→「じゃあ、なんとかしましょう!」
赤月「そういうことならもっと自分に自信を持たないとダメですよ!」
「真田さんって背が高いから原さんと並ぶと絵になるし。」
「大きい人はやっぱり大きい人が好みだとおもいますよ。」
原 「…大きい人が好みね。」
杏 「私もそう思うな。ねぇ原さん、ちょっといい?」
赤月「じゃあ、原さんはここに隠れててくださいね。」
原 「?…ええ。」
赤月「それじゃ、杏さん。作戦通り、あとは大きな人が通るのを待つだけですね。」
(大きな人の好みが、自分とつり合うサイズの子だって言うのを聞けば、原さんの劣等感はクリアだよね!)
杏 「あ、来た。ねぇ石田君!」
石田「ああ、杏ちゃんに赤月か。どうかした?」
赤月「あの、唐突なんですけど石田さんの好みのタイプって教えてもらえませんか?」
石田「ええっ!?どうして…。…ずいぶん唐突な質問だなぁ。」
赤月「背が高いから…じゃなくって!」
→「不動峰を強くするために。」
赤月「不動峰をより強くするためにデータがどうしても必要なんです。悪い取引きじゃないと思いますよ。」
石田「なんだか、よくわからないけど不動峰のためなら喜んで協力するよ。」
→「ちょっと参考にしたいんです。」
赤月「ちょっと参考にしたいんです。人助けをすると思ってお願いします!」
石田「うーん、そうだな。背の低い子かな、強いて言えば。」
杏 「あ…。そ、そうなんだ。」
赤月「……。」
石田「ほら、俺ってデカいだろ?正反対の相手に惹かれるんだよな。無い物ねだりって言うのかな…?」
「…あれ、どうしたんだ?急に元気がなくなったけど。」
赤月「い、石田さんのバカーッ!」
石田「お、俺、まずいことしたのかな?」
赤月(この後、原さんは無口になっちゃった。いや、元から無口なんだけどね。)
(はぁ〜、これってやっぱり私のせいなのかなぁ?私のせいなんだろうなぁ…。)