白紙

           

3/5

・親しみを込めて
赤月「ふわわ〜。まだ眠いかも…。」
☆菊丸 菊丸「おわぁ!大きなあくびだなぁ。食べられちゃうかと思ったぞ?」
赤月「あっ、見られてましたか。」
菊丸「女の子なんだからその辺のデリカシーを忘れんなよな。」
赤月「はーい、気をつけます。」
  「あ、そうだ先輩、ここで会ったのも何かの縁です。」
菊丸「な、なんだよ。なに企んでるんだ?」
赤月「企んでるって訳じゃなくってお願いがあるんですよ。」
  「あの、先輩のこと苗字以外で呼んでもいいですか?」

菊丸「え?なんて呼びたいの?」


→「菊丸先輩」
赤月「うーん、やっぱりいいです。菊丸先輩って呼びます。」
菊丸「そっか。まぁ、それが一番自然だよな。」
  「ほんじゃ、また練習のときにな〜。」
赤月(菊丸先輩、かぁ。結局、これまでの呼び方と同じだけど…ま、いっか。)

→「英二先輩」
赤月「英二先輩って呼んでもいいですか?」
  「大石先輩が名前で呼ぶの、いいなぁって思ってたんですよ。」
菊丸「別にいいよん!仲良しさんって感じだな。」
  「ほんじゃ、また練習のときにな〜。」
赤月(英二先輩、かぁ。なんか親しくなったって実感があって嬉しいかも!)


・はずかC話

赤月(お昼も食べたし、練習までは少し時間があるよね。)
  (うーん…なにしようかな?)
河村「あ、いたいた。ボードゲームするんだけど、よかったら参加しない?」
赤月「はい、ぜひ!」
跡部「だが、ただやるだけじゃ面白くねぇよな、アーン?」
桃城「んじゃ、負けたヤツはなんか罰ゲームしなきゃいけねぇってのは、どうスか?」
海堂「面白ぇ、望むところだ。」
菊丸「じゃ、じゃーん!こんなこともあろうかと、サイコロ持って来たよーん。」
赤月「わっ、大きい!あ、なんか書いてある。…「はずかC話」?」
菊丸「このサイコロに書いてあるとおりの話をしてもらうよん。」

赤月(よし、ゴールイン!)
  (あれ?私ってば、ブービー?)
  (ってことは…。)
☆菊丸 菊丸「ちぇっ。せっかく用意したのに、自分で使うことになるとは。」

赤月(サイの目、サイの目♪なにが出る♪)


→「痛かった話」
赤月「あっ、『痛かった話』だって!じゃ、英二先輩、お願いしまーすっ!」
菊丸「オホン、こないださぁ、ツメの間に泥が詰まっちゃったから、取ろうと思ってつまようじを…。」
赤月「ああーっ!!き、聞きたくないですっ!!」
菊丸「なんだよ、最後まで聞けよ〜。」
赤月「無理ムリ!そんなの聞いてるだけで痛くなってきちゃいますよ!」
→「悲しい別れの話」
赤月「あっ、『悲しい別れの話』だって!じゃ、英二先輩、お願いしまーすっ!」
菊丸「…実は去年の話なんだけど、すごくかわいくて、大好きだった子がいたんだ。」
赤月「えっ?」
菊丸「毎晩のように会ってたんだけど、それでも全然、あきなかった。」
  「向こうもたぶん、俺を気に入ってくれてた。」
赤月(ドキドキ…。)
菊丸「その晩もプレゼントを持って家を出たんだ。だけど、彼女はいなかった。」
赤月「ど、どうしたんですか?」
菊丸「近所の人に後で聞いた話だと、飼い猫だったらしいんだ。」
  「迷子になってウチの近所に来てたんだけど、飼い主が迎えに来たんだってさ。」
赤月「えっ!?ネ、ネコの話なんですか!?」
菊丸「そうだよん。何だと思った?」
赤月(ズ、ズルイ。英二先輩ってば、うまく逃げたな…。)
→「はずかC話」
赤月「あっ、『はずかC話』だって!じゃ、英二先輩、お願いしまーすっ!」
菊丸「オホン、俺んちさ、オウムを飼ってるんだけど、こいつの口癖が…。」
菊丸「『こら〜!英二!』なんだよにゃ〜。」
赤月「へぇ。一度聞いてみたいです。」
菊丸「聞かなくていいって。」
  「そんで、コイツがさ、俺のスポーツバックの中に紛れ込んでたことがあって。」
  「電車の中で突然、『こら〜!英二!』って言うんだよ。」
  「誰に怒られてるのかと思って、辺りをキョロキョロ見回しちゃったよ。」

赤月「あははは!それは災難でしたね。」


赤月(それにしても、あ〜、面白かった!さすがは英二先輩、話上手だったよね。)
☆河村 河村「…まさか自分の持って来たボードゲームでビリになるとは思わなかったな。」

赤月(サイの目、サイの目♪なにが出る♪)


→「はずかC話」
赤月「あっ、『はずかC話』だって!じゃ、河村先輩、お願いしまーすっ!」
河村「言いたくなかったんだけど…実は一度だけ、店でバーニングしちゃったことがあるんだ。」
赤月「ええっ!?間違って、ラケット握っちゃったんですか!?」
河村「ツケ場に持ち込みはしないんだけどたまたま、お客さんの忘れ物があって…。」
赤月「そ、それは大変だったでしょうね。」
河村「お客さんには気風がいいねって大評判だったんだけどね。親父にはこっぴどく叱られたよ。」
赤月(…いったい、どんな光景だったんだろ?)
河村「よく来たな、ウェルカーム!よっしゃ!握るぜ、バーーニングッ!!」
赤月「あはははは!それ、最高ですねー!!」
河村「…赤月、笑いすぎだよ。」
→「懐かしい話」
赤月「あっ、『懐かしい話』ですね!じゃ、河村先輩、お願いしまーすっ!」
河村「うん、夏はいつも上半身ハダカで腕立て伏せしてるんだ。暑いからね。」
赤月「えっ?いつもそうじゃありません?季節に関係なく。」
  「それに、いまのって、『懐かしい話』じゃなくって『夏らしい話』なんじゃ…?」
河村「あれ、そうだった?ゴメン、ゴメン。次に番が来たらちゃんと話すよ。」
赤月「もうっ、ズルいなぁ…。(河村先輩ってば、うまく逃げたな…。)」
→「信じられない話」
赤月「あっ、『信じられない話』だって!じゃ、河村先輩、お願いしまーすっ!」

河村「…で、そのお客さん、見た感じは華奢なんだけどすごい食欲なんだ。」
  「なにしろ、あっと言う間に50貫だからね。みるみるゲタが積み上がって…。」
赤月「すごーい!私にはとても無理ですよ。」

河村「親父も最初は笑って見てたんだけど途中から意地になっちゃってね、握るのと食べるのと競い合い…。」


赤月(こうして、この日の昼休みはみんなで大いに盛り上がった。)
  (でも、河村先輩があんなに話上手だったなんてちょっと意外かも。)
☆跡部 跡部「ちっ、まさか、この俺様が負けることになるとはな…。」

赤月(サイの目、サイの目♪なにが出る♪)


→「ラッキー当たり目」
赤月「えっ、『ラッキー当たり目』?」
跡部「ほう、当たり目か。どうなるんだ、菊丸。」
菊丸「しょうがないにゃ〜。ほい、跡部。歯ブラシセットをあげるよん。」
跡部「……。」
赤月(菊丸先輩ってば…サイコロだけじゃなくて、当たり目のための景品まで…。)
跡部「くだらん景品だが、せっかくだ。もらっておこう。」
→「はずかC話」
赤月「あっ、『はずかC話』だって!じゃ、跡部さん、お願いしまーすっ!」
跡部「俺には『いつものヤツ』で通じるくらいの、なじみの店がいくつもあるんだが…。」
  「あるとき1度、新入りの店員だったらしく、それが通じなくてな。」
  「まったくあの時は、恥ずかしい思いをさせられたぜ。」
  「いつものヤツ、と言って店員にキョトンとされてたら、こっちの立場はねぇからな。」
赤月「あははは!それは災難でしたね。」
  (でも…恥ずかしいのは恥ずかしいけど…。なじみの店って、すごいな…。)
→「夏らしい話」
赤月「あっ、『夏らしい話』だって!じゃ、跡部さん、お願いしまーすっ!」
跡部「夏になると、避暑地の別荘に行ったりもするんだが…。」
  「なんで高原の別荘地では、ロクにテニスをやったこともないような連中がテニスをやってやがるんだ?」
  「まったく、目障りで仕方がねぇよな。お前らもそう思うだろう?」
赤月「えっ?えーっと…別荘とか、行ったことないんで…。」
  (高原でテニスか…。一度やってみたいなぁ。)

  (私の故郷は、高原って言うより、高山だし。)


赤月(こうして、この日の昼休みはみんなで大いに盛り上がった。)
  (それにしても、あ〜、面白かった!でも、さすが跡部さん。話も上手だったなぁ。)

・切り株倒し
赤月(うう〜、疲れた。もう、クタクタだよ。)
榊 「集合しろ。」
赤月(よかった。もう、終わりかな。)
榊 「これから、特別メニュー、『切り株倒し』を行ってもらう。」
  「この練習は、今のように疲れ切っている時に行ってこそ効果のある練習だ。」
赤月(そ、そうなんだ?確かに、疲れ切ってるけど…。)
榊 「ボールを当てて、切り株を倒す。ただ、それだけだ。」
  「疲労で落ちたパワーで5球以内に、切り株を倒してみろ。」
赤月(うーん、結構大変そうだね。)
榊 「説明は以上だ。なにか質問は?」
→(攻略法を聞こう!)
榊 「いい質問だ。では、答えよう。」
  「サービスを打つ際、インパクト音に違いがあるのは、わかるな?」
赤月「はい。スコーン!とか、バシューン!って音ですね。」
榊 「そうだ。インパクトのタイミングが良ければ良いほど、激しい音が発生する。」
赤月「なるほど!つまり、より大きい威力を持っている訳ですね!」
榊 「これでサービスのタイミングをマスターしてもらう。」
  「試合同様、トスに対して振らなかった場合に関しては、球数としてカウントされない。」
  「…以上だ。他に質問がなければ、行ってよし。」
一同「はいっ!!」
→(なんとかなるよ。)
榊 「ないようだな。では、行ってよし。」
一同「はいっ!!」

☆成功
榊 「よし、完璧だな。行ってよし。」
赤月「ありがとうございました!」

赤月(こうして今日の特別メニュー、『切り株倒し』は終了した。)
  (もう、サービスは完璧だよね。)
☆失敗
榊 「基本からやり直せ。」
赤月「は、はい…。」

赤月(こうして今日の特別メニュー、『切り株倒し』は終了した。)
  (うーん、サービスって、奥が深いかも…。)

・試合
赤月「あ、ぎりぎり間に合った!練習試合、ちょうどこれからだ。」
  (えーっと、今日の相手は誰だろう?)
  (…山吹中の南さん、それから、東方さんね。)
  (このペアって、変なペア名があったような…なんだっけ?)
  (…とにかく、相手は基本がしっかりしているんだ、気を引き締めてかからないと!)
南 「お前…この前に対戦したときと全然顔つきが違うな。…なにがあったんだ?」
赤月「え?そうですかぁ?別に何もないですけど?」
  (だって、あんなこと、みんな、当たり前に乗り越えて来たことだよね…。)
東方「いいや、確かに違うぞ。…これは、アレだな。一皮むけたって感じだ。」
南 「ああ、なるほど。それなら少しは楽しめそうだ。」
☆勝ち
赤月「やった、勝ったぁ!」
南 「手ごわいだろうとは思ったがこれ程とはな…。」
東方「いい動きしてたぜ。このまま頑張れよ。」
☆負け
赤月「ウソ…。負けちゃった…。」
東方「結果はこうなったが、お前も悪くない動きしてたぜ。」
南 「ああ、なかなか楽しめた。次は頑張れよ。」

・聞いてたんですか?
条件:小鷹△フラグON時に散歩か学生系コマンド実行
・勉強
赤月「んっん〜〜っ…。(今日のお勉強はこれでおしまいっと!)」
  (頭を使うと糖分がいるんだよね。購買コーナーでチョコでも買って来ようかな…。)
・身だしなみ
赤月「んっん〜〜っ…。(今日の身だしなみはこれでおしまいっと!)」
  (あ、そうだ、今日はヘアカタログの最新号が出る日だったよね。購買コーナーへ行ってみよっと。)
・料理
赤月「んっん〜〜っ…。(今日のお料理はこれでおしまいっと!)」
赤月(あ、そうだ、ちょうど卵が切れちゃったんだ。購買コーナーへ行ってみよっと。)
  (あれ?なんだろう、この音?)
  (…裏庭に誰かいるみたい。ちょっと見て来よう!)

赤月(あっ、海堂先輩だ…。こんな時間まで練習?)
  (…すごい汗。どのくらいこうしているんだろう。)
  (やっぱり海堂先輩は尊敬できる人だなぁ…。)
  (そうだ!戻って、タオルとスポドリでも持って来てあげよう!)

赤月「海堂先輩っ!」
海堂「…あ?なんだ、お前か。なんか用でもあんのか?」
赤月「練習、お疲れ様です!差し入れ持ってきました。タオルとドリンクです。」
海堂「…ああ、悪いな。」
赤月「気にしないでください。私が勝手にしたことですから。」
  「海堂先輩の練習している姿を見たら何かしなくちゃって、思えたんです。」
海堂「…フン。誉めたって、なにも出ねぇぞ。」

赤月「あれ?誰かいるみたいですね。」
  「あ、那美ちゃん!」
小鷹「……。」
赤月「那美ちゃんも練習に来たの?」
  「え!?那美ちゃん、どうしたの!?」
  「ラケット、置いて行っちゃった…。」
海堂「…どうしたんだ、アイツ。」
赤月「様子がおかしかったですね。私ちょっと、話してきます!」
  (脚には自信があるし、いまからでも追いつけるよ!)

赤月(よーし、追いついた!)
  「待って、那美ちゃん!」
小鷹「……。」
赤月「えへっ、脚の速さは私の方が上みたいだね。」
  「はい、ラケット、落としたよ。ダメじゃない、大事な物なのに。」
小鷹「…ありがとう。」
赤月「どうしたの?急に走ったりして…。海堂先輩もビックリしてたよ?」
小鷹「…だって私がいたら邪魔でしょう?」
赤月「?????邪魔なわけないじゃない。一緒に練習しようよ。」
小鷹「…巴、全然、わかってないんだね。」
赤月「なんのこと?言いたいことがあるなら言ってよ。」
小鷹「あのね、私…海堂先輩のこと、好きなんだ。」
赤月「…へ?好きって…?」

小鷹「先輩として以上に、好きなの。…あなたは?海堂先輩のことどう思ってるの?」


→「よくわかんない」
赤月「うーん、急にそんなこと言われてもよくわかんないよ。」
  「海堂先輩のことは尊敬してるけど、好きって訳じゃないし…。」
  「でも、もちろん嫌いでもないし。うーん…。」
小鷹「…そうなんだ。」
→「あくまで先輩だよ」
赤月「あくまで同じ部活の先輩だよ。それ以外には特になにも思ってないし。」
小鷹「…本当に?」
赤月「こんなときにウソなんてつかないよ!」
小鷹「そ、そうだよね。ただの先輩なんだ。…よかった。」
  「私、カン違いしちゃって。あなたも海堂先輩が好きなのかなって…。」

小鷹「あっ!あの、このことは先輩には言わないでね?」
赤月「わかってる。誰にも言わないから安心してね。」
小鷹「それじゃ…私、自主トレに行って来るね。そのつもりで出て来たんだし。」
赤月「私は部屋に戻るね。じゃあ、頑張ってね!」
  (那美ちゃん、海堂先輩のこと好きなんだ。…知らなかったな。)
  (応援してあげたいけど、なにか私にできることってあるかなぁ…。)
→「…私も好きなんだ」
これを選ぶと3/7の相手が海堂&小鷹になる
赤月「…私も、海堂先輩のこと好きなんだ。」
小鷹「やっぱり。そうじゃないかと思ったんだ。」
赤月「じゃあ、私たちってこっちでもライバルなんだ。」
小鷹「…あなたには負けない。テニスも、海堂先輩のことも。」
赤月「私も負ける気なんてないよ。正々堂々、戦おうね。」
小鷹「それじゃ…私、自主トレに行って来るね。そのつもりで出て来たんだし。」
赤月「私は部屋に戻るね。じゃあね!」
  (那美ちゃんか…。強力なライバルだよね。)
  (ダメダメ、弱気になったら海堂先輩を奪われちゃうよ!)

  (…って、まだ私のモノじゃないけどね。)


赤月「ひゃっ!?」
海堂「……。」
赤月「…か、海堂先輩!?いたんですか!……い、いつから?」
  「か、海堂先輩?いまの、ひょっとして…。」
海堂「………あ…ああ。」
赤月「あは、ははは…。聞いちゃったんですか…。」
  (どうしよう〜!めっちゃくちゃに、気まずいよ。)
  「あ、あはは…。あのっ、そのっ…失礼します!」

赤月(どうしよう…。明日、どんな顔して海堂先輩にあったらいいの!?)

・転校 赤月(…まだこんな時間かぁ。今日は時間の流れが遅く感じるなぁ。)
  (………。)
  (…まだ心臓がバクバク言ってる。とにかく、落ち着かなくっちゃ。)
  (もう少し散歩して、頭をクールダウンさせれば落ち着くよね、きっと!)

赤月(あれ?インドアテニス場から、音がする。)
  (まだ誰か、練習してるのかな?よし、行ってみよう。)

赤月「うわ…す、すごい。」
  (コートで、打ち合ってるのは、樺地さんと鳥取さん…2人とも、まるで試合みたいな迫力だよ。)
  (そして、コートの脇には、氷帝のメンバーが勢揃い。見ているだけで圧倒されそう。)
☆跡部
跡部「なんだ、赤月か。なにしに来たんだ?」
赤月「いえ、たまたま、通り掛かったんですけど…。すごい試合ですね。」
跡部「樺地のパワーを、鳥取も技術でよくさばいている。確かに観るに値する好ゲームだ。」

☆向日
向日「ああ、巴か。なにやってるんだ、こんなところで。」
赤月「たまたま近くを通り掛かっただけなんですけど。」
  「それにしても、すごいですね。氷帝軍団、勢揃いって感じで。」
  「あれ?…芥川さんは?」
向日「ジローのやつ?アイツがこんな時間に、起きてるワケねーだろ?」
赤月「な、なるほど。納得。」

☆鳳
赤月「鳳さん、なにやってるんですか?」
鳳 「巴さん。見ての通り、試合を観てるんだ。」
赤月「勢揃いって感じですよね。」
鳳 「ああ、この合宿が最後の機会かもしれないから、ね。」
赤月(そうか。跡部さんたち3年生は、もう卒業しちゃうから…。)
  (後輩の試合を観る機会も、あまりなくなっちゃうのか。)

☆日吉
日吉「赤月か。今、忙しいんだ。邪魔をするな。」
赤月「は、はい…。」
  「日吉さん、ずいぶん熱心に、試合、観てますね?」
日吉「氷帝の頂点に立つためには、あのバケモンを倒さなければ…。まずは、そこからだ。」
赤月(なるほど。だから、樺地さんのプレイを観察してる、って訳か…。)

跡部「…よし、そこまでだ。樺地、鳥取、上がれ。悪くない試合だったぜ。」
樺地「ウス。」
鳥取「最後だし、勝つつもりだったんだけど…やっぱり、樺地君には敵わなかったな。」
忍足「なに言うてんねん。樺地を相手にあれだけやれる女子がお前の他におる訳ないやろ。」
  「転校先でも、女子のエースの座は、間違いないわ。」
赤月「えっ…転校!?転校ってもしかして…。鳥取さん、どういうこと!?」
忍足「(しもた!)」
向日「(バカバカ侑士!)」
鳥取「…ごめんなさい、黙ってて。私…4月から、転校するんだ。」
  「関東大会での、肘の故障で、私には特待生の資格はもう、なくなってたから…。」
  「榊先生と跡部さんの計らいで、なんとか、学年度末までいられたけどね。」
赤月「そ、そんな!肘の怪我は、もう完治してるんでしょ!?」
  「だったら、氷帝にいればいいじゃない!」
  「特待生が無理なら…奨学生とか、なにかあるでしょ!?」
鳥取「……。」
跡部「怪我を甘く見るなよ。一旦治ったと思っても、再発することもある。」
  「ケアを万全にするためには、どうすればいいか、お前も医者の娘ならわかるだろうが。」
赤月「えっ?じゃあ、転校先って、もしかして、お父さんが…。」
鳥取「名古屋の学校、紹介してくれたの。赤月さんのお父さんの診療所にも、通える距離よ。」
赤月「そうなんだ!ひどいよ!鳥取さんもお父さんも、なにも教えてくれないんだもん!」
鳥取「ごめんね。赤月さんとは、勝負だけに集中したかったから。」
赤月「鳥取さん…。」
鳥取「Jr.選抜が、氷帝学園テニス部の鳥取ナヲミとして、最後の試合。」
  「悔いのないよう、精一杯戦うつもりだよ!」
赤月「うん!頑張ろう、鳥取さん!」

赤月(この日、部屋へ戻る途中、鳥取さんといろんな話をした。)
  (転校先の出した条件のひとつは、選抜で女子シングルスでの優勝、もしくは準優勝なんだって。)
  (鳥取さん、ミクスドに出ないんだ…。)

・めーたんの友達
小鷹「そろそろ消灯時間ですね。電気、消しましょうか。」
杏 「あっ、ちょっと待って!赤月さんに見せたいものがあるの。」
赤月「私に?なんですか?」
杏 「ほら、これ!」
赤月「手のひらサイズのぬいぐるみ?…ああ〜!めーたん!?」
小鷹「わあ、色まで全く同じだね。めーたんをそのまま小さくしたみたい。」
鳥取「この子、どうしたの?」
杏 「今日、買い出しを頼まれて街まで行ったんだけど。」
  「ちょっと寄り道した雑貨屋さんに、この子がいたの。」
  「一目見て、もうびっくりして!思わず買って来ちゃった。赤月さんにあげるわ。」
赤月「えっ、いいんですかぁ!?」
杏 「ええ。そのつもりだったしそんなに喜んでくれてるしね。」
赤月「ありがとうございます!じゃ、この子は今日からぷちめーたん、です!」
鳥取「きっと、離れ離れになってためーたんのお友達なんだよ。出会えてよかったね。」
小鷹「見てみて、並べてみたらなんだかめーたんも喜んでる感じしない?」
赤月「うん!」

☆希望ヶ丘TC
赤月「あれ、原さん?顔が赤いですけどどうかしたんですか?」
原 「…かわいい。すごく、かわいい。」
赤月(原さん、すごく熱っぽい目でぷちめーたんを見てる。そんなに気に入ったんだ。)
  (…うーん、よしっ!)
  「それじゃ、このぷちめーたんは原さんにあげます!いいですよね、杏さん。」
杏 「あなたがいいのなら私は構わないわ。」
原 「えっ!?私、そんなつもりじゃ…。」
  「それに、またこの子たちが離れ離れになってしまうわよ?」
赤月「いいんです。」
  「原さんのところにいるってわかっていれば、離れ離れでも寂しくないですよ。」
原 「…わかった、大切にするわね。橘さんもありがとう。」
杏 「うん。かわいがってあげてね。」
☆自由の森TS
早川「こんなことではしゃいじゃって。あなたって本当に小さな子供みたいねぇ。」
  「でもまぁ、赤月さんが楽しいなら、いいか。」

鳥取「あ、いけない。消灯時間過ぎちゃったかも。さあ、寝ましょう。」
一同「おやすみなさーい。」

赤月(今日はそこそこ疲れたなぁ…。また明日も頑張らなくっちゃね。…おやすみなさい。)
ALICE+