白紙

           

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・ナマ双子 赤月(ふわ〜ぁあ…眠いなぁ。えいやっと。起きろ、この頭!…あ、木更津さんだ。)
  「木更津さん、おはようございま〜す!」
木更津「おはよう。クスクス、キミっていつも朝から元気だよね。」
赤月「あはは、まぁ、それが取り得ってもんですし。」
  「…そうだ、木更津さん。私、合宿の初日に六角中の人たちと会ったんですよ。」
  「六角中って、前に木更津さんがいたトコですよね。もう、お友達と話をしたりしたんですか?」
???「あ、淳じゃないか。同じ建物にいるのに、けっこう会わないもんだな。」
木更津「ああ。…久しぶり。」
???「その赤いハチマキはなんだよ?」
赤月「…木更津さん、その人は…?(選抜ユニフォームだと学校もわかんないよ…。)」
木更津「ああ、これは六角中の木更津亮だよ。僕の双子の兄貴。」
木更津亮「おいおい、『これ』かよ?兄貴に向かって。」
木更津「いいだろ、別に?僕があとに生まれただけだろ。昔だったら僕の方が兄貴だし。」
赤月「あ、それ聞いたことあるかも…。でも双子に会うなんて初めてです!感激〜!あ、聞いてもいいですか?」

ふたり「なにを?」


→「双子ってどんな感じですか?」
木更津亮「別に間違えられることが多いってことくらいで、あとはフツーの兄弟と同じだよ。」
木更津「そうだね。つい同じことをやって張りあったり、ワザと全然違うコトしたり…。」
ふたり「入れ替わって、人をからかったり。」
赤月「はあ、そうなんですか〜。うーん、よくわからないですねぇ。」
  (入れ替るなんて、フツーの兄弟で出来ないと思うけど…。)
→「千葉には方言ってあるんですか?」
木更津「あるけど、今どきお年寄りよりしか使わないと思うよ。」
木更津亮「千葉って言っても広いから、場所によって、色々違うよ。」
赤月「へぇ〜、そうですか。確かに私もほとんど方言なんて使わないかも…。」
  「使ってるのは忍足さんくらい?あー、でも観月さんは帰郷したら使ってそう…。」
ふたり「観月がどうしたっって?」
赤月「あー、なんでもないです。あはは…。」
→「好みのタイプは同じなんですか?」
赤月「離れて暮らすと、一卵性双生児は同じタイプの人と結婚する、なんてテレビで見たことありますけど。」
木更津「離れてったって、まだ1年半しか経ってないしねぇ。」
木更津亮「それって、双子だって知らずに育った場合じゃなかった?」

赤月「あ、そうでしたっけ。(あれ…?はぐらかされちゃった?)」


赤月「すみません、変なこと聞いて。ありがとうございます。」
木更津亮「そろそろ朝食だろ?」
木更津「じゃあ、また練習で。」
赤月「はい、失礼します。」
  (双子をナマで見るなんて、すっごく得した気分。貴重な体験だよねぇ…。)

・ヘビ使い 赤月「あー、おいしかった。朝ごはんはちゃんと食べないとね!」
  (なんたって『朝食は黄金の食事』っていうのが、お父さんの持論のひとつなんだし!)
  (…あれ?那美ちゃんと鳥取さんがなにか話してる。)
  (ん…?必殺技、とか言ってる。)
  (面白そうだから、ちょっと混ぜてもらおうかな?)
  「ねぇねぇ、なんの話をしてるの?」
小鷹「うん、必殺技についてちょっとね。」
必殺技あり
鳥取「それで、いま必殺技を返すテクニックがあるんだって話をしてたの。」
赤月「えっ?返せるの!?知りたい、知りたい!」
鳥取「必殺技が来たら、方向キーを右側に2回入れてから必殺技ボタンを押すの!」
  「ライジング・カウンターっていうテクニックなんだけど、大抵の技は返せちゃうんだよ。」
赤月(大抵の技を返せるってことは、やっぱり、返せない技もあるってことだよね…。)
  (とは言っても、返せるのは大きいよね!)
  「なるほど、わかりました。ありがとう、鳥取さん!」
  (ライジング・カウンターか。いいこと知っちゃったな!)
必殺技なし
赤月「必殺技?それって、なに?」
鳥取「フィニッシュ・ショットのこと。試合を決めるための切り札ってとこかな。」
赤月「へぇー、なるほど。みんな持ってるんですね。」
鳥取「あなたも持った方がいいんじゃないかな。やっぱり、心強いよ?」
赤月「でも、それに頼りっきりじゃ成長しないし、私にはまだ、早いかな。」
桃城「よう、俺もいいこと教えてやろうか?」
赤月「あ、桃城先輩。なんですか、いいことって。」
桃城「小鷹ってよ、『へび使い』って呼ばれてんだぜ?」
赤月「へび使い?なんでですか?」
  「那美ちゃんが笛を吹くとへびがニョロニョロッとツボから出てくるとか…。」
桃城「違げぇよ。あれさ、海堂をうまいこと操ってっからだよ。」
小鷹「え、ええっ!?それは、その…。」
赤月(ああ、そっか。海堂先輩はマムシだからへび使いなんだね。)

赤月(…ん?那美ちゃんが海堂先輩を操る?どういうことなんだろ…。)

・厳しい現実
「本当は出来る奴」「落ちこぼれ」「サボリ」ルートで発生
赤月「あれ?榊コーチだ。どうしたんだろう?」
榊 「蘇我翔太、野川貴之、田山慶次朗、大園栞、勢田さくら!」
  「以上の者は、実力不足と見なし合宿参加資格を剝奪。すぐに出て行ってもらう。」
赤月「ええーっ!?」
真田「静かに!榊コーチのお話はまだ終わっていないぞ!」
榊 「これ以外にも予備軍はいる。心当たりがあるものは早々に態度を改めろ。」
日吉「フン。敗者切り捨て、上等じゃねぇか。」
・自由の森TS
早川「誰かさんも気をつけないとね〜。」

赤月「ううっ。」
  (これが現実なんだ…。つ、次は私の番?ううん、まさかね!)

・お洒落な会話
休息時
赤月(たっぷり休息したから、あとはエネルギーを充電するだけだよね。あ〜、練習時間が待ち遠しいな。)
練習時
赤月「今日の午前中も、練習キツかったから、ごはんが美味しいよ。」

跡部「おい。この席、座らせてもらうぜ。」

不二「この席、座らせてもらっていいかな?」
・コーヒー
赤月「あ、はい!どうぞ。」
  (不二先輩に…跡部さん。なんだか珍しい組み合わせ、だよね。選抜ならでは、かな。)
  「あれ?2人とも食事は済んだんですか?」
跡部「ああ。今は食後のコーヒーだ。」
不二「いい香りだね。」
  「インスタントじゃなくて、挽きたての豆を使わないと、この香りは出せないよ。」
跡部「ほう…さすがは不二、よくわかってるじゃねぇか。」
  「俺もコーヒーにはうるさい方だが、これならば及第点だな。」

赤月「へぇ…。」


→「ゆっくりコーヒーが飲みたいですね。」
跡部「そうだな。機会があったら、俺の家に来てみるか?最高のコーヒーを入れてやるぜ。」
不二「そうだね。じゃあ、今度、学校の近くの喫茶店に連れてってあげるよ。小さいけど、雰囲気のあるいい喫茶店なんだ。」
→「よくわからないです。」
跡部「フン…。まぁ、仕方ねぇな。」
不二「少し気をつけるようにすれば、きっと違いに気付くようになると思うよ。」
→「いい合宿所ですよね。」

跡部「まぁ、そうだな。」


赤月(というお洒落な話をふたりとした。ちょっぴり大人の世界って感じで楽しかったなぁ。)

・レコード
  「それにしても、珍しい組み合わせですよね?」
跡部「ああ。ちょっと音楽の話題で盛り上がってな。」
赤月「音楽?最新のヒット曲とかですか?」
不二「ちょっと違うかな。ボクはジャズやクラシックをレコードで聞くのが好きでね。」
  「跡部の家にもクラシックのレコードがかなりあるらしくて、その話をしてたんだよ。」
赤月「へぇ…レコードですか?CDじゃなくて?」
跡部「CDは便利だが、本当にいい音を聞きたいなら、レコードだ。」
  「上下の音域や豊かな音の広がり、包み込むような滑らかさ…聞くものが聞けば違いは歴然だ。」
赤月「へぇ…。クラシックって、どんなのですか?」
不二「そうだね…。ボクはモーツァルトとかショパンが好きかな。」
跡部「俺が聞くのは、ワーグナーやベートーベンが多いな。」
不二「へぇ、跡部らしいね。」

赤月「なるほど…。」


→「よくわからないです。」
跡部「フン…。まぁ、仕方ねぇな。」
不二「一度聞いてみるといいよ。そうすれば、きっとそのよさがわかると思うから。」
赤月「なるほど。」
→「いい曲ですよね。」
跡部「まぁ、そうだな。」
→「私も聞いてみたいです。」
不二「そうだね。じゃあ、機会があったら、ボクの部屋においでよ。」
  「レコードの音、1度聴いたらきっと病み付きになると思うよ。」

赤月「いいんですか?じゃあ、機会があったら、ぜひ!」


赤月(というお洒落な話をふたりとした。ちょっぴり大人の世界って感じで楽しかったなぁ。)

・神尾VS千石 千石「やあ、赤月さん。」
赤月「あっ、千石さん、こんにちは!」
千石「お昼はもう済んだのかい?」
赤月「はい。もう、終わりましたよ。」
千石「だったら、どう?これから軽く打ち合わない?」
赤月「いいですね!ぜひ、お願いしますよ。」
千石「じゃあ、コートへ行こうか。」
赤月「はい!」

赤月「さすがに空いてますね。」
千石「このあともハードな練習が待っているからね。身体を休めてるんじゃないかな。」
赤月「なるほど。」
???「なんだ、赤月も自主練か?」
赤月「あっ、神尾さん、伊武さん。こんにちは!」
  「これから千石さんと軽く打ち合うんですよ。」
神尾「へぇ、そうなのか。」
  「だったら、ダブルスしねぇか?そっちもふたり、こっちもふたりなんだしよ。」
赤月「そうですね。それもいいかも!」
千石「うん、オモシロい。その提案に俺も乗らせてもらうよ。今日のラッキーカラーは黒だしね。」
伊武「あー、また、神尾と組むのか…。(あの「リズム」ってセリフ、何とかしてほしいんだよなぁ。)」
神尾「なっ!?」
  「…そうかよ、わかったよ。俺が赤月と組みゃあ、文句はねぇな。」
千石「ちょ、ちょっと、待ってくれよ。なに勝手に決めてるんだよ。」
  「赤月さんを誘ったのは俺だってこと、忘れないでほしいな。」
神尾「千石さんのパートナーってことで赤月を練習に誘った訳じゃないっスよね?」
千石「そりゃあ、そうだけどさ…。」
赤月「あ、あのっ、ふたりとも、落ち着いてください!」
伊武「あーあ、赤月のせいでメチャクチャだね。キミが収拾つけるしかないんじゃない?」

赤月「そ、そうですね。わかりました!」


→「千石さん、お願いします!
千石「よぉし、ラッキー!改めてよろしくね、赤月さん。」
赤月「はい!」
伊武「(やっぱり、こうなる運命なんだ。)」
神尾「ボヤくなって!ほら、行くぞ、深司。」
千石「そんなに時間がある訳じゃないから1ゲームマッチで行くよ。いいかな?」
神尾「いいっスよ。さぁ、リズムを上げていくぜ、深司!」
伊武「…ああ。(まったく、リズムってなんだよ。バッカじゃないの。)」
神尾「なんか言ったか?」
伊武「別に…。」
☆勝ち 赤月「やったぁ、勝ちました!」
千石「うん、チームワークの勝利だね。」
神尾「ちっ、あー負けちまったか。」
伊武「(あー、負けたのって、きっと俺のせいなんだろうな。)」
神尾「そんなこと言ってねーだろ。」
☆負け 神尾「結構、楽しませてもらいましたよ、千石さん。」
千石「ははっ。俺たちの完敗だよ。なんだかんだ言っても、キミたちは息が合ってるよ。」
赤月「そうですね。その呼吸、見習いたいです。」
神尾「ははは、まぁ、お互いのいいとこも悪いとこも知り尽くしてるからな。」
伊武「(どうせ、悪いところの方が圧倒的に多いって、思ってるんだろうなぁ…。)」
神尾「そんなこと思ってねーって。」

→「神尾さん、お願いします!」
神尾「よろしくな、赤月!」
赤月「はい!」
千石「まさか、こんなことになるなんて…。」
伊武「確かにパートナーは神尾じゃないけど…。」
千石「そんなに時間がある訳じゃないから1ゲームマッチで行くよ。いいかな?」
神尾「いいっスよ。」
☆勝ち 赤月「やったぁ、勝ちました!」
神尾「ああ、いいリズムだったぜ!」
千石「うーん、負けちまったかぁ。」
伊武「(あー、負けたのって、きっと俺のせいなんだろうな。)」
千石「おいおい、そんなこと言ってないだろ。」
☆負け 神尾「ちっ、負けちまったか。」
赤月「いまひとつ、リズムに乗れませんでしたね…。」
千石「ははっ、俺の動体視力で神尾君のスピードを封じたからね。」
赤月「動体視力で…ですか?」
千石「足の動きや運び…つまり、体重移動の瞬間を見て逆方向に打ってるだけだけどね。」
神尾「くっ…。」
伊武「(走りまくるだけの神尾にはいー薬かもね。)」
千石「おいおい、少しはフォローしてやりなよ。」

→「伊武さん、お願いします!」
伊武「キミも物好きだね。俺なんかと組んで楽しいワケ?」
赤月「はい、とっても!」
伊武「…まぁ、キミが楽しいならそれでいいんだけど。」
千石「まさか、こんなことになるなんて…。」
神尾「……。」
千石「そんなに時間がある訳じゃないから1ゲームマッチで行くよ。いいかな?」
伊武「…はい。」
☆勝ち 赤月「やったぁ、勝ちました!」
伊武「まぁ、思ったよりもよかったんじゃない、ふたりの呼吸ってヤツ。」
千石「うーん、こっちは一度も呼吸が合わなかったなぁ。即席ペアじゃ、やっぱりダメかぁ。」
神尾「はは…よりによって、深司と赤月のペアに負けちまうなんてなぁ。」
伊武「(そうだよなぁ。まったく情けない話だよなぁ。)」
千石「おいおい、少しはフォローしてやりなよ。」
☆負け 神尾「結構、楽しませてもらったぜ、赤月。」
赤月「えへへ、私たちの負けです。でも、次やるときは負けませんからね!」
千石「おいおい、次も俺とはペアを組んでくれないのかい?」
赤月「えっ?あ、いや、言葉のアヤってヤツですよ、あはは!」
伊武「(あー、負けたのって、きっと俺のせいなんだろうな。)」

一同「……。」


千石「あっ、もう休憩時間も終わりだね。」
赤月「じゃあ、昼の合同練習も頑張って行きましょう!」
神尾「ああ、頑張って行こうぜ!」
千石「うん、頑張ろう!」
伊武「(ここで「頑張ろう」って言わないと、引くだろーなぁ。シラケるだろーなぁ。)」
  「じゃあ、言ってあげるよ。「頑張ろー。」」
一同「はははは!」

赤月(こうして、この日の昼休みは終了した。)

・河村の買い物 河村「やあ、赤月。」
赤月「あっ、河村先輩!」
河村「これから購買コーナーに行こうと思うんだけど、よかったら一緒にどうだい?」

赤月(どうしようかなぁ。)


→「すみませんけど遠慮します。」
河村「うん、わかった。…じゃあ、ここでね。」
→「行きます、行きます!」
河村「うん、じゃあ、行こうか。」

河村「もう、買い物はいいのかい?」
赤月「はい、もう終わりましたよ。」
  「河村先輩はなにを買ったんですか?」

河村「俺かい?…俺は今週号のマンガをね。」


→「合宿中にマンガですかぁ?」
河村「不謹慎かい?でも、気分転換も大切だと思うけどなぁ。」
→「なにが一番楽しみなマンガですか?
・希望が丘TC
河村「一番ってのは難しいけど、最初は熱血格闘物とかを最初に読むことが多いかな。」
赤月「あっ、そう言えば、昔、空手やってたんですもんね。」
河村「うん。亜久津なんかと一緒にね。」
赤月「亜久津さんとはいつ知り合ったんですか?」
河村「6歳くらいだったかな…。通ってた道場で知り合ったんだ。」
赤月「へぇー。」
・自由の森TS
赤月「あっ、その雑誌、面白いマンガが目白押しなんですよね!河村先輩は何が一番楽しみですか?」
河村「一番ってのは難しいけど、最初は熱血格闘物とかを最初に読むことが多いかな。」
赤月「あっ、そう言えば、昔、空手やってたんですもんね。」
  「やっぱり血が騒ぐんですか?」
河村「ははは、そうかもね。やっぱり友情・努力・勝利っていうテーマは燃えるよね。」
赤月「あはは、私も燃えます、それ!」
→「気分転換は大切ですよね。」

河村「うん、俺もそう思うよ。それに、続きも気になるしね。」


河村「もうすぐ合同練習が始まるね。そろそろ準備しないと。」
赤月「そうですね。私も急いで準備しなくちゃ。」
河村「買い物に付き合ってくれてありがとう。…じゃあね。」
赤月「はい!」

・試合 赤月(えーっと、今日の相手は誰だろう?)
  「…わっ、立海大付属のジャッカル桑原さんと丸井さん!」
  (つ、強いんだろうな、やっぱり…。)
・パーフェクト・ムラっ気
丸井「お前、けっこう強いんだってな。だが、きっちり倒してやるぜ!…ジャッカルが。」
J桑原「おいっ、俺かよ。」
赤月「言っときますけど、私、負ける気はないですよ。」
丸井「ふ〜ん、そりゃ楽しみだね。」

・本当は出来る奴
丸井「シクヨロ。せっかくだから俺の天才的妙技、たっぷり見て帰れよ。」
J桑原「お前には勝たせねぇよ。…ま、これも勉強のひとつだと思っておくんだな。」
赤月「…私は、精一杯やるだけです。」
丸井「ふ〜ん、そりゃ楽しみだね。」

・落ちこぼれ
丸井「ま、練習試合だかんな。やるしかねぇか。」
赤月「…は?(なによ、私相手じゃ、やる気が出ないって言うの!?)」
J桑原「お前には勝たせねぇよ。…ま、これも勉強のひとつだと思っておくんだな。」
赤月「…私は、精一杯やるだけです。」
丸井「ふ〜ん、そりゃ楽しみだね。」

・サボリ
丸井「シクヨロ。せっかくだから俺の天才的妙技、たっぷり見て帰れよ。」
J桑原「お前には勝たせねぇよ。…お前みたいなヤツにはな。」
赤月「…どういう意味ですか?(この人、ムカツク〜!)」
丸井「サボりまくりちゃんに、俺たちは倒せないってね。わざわざ解説してやるなんて、俺って優しい〜!」
赤月「…私だって、頑張るだけです!」
丸井「ふ〜ん、そりゃ楽しみだね。」
☆勝ち 丸井「…ま、なかなか楽しめたな。」
J桑原「…真田のビンタが飛んでくる前に逃げるか。」
☆負け ・落ちこぼれ
赤月「やっぱり負けちゃった…。強い、強すぎるよ。」
・サボリ
赤月「やっぱり負けちゃったかぁ。(ま、相手が相手なんだし、しょうがないよね…。)」

丸井「俺の天才的妙技、ちゃんと見てくれたかい?」
J桑原「俺たち立海大には、「負け」は許されねぇんだ。相手が悪かったな。」

・桜乃からの電話
条件:自由の森TSで、学生系コマンドを選択
赤月(あれっ、電話だ!?誰からだろう?)
  「はい、もしもし。赤月です。」
桜乃「あ、赤月ちゃん。私。竜崎桜乃です。」
赤月「あ、桜乃ちゃん。どうしたの?」
桜乃「別に用はなかったんだけど、ただ、どうしてるかなって思って。あ、ゴメン、今、忙しかった?」
赤月「ううん、全然!なにもすることなくて、ボーっとしてたとこ。」
  「桜乃ちゃんが電話して来てくれて、うれしいよ。」
桜乃「そう…よかった。」
赤月「青学のみんなは、どう?元気にやってる?」
桜乃「テニス部は、みんながいなくなって少しさみしいけど…。」
  「その分、おばあちゃんがなんだかすごく張り切っちゃって…。」

桜乃「あ、もうこんな時間。ゴメンね、長電話しちゃって。」
赤月「ううん、全然平気だよ。」
桜乃「でも、今日はそろそろ切るね。おやすみなさい。」
赤月「うん、おやすみなさい!」
  (桜乃ちゃんの、ほんわかした声を聞いたら、なんか和んじゃったかも…。)
  (おかげでぐっすり眠れそうだよ…。)

・恋せよ乙女
条件:希望ヶ丘TCで、学生系コマンドを選択
赤月(さっきからルームメイトのみんなと話してるんだけど。)
  (いいよね〜、こういう女の子同士のおしゃべりって!合宿の醍醐味って感じだよ。)
杏 「そういえば、あなたってテニスいつ始めたの?」
赤月「私、青学に来てからテニス始めたんですよ。」
杏 「そうなんだ!じゃあ、まだ始めて1年なのね。」
原 「私もそう。中学で始めたの。」
鳥取「原さんもなんだ。ちょっと意外だな。昔からやってるのかと思ったよ。」
赤月「じゃあ、その前はバレーボールとかバスケットボールとかやってたんでしょ?」
原 「…別になにも。実家が日本舞踊の家元だったからスポーツやる時間がなかったわ。」
杏 「それじゃ、なぜテニスを?」
原 「廊下で猫背を…正された。…真田さんに。」
  「で、身長を活かせるスポーツだって誘われたの。…男子テニス部に。」
赤月「な、なぜ!?」
原 「私、子供のころから和服かズボンしか着たことがなかったから…男子の制服で入学したんだ。」
  「…真田さんも本気で男子だと思っていたみたい。」
赤月(…確かにコートにいるとき以外はジャージだよね、原さんて。冷え性だからだと思ってたよ。)
原 「でも、真田さんと出会わなかったら私はここにいなかった。…とても感謝している。」
小鷹「なるほど〜。原さんがテニスをしてるのはそういうワケもあるんですね?」
原 「ちょ、ちょっと!誤解しないでちょうだい!別に真田さんのためじゃ…。」

小鷹「あら?やっぱりそうなんですね!」


→「じゃあ、なんとかしましょう!」
赤月「なーんだ!原さんは真田さんが好きなんですね!」
  「だったら応援しますよ。ねぇ、みんな!」
原 「ち、違うったら!だから余計なことはしないでちょうだい!」
赤月(この後、原さんに何回も念を押されちゃったし何もしない方がいいかなぁ。)
  (この合宿はチャンスだと思うんだけどな〜。)
→「それならアタックあるのみです!」
赤月「それならアタックあるのみですよ!」
  「自分の想いはちゃんと自分で伝えないといけませんからね!」
  (この後、原さんはすっかりご機嫌ななめになっちゃって大変だった。)
  (でも、本当に私たちのカン違いなのかも。)
→「じゃあ、なんとかしましょう!」 赤月「そういうことならもっと自分に自信を持たないとダメですよ!」
  「真田さんって背が高いから原さんと並ぶと絵になるし。」
  「大きい人はやっぱり大きい人が好みだとおもいますよ。」
原 「…大きい人が好みね。」
杏 「私もそう思うな。ねぇ原さん、ちょっといい?」

赤月「じゃあ、原さんはここに隠れててくださいね。」
原 「?…ええ。」
赤月「それじゃ、杏さん。作戦通り、あとは大きな人が通るのを待つだけですね。」
  (大きな人の好みが、自分とつり合うサイズの子だって言うのを聞けば、原さんの劣等感はクリアだよね!)
杏 「あ、来た。ねぇ石田君!」
石田「ああ、杏ちゃんに赤月か。どうかした?」
赤月「あの、唐突なんですけど石田さんの好みのタイプって教えてもらえませんか?」
石田「ええっ!?どうして…。…ずいぶん唐突な質問だなぁ。」

赤月「背が高いから…じゃなくって!」


→「不動峰を強くするために。」
赤月「不動峰をより強くするためにデータがどうしても必要なんです。悪い取引きじゃないと思いますよ。」
石田「なんだか、よくわからないけど不動峰のためなら喜んで協力するよ。」
→「ちょっと参考にしたいんです。」

赤月「ちょっと参考にしたいんです。人助けをすると思ってお願いします!」


石田「うーん、そうだな。背の低い子かな、強いて言えば。」
杏 「あ…。そ、そうなんだ。」
赤月「……。」
石田「ほら、俺ってデカいだろ?正反対の相手に惹かれるんだよな。無い物ねだりって言うのかな…?」
  「…あれ、どうしたんだ?急に元気がなくなったけど。」
赤月「い、石田さんのバカーッ!」
石田「お、俺、まずいことしたのかな?」

赤月(この後、原さんは無口になっちゃった。いや、元から無口なんだけどね。)
  (はぁ〜、これってやっぱり私のせいなのかなぁ?私のせいなんだろうなぁ…。)

・甘いもの好き
友情ポイントが高いと会話が若干変化
赤月「今日で合宿も半分だね。早いなぁ…。」
  「1ヶ月くらい前にすごく緊張してたのが、昨日のことみたい。」
杏 「1ヶ月前か。2月の今頃は、チョコの準備が大変だったな。」
鳥取「それって、バレンタインの?」
杏 「ええ。兄とテニス部のみんなにあげたの。」
赤月「へぇー、杏さんはマメなんですね。鳥取さんは誰かにあげたんですか?」
鳥取「私は樺地君に。…ほら、幼馴染だしね。」
  「そういう赤月さんは?誰かにあげたの?」
赤月「え、えっと。秘密でーす!」
  「バレンタインチョコって見てると、自分で食べたくなりません?」
小鷹「あー、わかるっ!美味しそうだもんね。」
赤月「だよね。原さんはどうですか?」
原 「…私は洋菓子よりも和菓子が好きだから。」
赤月「おまんじゅうとか、お団子ですか?和菓子もいいですよね。」
  「私の田舎の銘菓・鮎型饅頭なんか最高に美味しいんですよ!」
  「今度帰省したら、原さんにも買って来てあげましょうか?」
原 「…気持ちだけ受け取っておくわ。」
赤月「遠慮しなくてもいいんですよ?」
原 「…あ、気を悪くしないで。」
  「…こういうときって、どう答えていいか、わからないの。今まで経験がなかったから…。」
赤月「そういうときは、甘えちゃえばいいんですよ!」
原 「そ、そうなのか?」
  「…じゃあ、好意に甘えさせてもらおうかな…。」

杏 「あ、そうそう、チョコって言えば、美味しいチョコケーキを出すお店があるの、知ってる?」
  「甘すぎないから、和菓子好きな原さんでも気に入ってくれると思うな。」
小鷹「えっ、どこですか?教えてください!」
杏 「そうね。せっかくだし、合宿が終わったらみんなで出かけない?」
  「こうして合宿を通して友達になったんだし、ここだけで終わらせたくないわ。」
赤月「学校なんて関係なく…。いいですね!すっごく楽しそうです。」
原 「…馴れ合いは好きじゃない。悪いけど、先に寝かせてもらうわ。」
原 「…そうね。馴れ合いは好きじゃないけどライバルとしてなら嬉しい。」

赤月「じゃあ、とりあえず親睦を兼ねてケーキをからですね!」
小鷹「やっぱり食べ物から離れないんだね、巴は。」
赤月「むっ、じゃあ那美ちゃんは食べたくないの?」
小鷹「…ごめんなさい。食べたいです。」
赤月「うん、素直でよろしい。それじゃ、みなさん、約束ですよ!」
鳥取「…話は尽きないけど、そろそろ寝ない?明日も早いんだから。」
小鷹「あ、そうですね。じゃあ、電気を消します。」
一同「おやすみなさーい。」
ALICE+