普段はストリートコートとか、テニスクラブでペアを組むとかでいいんだ。」
「そして、来年のJr.選抜でまたペアを組もう。」
赤月「はい!来年も選ばれるように頑張ります!」
鳳 「キミって、かなり緻密なテニスをしているよね。」
「ねぇ、巴さん?よければ俺だけのブレーンになってくれない?」
「俺のテニスにはキミみたいなブレーンが必要なんだ。」
赤月「…わかりました。私、やってみます!」
鳳 「そういえば、キミって将来は…。」
「スポーツドクター兼トレーナーを目指してるんだって?」
赤月「はい。お父さんと同じ職業なんです。」
鳳 「キミ、勉強も出来るんだしきっとお父さん以上になれるんじゃないかな?」
赤月「鳳さんにそういってもらえると本当になれそうな気がしてきましたよ!」
鳳 「あっ、そうだ、大事な物を渡し忘れるところだった。」
赤月「大事な物?」
鳳 「さっき、榊コーチから俺たちのU-16世界大会の書類を受け取っていたんだ。」
赤月「じゃあ、ふたりでオーストラリアに行けるんですね!やったぁ!」
鳳 「まぁ、他の選手も一緒に行くからふたりっきりって訳じゃないけどね。」
赤月「それでも、うれしいです!」
鳳 「そうだ。キミって料理が上手いんだよね。」
赤月「はい。実は自信あるんですよ。」
鳳 「よかったら今度、俺に弁当を作ってくれない?なにかのついででも、いいんだ。」
赤月「任せてください!栄養バッチリのお弁当、腕によりを掛けて作ります。」
鳳 「もうすぐ進級だけど、中学でのテニスはまだまだ続くからね。」
「次の対戦も楽しみにしてるよ。お互い、頑張ろうね。」
赤月「はい!」
ルックス良
鳳 「あ、それとさ。巴さんって、その…。」
赤月「どうしたんですか。遠慮なく言ってください。」
鳳 「うん、巴さんって、やっぱり、かわいいって思ってさ。どことなく愛嬌があるしね。」
赤月「え、ええっ?ありがとうございます…。」
ルックス最良
鳳 「あ、それとさ。巴さんって、その…。」
赤月「どうしたんですか。遠慮なく言ってください。」
鳳 「…巴さんって、思い込んだら一直線だよね。」
赤月「あはは…よく右脳型イノシシ娘って言われます。」
鳳 「そんな、真っ直ぐなところ、…俺は好きだよ。」
赤月「え、ええっ!?ありがとうございます…。」
鳳 「さてと、これで合宿も終わりだね。」
「最後にさ、別れる前にハッキリと伝えておきたいことがあるんだ。」
「テニスを通じて出来たキミとの絆、ずっと大切にして行きたいと思う。」
「これからも、よろしくね。巴さん。」
赤月「はいっ!!」
宍戸「おい、長太郎!」
「…って、ああ…じゃ、邪魔してすまねぇ。」
赤月「い、いえ、別にいいんですよ。…バスがもう出るんですか?」
宍戸「まぁ、それもあるんだけどよ、その前に、みんなで記念写真を撮ろうって盛り上がっちまってな。」
鳳 「わかりました。じゃあ、急いで行こう、巴さん!」
赤月「はい!」
(スチル)※希望が丘TCと自由の森TSで2種類
リョーマ「赤月、どこへ行ってたんだよ?」
赤月「や、ヤボなことは聞かないの!」
切原「おふたりさん、そろそろシャッターが切れる頃だぜ。」
赤月「あっ、じゃあ、はい、チーズ!!」
(こうして、Jr.選抜合宿は幕を閉じた。)
・ED
☆菊丸
赤月「うう〜、寝坊した〜!」
「英二先輩、迎えに来るって言ってたから…もう来ちゃうよ〜!」
菊丸「おはようございまーす!」
リョーマ「ちゅーっす。…菊丸先輩、早いっスね。そんなに、ヒマなんスか?」
菊丸「なんだよ、おチビ。かわいくないな〜!」
「かわいくないヤツに用はないよん。俺は、かわいいヤツの方に用があるの!」
赤月(か、かわいいなんて、そんな…。照れちゃうよ。)
リョーマ「…あんまりなつかないんスけど、菊丸先輩のこと、大好きみたいっスね?」
赤月(なつかない…?人を動物みたいに言ってくれて!)
菊丸「そりゃあ、もっちろん!俺が大好きだから!愛の菊丸ビームが届くんだにゃ?」
赤月(あ、愛だなんて、そんな…。)
菊丸「…それにしても、遅いにゃ。寝てるんじゃないだろうなぁ?」
赤月(いっけない!急がなきゃ!!)
(スチル)
赤月「おはようございます、英二先輩!お待たせしました。」
菊丸「おっそ〜い!かなりのお待たへだぞ、な、カルピン?」
カルピン「ほあらー。」
赤月「カルピン…ははは…。(かわいいとか、なつかないとか、そういうことね…。)」
「それにしてもカルピン、本当に英二先輩になついてますね。先輩の頭が気に入ってるのかな?」
菊丸「ほへ〜、普段は落ち着きがないのかぁ?こーんなに大人しいのになぁ。」
カルピン「ほあらー。」
リョーマ「菊丸先輩、カルピン、返してくださいよ。代わりにコイツをあげますから。」
赤月「なっ!?リョーマ君!?」
菊丸「やったぁ!も〜らいっ!」
赤月「もう、英二先輩まで。」
菊丸「にぉはは!んじゃ、出掛けるよん!せっかくの休日だから、楽しいデートにしないとな!」
カルピン「ほあらー。」
赤月(こうして私は、合宿が終わってからも、充実した日々を送っている。)
(あまりにも充実しすぎていて、時々、夢を見ているんじゃないかと思うこともあるけれど…。)
(でもこれは、まぎれもない現実なんだ。)
(私が自分の汗と、自分の実力で勝ち取った、まぎれもない現実なんだよね!)
(この合宿での経験を生かして、これからも1日1日を大事に過ごしていこう!)
(頑張り続ければ、私はもっともっと輝けるはずなんだから!)
☆乾
乾 「どうだ、巴?調子の方は。」
(スチル)
赤月「もうバッチリですよ!海堂部長以下、部員全員やる気まんまんです。」
「…リョーマ君は相変わらずの性格ですけど。」
乾 「いや、青学テニス部のことは心配していない。」
「俺が質問したのはお前自身のことだ。」
赤月「私のこと?はい、もちろんバッチリです!」
「毎日やる気に満ち満ちてます。テニスってこんなに楽しかったんだって感じです。」
乾 「それはよかった。確かに充実しているようだな。表情にあらわれている。」
赤月「はい。乾先輩に毎日会えないのが残念ですけど。」
乾 「お世辞か?」
赤月「違いますよ〜、本心ですってば!」
「って、ああっ!?(いっけない!ジュース、倒しちゃった!!)」
「すみません、乾先輩。」
乾 「いや、大丈夫か?服にかかったり…。」
赤月(あっちゃあーっ!?た、たいへん!乾先輩のノートパソコンに!!)
「せ、先輩っ!ゴメンナサイ!早く拭いてください!!」
乾 「ああ…しかし、どうやら手遅れのようだ。」
赤月「こ、壊れちゃったんですか!?どうしよ〜!」
乾 「心配するな。保険に加入しているから、修理は問題ない。」
赤月「で、でも、中に入ってる貴重なデータが…。」
乾 「データ?データなら、ここにあるさ。」
「テニスのことも、お前のことも、俺の頭の中に入ってる。」
「いつでも、どんなときでも、な。」
赤月(こうして私は、乾先輩とは卒業してからも、頻繁に会っている。)
(情報交換…というのは大義名分で、おしゃべりしたり映画を観たり…。)
(…これって、世間一般ではデートって言うのかもしれないけど、ま、いっか。)
(乾先輩とも、少しだけ近づけた気がするし、選抜の合宿は有意義だったね。)
(さぁ、これからは青学テニス部の一員として。新たな夢に驀進しなくちゃ。)
(頑張れば、夢は絶対にかなうんだから…。)
(目指せ、全国連覇!)
☆裕太
赤月(えーっと…まだ、裕太さんは来てないみたい。)
裕太「悪い、巴、待ったか?」
赤月「いえ、私もさっき来たばっかりですから。
「それで、なんですか、私に用って?」
裕太「あ、ああ…。先月、チョコ、もらったろ。そのお返しをしようかと思ってな。」
赤月「別に気を遣わなくてもいいのに…。」
裕太「そういう訳には行かねぇって。もらったら返すってのは、基本中の基本だからな。」
赤月「わざわざ、すみません。」
(スチル)
裕太「こ、こ、コレなんだけど…。」
赤月「え?まさか、この中にキャンディが入ってるんですか?」
裕太「…それ、ギャグのつもりか?こんな薄いケースにキャンディ詰めるワケねーだろ。」
赤月「じゃあ、これは?」
裕太「ほら、こないだゲーセンでやったシューティングゲームのソフトだ。」
「巴、あのゲーム、気に入ったのかと思ってな。」
赤月「ええーっ、そんな高価な物、受け取れませんよ!」
「気持ちだけ受け取っておきますからそのソフトは裕太さんが遊んでください。」
裕太「いや、なんて言うか、これが俺の気持ちなんだ。」
赤月「はい?」
裕太「…俺たちが通ってるテニススクールって、ルドルフの寮の近くなんだよな。」
赤月「そのセリフは前にも聞きましたけど。」
裕太「なぁ、巴…。」
赤月「はい。」
裕太「今度、スクール帰りに寮に遊びに来ないか!?」
赤月「えっ、いいんですか?じゃあ、お言葉に甘えて遊びに行きますね。」
裕太「ほ、本当か?」
赤月「はい!本当です。」
「いつの日か、ふたりでこのゲームのエンディングを見ましょうね!」
「じゃあ、このゲームソフト、ふたりの物として、私がちゃんと保管しますね。」
裕太「ああ、そうしてくれ。」
赤月「…でも、受け取ってみると早くプレイしたいってウズウズして来ましたよ〜。
「あの…来週の日曜、テニススクールで練習した後、寄るってことでもいいですか?」
裕太「別にかまわねぇぜ。寮のみんなにも了解は得ておくからよ。」
「寮の広間には大型画面のテレビがあるんだ。そこでやりゃあ、ゲーセン以上の迫力だぜ。」
赤月「わぁ、うらやましいなぁ!お父さんの母校がルドルフならよかったのになぁ、なーんて。」
裕太「ははは、楽しみにしてろって。」
赤月「そうだ!ついでと言ったら失礼ですけど、裕太さんの部屋も案内してくださいよ!」
裕太「えっ、俺の部屋か!?いや、いくら何でもマズイだろ、男子の部屋に入るってのは…。」
赤月「あっ、掃除してないとか、布団が敷きっぱなしなんでしょう!」
「よけい、ほっとけないです!ゲームする前に大掃除してあげますから!」
裕太「違ぇーっ!」
「部屋なんかに連れてったりしたら、みんなに冷やかされたりだな…その…色々、あるだろ?」
赤月「そうなんですか?」
(リョーマ君の家にご厄介になってるせいか、冷やかされるってのが、いまいちビンと来ないなぁ…。)
「あ〜あ、裕太さんがどんな部屋に住んでるのか、すごく興味あるのになぁ…。」
裕太「まぁ、そのうちにな。…けど、今はまだ早ぇような気がするんだ。」
「…巴との関係はゆっくり時間を掛けて、大事にして行きたい。」
「こういう想い、…初めてだからな、俺。」
赤月(こうして私は、選抜の合宿が終わってからも、充実した日々を送っている。)
(青学のメンバーなのに、裕太さんと練習してたりとか、中途半端な立場に悩むこともあるけど…。)
(これからも私は自分の選んだ道を真っ直ぐ進んで行くつもり。)
(裕太さんとのことも、テニスのことも、そして、将来のことも。)
(自分で投げ出したりしなければ、夢は絶対かなうんだから!)
☆向日
赤月(えーっと、呼び出されたのってここだよね。どこにいるんだろ?)
向日「よう!来てくれたか、巴。」
赤月「すみません、待たせちゃいましたか!?」
向日「んなこと気にすんなよ。呼び出したのは俺の方なんだし。」
赤月「それで、どうしたんですか?今日って氷帝は卒業式だったんじゃ?」
向日「ああ、式はちゃんと済ませて来たぜ。部の連中にも挨拶して来たしな。」
「で、巴に見てほしいモンがあってよ!」
赤月「見てほしいもの?なんですか?」
向日「行くぜっ!」
(スチル)
赤月「うわっ!」
(すごい!空に吸い込まれるくらい高く、高く…。)
「び、びっくりしました〜。」
向日「中学生活最後のアクロバティックは巴に見せようって決めてたんだ。」
赤月「今までで一番高く跳べてたんじゃないですか?」
向日「俺さ、巴がいてくれると空だって飛べそうな気がするんだよ。」
赤月「空ですか…。」
向日「ん?どうしたんだよ、んな暗い顔して。」
赤月「い、いえ、そのなんだか向日さんが遠くに行っちゃう気がして。」
「向日さんは高校生になっちゃうし私はまだ、あと2年も中学生なんだし…。」
向日「バーカ、そんな心配するなよ!俺とお前の距離にんなこと関係ねぇじゃん。」
「それに、俺がより高く跳べるのは巴のおかげなんだからよ。」
「俺はマジのつもりだぜ。これから言うコトもマジだから、よく聞いてほしい。」
赤月「…はい。」
向日「俺は巴を失くしたくねぇ。」
赤月「向日さん…。」
向日「翼は2枚ないと飛べねぇんだからよ。」
赤月(こうして私は、合宿が終わってからも、充実した日々を送っている。)
(去年の今頃は、こんな風になるなんて、思っても見なかったから…。)
(時々、夢を見ているんじゃないかと思うこともあるけれど、紛れもない現実なんだ。)
(向日さんに会えたことも、全部が現実なんだよね!)
(これからも、自分なりのペースで一歩ずつ進んで行こう!)
☆鳳
赤月(うう〜。なんか緊張するよ。男の人の部屋だもんね。)
鳳 「巴さん、そんなに硬くならないでいいよ。」
「バイオリンっていっても、格式ばった物じゃないから。気楽に気楽に。」
赤月「は、はい。」
「でも、その、確かに聞かせてもらう約束はしましたけど…。」
「部屋にお呼ばれするとは思ってなくて…。迷惑じゃないですか?」
鳳 「そんなことないよ。ふたりっきりでって約束だったろ?」
赤月「確かに。」
鳳 「それに、こういう楽器の楽しさは間近で触れることなんだ。」
「俺だって、遠くの客席を相手にするよりも…。」
「すぐそばに聞き手がいる方が張り合いがあるしね。」
「キミが聞きたいって言うならいつだって、大歓迎だよ。」
「俺としては、巴さんを堂々と家に招けてうれしいしね…。」
赤月(えええっ!?それって…?)
鳳 「…今から弾くのは、巴さんのために選んで、練習した曲なんだ。」
「それじゃ、行くよ。…あとで感想聞かせてね。」
赤月(こうして私は、合宿が終わってからも、充実した日々を送っている。)
(去年の今頃は、こんな風になるなんて、思っても見なかったから…。)
(時々、夢を見ているんじゃないかと思うこともあるけれど、紛れもない現実なんだ。)
(鳳さんに会えたことも、全部が現実なんだよね!)
(これからも、自分なりのペースで一歩ずつ進んで行こう!)